蒼井優さんの助演女優賞他で評判の映画「フラガール」です DVDが出来ましたので爺も見ましたよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
話は昭和40年(1965年)秋、福島県いわき市にある常磐炭鉱が石油に押されて規模縮小を余儀なくされている頃の話です
常磐炭鉱は失業する従業員の受け皿として1日2000トンも湧き出る温水を利用して温泉付き娯楽センターを考えたようです 今風に言えばコンセプトは北国?のいわき市に「常夏のハワイ」をとの事でやしの木とフラダンスです 一時期「常磐ハワイアンセンター」として名を売った施設です
話の大筋はそこで目玉のフラダンスを踊る娘達と指導に当たる先生の愛情、苦労そして根性物語です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
爺が感じた事を二つ三つ:
その1
常磐炭鉱が労組に4割2000人の解雇通告をする頃それぞれが自分の生き方を考える
早苗(徳永えり)は幼友達の紀美子(蒼井優)を誘いフラダンスのダンサーに応募します
1ヶ月程の稽古が終わる頃、父親の解雇が決まります 彼は他に芸は無し「夕張炭鉱」に移る事を決めます
2006年9月の映画ですが夕張市の問題の根を表現しています
早苗は幼い弟妹の為父に従います 別れ際に「一生でこんな楽しかった時(稽古に明け暮れした時期)はない」と言い紀美子に別れを告げます
日本はまだ貧しかった頃の話しです
その2
炭鉱で落盤事故があり重傷者も出たようです しかし先生(松雪)は「プロは親の死に目に会えない」覚悟で精進しなさいと気合をいれます
たまたま小百合(南海静ちゃん)の父親が「小百合の名前を呼びながら」息を引き取る 地域の組合長は先生を「人情の面とセンターに組する人達という括りで」人でなしと罵ります
その3
紀美子の家は三代続いた炭鉱一家 母千代(富司純子)も夫を落盤事故で失っていますそれでも無理をして娘を高校に通わせているのですからフラダンス等気に入らず紀美子は勘当同然です そんな折夕張の早苗から郵便が紀美子に届きます 稽古場に届ける母 一人稽古着で練習に励む紀美子 母は何かを感じます
その4
その帰り道元炭鉱夫の園丁が組合長に土下座をして頼み事をしてる場に差し掛かります 温水管の具合が悪くこのままでは椰子の木が枯死する恐れがあるのでストーブを貸し出す様皆に声を掛けを願っている所でした センターの人間を裏切り者として受け入れない組合長達 母はリヤカーを引いて近隣から石油ストーブを借りて回ります 「石炭以外でも皆に喜んでもらい働ける場があるのは良い事だ」と組合長に断りを入れて
その5
傷心の先生は電車で炭鉱を去ります 追いかける娘達。発車の時間が迫り右往左往する娘達 紀美子は先生の姿を見つけ反対側のホームで普段着のままフラを踊ります 「フラの動作には一つ一つの意味がある」と教わった事を思い出しながら
私は・貴女を・とても・愛してます 私は・貴女を・とても・愛してます
発車する電車ーーー
その6
あれやこれやの準備もなんとか済み今日は公演初日(1月16日のはず)
どうしようもなかった娘達の見事な群舞、そしてそこへ入る紀美子のソロ、花冠に早苗が送ってくれたハイビスカスの造花を挿して なんと会場には母がこっそり見に来てくれているでは有りませんか
満面に笑みを浮かべ全身に喜びを表現して踊ります どうやら公演は大成功です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_s.gif)
それから10年常磐炭鉱は完全廃坑になりました
従来の生き方から一寸見方を変えて勇気を持ってそちらに踏み出せば新天地があった頃の日本の話です
近頃とみに老人力(物忘れ、繰り言、ボケ等)が付いてきた爺ですが紀美子役を演じた蒼井優さんは顔と名前が直ぐ出てきて結びつく印象的な女優さんです
賞総なめも良く判る まだ映画(DVD)を見てない方はお試しあれ 涙腺の緩い方はハンカチを用意される事もお勧めします
