24日の報道です。
参院議員の河井杏里容疑者(46)と夫で前法相の河井克行容疑者の選挙違反について94人に2570万円を提供した容疑(買収)で逮捕されたのは、ここをクリック⇒一言書きましたが、それとの関連で別記事がぽつぽつ出てきています。 その一つが下の参考記事にありますが、元広島県会議長の奥原信也県議(77)が計200万円を受け取っていたことが明らかになったそうです。
全体像が分からないながら断片を集めると、奥原氏の件は94人2570万円の外枠ではなくて、県会議員グループ、市会議員グループと後援会など重要度により配る金を調整した様で、県会議員グループは提供の厚い事が最上の部の様に見えました。
94人で2570万円とは一人当たり27万円-30万円程度です。
浜爺の感覚で見ると、こんなはした金で票の取りまとめをするか? という気がします。 それもこのグループの中で手厚くもらう人が200万円だとすると他の人はもっと少額で買収されてしまったのですかね?
そして別の話として、夫妻の政党支部へ党本部から1億5千万円送金されていたそうですが、克行容疑者は県議らへの現金について「手持ちの金だ。原資は1億5千万円でない!」と説明したそうです。
どこから来た金でしょうか? 1億5千万円はどこに眠っているのでしょうかね?
18日にも書きましたが買収した金2570万円は「ねずみ講スタイルの詐欺」における被害額の様に、実害は数百億円としても立件可能な数億円に限って解決を急ぐのか? つまり実際は1億数千万円は買収に使ってしまったという政治風土なのかよくわかりません。
検察当局は、東京都内の克行容疑者らの議員事務所や広島市内の自宅などを複数回家宅捜索。県議や地元首長、後援会幹部らに提供された現金の出どころについても、解明を急いでいる模様だそうです。 まだ別に原資があるようなら凄いですよね!!
写真: 河井夫妻
毎日新聞:
参院議員の河井案里容疑者(46)=広島選挙区、自民党を離党=が初当選した2019年参院選を巡る選挙違反事件で、前法相の夫克行容疑者(57)=衆院広島3区、同=と案里議員から、元広島県議会議長の奥原信也県議(77)が計200万円を受け取っていたことが明らかになった。自民党の広島県連が案里議員擁立に反発する中、奥原氏は当初から支持を表明していたことも判明。提供額は突出して多く、東京地検特捜部は、夫妻が地元政界に強い影響力を持つ奥原氏を頼って現金提供を繰り返したとみている。
夫妻は19年3月下旬〜8月上旬ごろ、地方議員ら94人に案里議員への投票や票の取りまとめを依頼して計約2570万円を提供したとして、公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された。
元議長の奥原氏は当選12回のベテラン。奥原氏によると、200万円は夫妻から3回に分けて受け取った。克行議員から4月に50万円、6月に100万円を提供され、案里議員からは5月に50万円が渡された。現金提供の趣旨については、取材に「夫妻から説明がなかった」と話した。うち50万円は使い、残りの150万円は政治資金規正法に基づく寄付として処理したとしている。
広島選挙区(改選数2)では2議席独占を狙った党本部が、6選を目指した溝手顕正・元防災担当相(落選)を推す県連の反発を押し切り、新人の案里議員も擁立した経緯がある。関係者によると、18年12月、党本部の方針について県連の選対委員を担う県議ら10人が広島市内で協議した。県連幹部を除く9人が意見表明し、奥原氏を含む2人が案里議員の追加公認に異を唱えなかったという。
地元議員への提供額は10万〜30万円がほとんどだが、奥原氏には200万円が提供された。奥原氏は24日、報道陣の取材に「現金受領は反省している。進退について考えたい」と話した。【池田一生、山本康介、中島昭浩】(引用終わり)