王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

爺の優雅なひと時 その2

2005-10-26 18:20:26 | 生活(地域)
昨日は靖国神社に参拝したけれど印象が余りにも重いので気分転換に近くの銭湯に出かけた 今日は週代わりになる2階の浴場に バリアフリーとかでエレベーターまで付いている 勿論爺は行きは息も絶え絶えに自分の足で上がった 民家より天井の高さが有るので踊り場が二箇所にあった 

前回あった兄さんが来ていた 爺は目がよく見えないけど 両肩に竜の絵柄の刺青があり片側だけ墨が入っていて竜の口にも朱が入っている 反対側は線だけ 痛いから止めたか金が無くなって止めたか やりかけかな どうしてかなーなんて そういえば子供の頃 全身に金太郎が山姥に抱っこされていたり金太郎が鯉の背中に掴っていたような見事な彫り物をした爺さん方がいたなー 子供同士ふざけていて水など掛かると“ここは子供がふざけるところでないよ”と割合普通の声で注意される びくっとすくんでいると“わかったら返事をしな”と促されびびる 女湯との仕切り越しにお母ちゃんモー出るーなんて叫んだっけ 返事はもう少し暖まりなーに決まっているよね 或いは子供の頭くらいある金玉をしたおじさんなんかが体を洗っていたっけ

前回は洗髪後のジェルを忘れたので今日はしっかりお風呂セットの籠に さて髭をそろうとするとかみそりとシェービングクリームが入っていない

一度に二つの注意が出来なくなっているのだ そのうちパンツを穿いたまま浴室に向かうかもしれない 爺さん パンツパンツなんて注意されたりして もう少し進むと出る時番台からお客さん パンツパンツなんて声が掛かったら銭湯ストップだね そうなるまでもう少し間がありそうだからサウナとジャクジーを楽しませてもらおう 

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爺 靖国神社参拝する

2005-10-25 17:21:30 | 靖国関連
秋晴れの今日 昼前靖国神社へ参拝した 平日のためか参拝者の数は少なく大鳥居をくぐって大村益次郎が載っている大石柱を左に回って手水所へ うがい手水で身を清め本殿へ 参拝者が少ないせいで本殿正面で二礼二拍一礼の参拝をゆっくりとすませた 靖国神社という箱物(ハード)は鎮守の森とみれば都心の一等地に緑を残し環境に優しい場所である 

参拝を済ませ境内の一角にある就遊館を尋ねた 路上千代田の会との案内板をみた近くに海軍の水兵服と水兵帽を被りラッパを持った年配者にであった 多分航空母艦千代田の生き残りみたい 帽子に千代田の文字があった さて就遊館であるがコンクリート造り二階建ての立派な記念館に見える 一階のロビーは無料で零戦52型、タイで活躍した機関車、大きな大砲二門,売店と日露戦争百年展の展示場があった 二階は有料で小劇場が幾つかある 最初の小劇場で映画《明治天皇と日露戦争》を上映している 一寸のぞくつもりで入ったらちょうど203高地を沢山の死傷者をだして占領するところ 若い日の高嶋政信が乃木将軍の二男坊の役ででていた その後ロシアバルチック艦隊と東郷艦隊の決戦 つい最後まで見てしまった 大幅に予定時間オーバー ついでいろいろな軍事上の展示物を拝見 

順路途中で二軒目の小劇場でドキュメント映画《私たちは忘れない》を途中から見た この映画の主張は 満州は正当な手段で得た日本の権益である 大東亜戦争は米国が兆発しておきた防衛戦争である 負けた結果開かれた極東裁判は不当だ 大勢の若者が玉砕特攻などで尊い命を国のため捧げた だから忘れないとの事であろう 何だか靖国神社のホームページを画像でみている気がした 出てからパンフレットを読むと企画制作 日本会議.英霊にこたえる会 後援 靖国神社だ さらに幾つかの展示を見て最後が数百枚に上るであろう戦死者のお写真と遺書遺品の類 もう痛ましい 頭がくらくらする 出口にアンケート用紙があり感想帳も置いてあった 熱心に書き込みをされている方が二人いたが爺は頭がまとまらないので止めてでた 
境内で買い求めた英霊の言の葉(主に遺言遺詠の類)の中で兵隊さんが内地に残した妻や子供達に送った手紙が沢山載っている その一部
----最後の一兵までもと覚悟は出来ている 内地ではいろいろと大変なことがあるだろう 最後に子供をたのむ 男の子二人は第二の日本を背負ってたつ子供だ 大事に育てて欲しい あまり叱らない様にくれぐれも子供を頼む 戦地でも頑張るので内地でもみんな力をあわせて頑張ってほしい 静子さんへ 御母さんのいいつけを能く聞いて勉強しなさい そして勉や徹ちゃんをよくもりして内の為になりなさい 御父さんはお国の為に支那に行って働くのですから 帰る時にお土産を買ってあげます xx先生に宜しく云ってください ではさやうなら 父より
合掌