写真:蒼井優さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
話は昭和40年(1965年)秋、福島県いわき市にある常磐炭鉱が石油に押されて規模縮小を余儀なくされている頃の話です
常磐炭鉱は失業する従業員の受け皿として1日2000トンも湧き出る温水を利用して温泉付き娯楽センターを考えたようです 今風に言えばコンセプトは北国?のいわき市に「常夏のハワイ」をとの事でやしの木とフラダンスです 一時期「常磐ハワイアンセンター」として名を売った施設です
話の大筋はそこで目玉のフラダンスを踊る娘達と指導に当たる先生の愛情、苦労そして根性物語です
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爺が感じた事を二つ三つ:
その1
常磐炭鉱が労組に4割2000人の解雇通告をする頃それぞれが自分の生き方を考える
早苗(徳永えり)は幼友達の紀美子(蒼井優)を誘いフラダンスのダンサーに応募します
1ヶ月程の稽古が終わる頃、父親の解雇が決まります 彼は他に芸は無し「夕張炭鉱」に移る事を決めます
2006年9月の映画ですが夕張市の問題の根を表現しています
早苗は幼い弟妹の為父に従います 別れ際に「一生でこんな楽しかった時(稽古に明け暮れした時期)はない」と言い紀美子に別れを告げます
日本はまだ貧しかった頃の話しです
その2
炭鉱で落盤事故があり重傷者も出たようです しかし先生(松雪)は「プロは親の死に目に会えない」覚悟で精進しなさいと気合をいれます
たまたま小百合(南海静ちゃん)の父親が「小百合の名前を呼びながら」息を引き取る 地域の組合長は先生を「人情の面とセンターに組する人達という括りで」人でなしと罵ります
その3
紀美子の家は三代続いた炭鉱一家 母千代(富司純子)も夫を落盤事故で失っていますそれでも無理をして娘を高校に通わせているのですからフラダンス等気に入らず紀美子は勘当同然です そんな折夕張の早苗から郵便が紀美子に届きます 稽古場に届ける母 一人稽古着で練習に励む紀美子 母は何かを感じます
その4
その帰り道元炭鉱夫の園丁が組合長に土下座をして頼み事をしてる場に差し掛かります 温水管の具合が悪くこのままでは椰子の木が枯死する恐れがあるのでストーブを貸し出す様皆に声を掛けを願っている所でした センターの人間を裏切り者として受け入れない組合長達 母はリヤカーを引いて近隣から石油ストーブを借りて回ります 「石炭以外でも皆に喜んでもらい働ける場があるのは良い事だ」と組合長に断りを入れて
その5
傷心の先生は電車で炭鉱を去ります 追いかける娘達。発車の時間が迫り右往左往する娘達 紀美子は先生の姿を見つけ反対側のホームで普段着のままフラを踊ります 「フラの動作には一つ一つの意味がある」と教わった事を思い出しながら
私は・貴女を・とても・愛してます 私は・貴女を・とても・愛してます
発車する電車ーーー
その6
あれやこれやの準備もなんとか済み今日は公演初日(1月16日のはず)
どうしようもなかった娘達の見事な群舞、そしてそこへ入る紀美子のソロ、花冠に早苗が送ってくれたハイビスカスの造花を挿して なんと会場には母がこっそり見に来てくれているでは有りませんか
満面に笑みを浮かべ全身に喜びを表現して踊ります どうやら公演は大成功です
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それから10年常磐炭鉱は完全廃坑になりました
従来の生き方から一寸見方を変えて勇気を持ってそちらに踏み出せば新天地があった頃の日本の話です
近頃とみに老人力(物忘れ、繰り言、ボケ等)が付いてきた爺ですが紀美子役を演じた蒼井優さんは顔と名前が直ぐ出てきて結びつく印象的な女優さんです
賞総なめも良く判る まだ映画(DVD)を見てない方はお試しあれ 涙腺の緩い方はハンカチを用意される事もお勧めします
写真:蒼井優さん