時事通信より(韓国国防省発表)
昨日夕刻までに何度も見ました。動画で爆破される映像も見ました。
しかし、画面向かって右にある4-5階建てとみられる建物は、米国の解体現場の映像で見る如く上から順に崩れ落ちて跡形もなく平らになるのかと思っていましたが、壁は吹き飛んだのは見ましたが、建屋の骨格は残ったままでないかと思いましたが、はて専門家の見方はどうなのでしょう?
北はそもそも骨格まで破壊することを考えていなかった?! 思ったより頑丈にできていて、火薬が足りなかった?! その他! 廃墟が残った方が後に伝えるには効果的だから! よくわかりません。
事の起こりは前月末当たり、脱北者のグループが対北非難のパンフレットや映像を風船につけ北に飛ばすことを金正恩の妹にして党第1副部長が強く非難し、南北首脳会談の(和解の第一歩)象徴としていた連絡事務所の破壊を13日には談話で公表する事態になっていました。
それを通告通り16日午後2時50分頃実行した様です。
2018年4月のここをクリック⇒南北首脳会談の「パンムンジョン宣言」の目玉であり文杏僕融和政策の最大の効果とされていました。
米朝の関係も核放棄が約束されず進展なし。 国際制裁も解除なし。 今年に入り新型コロナウイルスの感染で北も対処に大わらわの様で、2018-19年の融和ムードでは問題が進まない状態ではありました。
さて当事者はキム委員長と韓国の文大統領ですが、日本にも何か影響が出ますかね? まあ静かに見守るのが一番のような気もします。
写真:爆破されたケソンの南北連絡事務所(NHK)
読売新聞:
【ソウル=建石剛】朝鮮中央通信によると、北朝鮮は16日午後2時50分、北朝鮮南西部・開城(ケソン)に設置されている南北共同連絡事務所を爆破した。南北の当局者が常駐して意思疎通するため、2018年に開設された連絡事務所は、韓国の文在寅(ムンジェイン)政権の南北融和政策の最大の成果の一つだった。
朝鮮中央通信は16日夕、「共同連絡事務所を完全に破壊させる措置を実行した。けたたましい爆音とともに無残に破壊された」と伝えた。韓国統一省も爆破を確認した。爆破当時、南北の当局者は建物内にいなかった。
連絡事務所の設置は、18年4月に文大統領と金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が南北首脳会談で署名した「板門店パンムンジョム宣言」に盛り込まれた。南北間の交渉や連絡、当局間の会談などのために18年9月に開設された地上4階、地下1階の建物だ。
北朝鮮は今月に入り、韓国の脱北者団体が正恩氏を批判するビラを大型風船で飛ばしたことへの反発を強めた。13日には正恩氏の妹の与正ヨジョン党第1副部長が「遠からず共同連絡事務所が跡形もなく崩れる光景を見ることになる」との談話を発表した。(引用終わり)