荘厳なお社(ハード)と就遊館(というソフト)の発信する“日本民族の誇り、命を国に捧げた、悲しくも尊い”なんとも逆らいがたい心の深部に届く言葉の力だ もし爺が中学生か高校生であったならばためらい無く就遊館友の会に入会しただろう 靖国神社の発する言の葉は日本民族の心の奥に触れる内容を持っているのだ 爺はこの言の葉の力から回復していないが思う このなんともやりきれない気持ちを起こさせた人は誰か 何故そうしたのか そしてどうなったのか 相手の人にはどの様な事が起きたか 再び起こさない為にどう考えているのか この視点を全く欠落させた愛国心の高揚は偏狭な愛国心と呼ぶべきで良くない事であると 但しこの装置はよーく考えられた企画と脚本そして演出と参拝者に対し素晴らしい効果を挙げていると思う

二度と再びこのような悲惨な戦争を起こさないと誓うなら日本人の中で誰が満州国を作り日華事変へ戦火が拡大しついには大東亜戦争という米英蘭中を相手の大戦争になったのか 可哀想なのは兵隊さんとその家族だけでなく戦略爆撃という新しい戦争法により内地の家族さえ70万人も亡くなった事実を考え合わせれば兵隊さんの勇戦を顕彰するだけでは視野が狭いと思う 兵隊さんの勲が光であればその影を映さないと そして再発防止の方策を明示しそれを守る様にしないといけない 小泉総理はこのような環境を整理してお参りしないから 彼が言っている事とやっている事に違和感を感じさせ国論を二分する そこで海外からも 参拝するなとか war shrine (行ってみて思ったが 戦争を賛美する神社ほどの意味であろう)にお参りとか 間違った反応を引き起こす事になっている
とにかく凄く疲れた            
 
   


 
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少子化問題 その4 日経社説より

2005-10-24 09:02:17 | 少子化問題
日経22日付け社説政府の少子化対策につき解説と仏独の経済支援策に言及していた 爺が理解したことは “少子化の原因”について 非婚化晩婚化の進行 夫婦の出産力低下をあげて 対策として 保育所や育児休暇制度を核に(仕事と家庭の)両立支援、所得税の控除、児童手当などの経済支援に重点を置いてきた しかし保育所も全国的には数を満たしてきたものの大都市では不足しており東京都では待機児童5200人に上る 又女性の7割が出産を機に退職しておりいることから支援策に綻びも見えると


続いてわが国の児童に掛ける金が先進国の中でも非常に少ないこと 要望の多い現金給付についても予算難と仏独二国の例を上げ (日本での実態を考えればとの意と考えるが)保育サービスが不備だったり学校が半日制で給食も無いなど母親のフルタイム就業を阻む社会環境がネックだからだ。支援が整合性を欠き、一部が尻抜けでは、投じた巨費も死に金となると結んでいる
以下はよそのブログから 内閣府が10月8日付で発表した「少子化社会対策に関する子育て女性の意識調査」によると調査は、子育てを経験している母親に少子化対策のために重要だと考える施策を複数回答で質問した。母親が求めているものは、
  1:保育費や医療費、児童手当などの経済的支援 69・9%
  2:保育所などの充実 39・1%
  3:出産・育児休業や短時間勤務の促進 37・9%  という結果だった
20代から40代の母親の7割が、子どもの教育費や医療費などで家計を支援する施策を求めていることが分かっている。子育てにかかる経済的な負担が、少子化対策の障害になっている実態を示しているといえそうだ(この方の意見)

爺の考える少子化問題はちと角度が違う(10月21日の少子化問題その2を乞参照)
しかし今目前にある問題を解決するには上記経済的支援は子育てを容易にするとの点で賛成する 

もう一度爺は考える 少子化対策の障害は金の問題か 金がもらえれば解決するか
一番の問題は子育てに当たる大切な時期に母親が子供を保育園に預け働きに出る 出ざるを得ない現状が間違っているという事だ 子供は生まれる前から母親の胎内に1年いて昔は生まれた時1歳と数えた 母親と子供の結びつきはかくも強いのです 泣き叫ぶ赤子を保育園に預けて止まらぬお乳を押さえて働きに出る この現状を母子共に酷い可哀想にどこか変だなと思わなければ!

“フルタイム就業を阻止する社会環境がネック”だと“母親の家庭における子供の養育を阻害する社会環境がネック”なのではないか!

爺は提案する
結婚して子供が出来たら奥さんは10年就職をしないことを条件に育児手当を年間240万円受け取れる(金額は妥当と思われる額を婦人の意見で決めればよい) 2児以降は加算手当てを加える 夫婦で子供をしっかり育ててください という国の意思表示になる 近所の保育園や幼稚園は適宜利用してください 子供が家に帰る時間には母親が家にいることが大切です たまには園の企画に参加してください 育児に余り金が掛からなくなれば父さんもハチャメチャに残業することは無いからたまの休みは子供と遊べる 爺婆が近所にいたり二世代住宅であればなお結構なことだ 爺が若い父親であった頃幼稚園児の好きな言葉は“お父さん 頑張って”“御母さん笑って”であった いまの園児はどんな言葉が好きなのであろうか


予算であるが衆参議員の定数半減、海外大公使館の半減(大航海時代であるまい 宇宙衛星にテレビ電話インターネットの利用を考えよう)国連分担金不払い ODA
削減 特別会計の廃止統合 それでも足りなければロートル自衛隊員の減員 いよいよだめなら 無利子の10年もの国債を日銀に引き受けさせれば良い 10年経ったらもう10年借り換え 日本民族の新しい命のためだ これ位やって骨太の改革である 

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小泉総理 靖国参拝 その5

2005-10-23 14:24:58 | 靖国関連
今朝民放テレビを見ていたとか格好を付けちゃって 実はサンデープロジェクトを見ていた
冒頭町村外相が出て語った その中で小泉総理の靖国参拝について1:極東裁判の結果は受け入れている 2:A級戦犯は犯罪者と認識している 3:この度の戦争で周辺国に多大の迷惑と掛けたことを反省している 4:この度の戦争で国のため命を捧げた方々に哀悼と感謝の念を表すためお参りしている との見解を外務省のホームページに乗せるべく手配中と原稿を手にして見せた 12と3が本当で4を行いたいのであれば靖国神社で無い場所で相応しい場所が有りそうなものをと爺は思う

数日前ラジオの人生相談で28歳の息子が離婚躁鬱で悩んでいる母親の話があった“母親が口では学歴を気にしないと言いながら、態度でそれを押し付ける それでは子供はどうして良いか分からず人格は分裂する”と心理学者である回答者はアドバイスしていた
小泉さんの思想と行動が一致しないから国論が半分に割れる 似たような話だなーと思い出した 靖国神社はホームページで大東亜戦争を祖国防衛戦争と主張している もう少し視野の広い愛国心を訴える方が神社にも参拝者にも良いと思うけれど
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少子化問題 その3 楢山節考

2005-10-22 23:20:01 | 少子化問題
少子化問題と高齢化の問題は今の日本にとって切り離すことの出来ない そう紙の裏表の様な関係だと思うのです
昔 昭和32か33年頃 楢山節考という小説が賞をとり続いて映画化された 舞台は奇矯な行動が目立つT知事の治めるN県は楢山という山麓にある貧しい農村 収入が一定で子供が増えるから老人は還暦に為ると楢山に息子に追われて捨てられる 雪の中鐘を鳴らして念仏を唱える 消えた時がお迎えの時 姨捨伝説に素材を取っている 主人公のおりんばあさんはまだ前歯が丈夫でそれが恥ずかしいとして石臼にぶつけ欠こうとする 雪も降りだし楢山行きに嬉々として余念が無い 一方隣の爺は楢山なんぞ行きたくない そこから起こる人情の葛藤を書いた様なと記憶する 

日本人は以下のような選択を好まないが敢えてする
百人載りの船が沈む ボートには六十人しかどうやっても乗れない 或いは某国のミサイル発射に対し百人の避難民に六十人しか退避壕に収容できない もっと現実味がある怖い話は百人に対し六十人分しか食料が無い 配給の基準の優先順位をつけよという事だ 正解は無いかもしれない でも決めておかないと無用の混乱で助かるべき六十人も死んでしまう あなたならどうする

爺ならばまづ子供づれの夫婦、妊婦、幼児、医師看護婦、保育士助産婦、小中学校教師、警察消防官、20歳までの男女、30歳までの男女、以下60歳までの男女
で自力歩行可能なもの まもなく3分の1が65歳以上というから この辺で満員と為ろう

いずれにしても爺婆は最後だ でも彼らは選挙権があり小金があるから文句が出るだろうな 20歳までの人は選挙権が無いからね そう若くても年金未納、選挙に行かず、定職なし、引きこもり等も優先順位を落としても良いね

勿論 官僚や政府の役人は一番最後さ 
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