ここで一番早く育っているのは、今シーズン最初の4月8日に播いたゴールドラッシュです。
ゴールラッシュは続けて4月18日にも播いていますが、そのどちらも雄穂に続き雌穂も咲いています。
畝間はイネ科の草で埋まっていますが、背が低いのであまり問題にしてはいません。
しかし下に敷いたカラス対策用のネットを持ち上げて対策を完結させることが出来なくなるので、
種が付く前に除草の予定です。
トウモロコシの植え付けは左(東)側から始まり、4月19日に播いたホワイトコーンから種採りを
5月26日に植え付けたものです。
風は南から吹くことが多いので、後から播いて植えたホワイトコーンからのものはゴールドラッシュ
からの花粉を受けて交雑してしまう可能性がありますが、先に開花するゴールドラッシュは早生種で
一方ホワイトコーンからのものは中生種に該当するので、ゴールドラッシュの花粉の寿命がよほど長く
ない限り交雑はあり得ないと考えています。
トウモロコシは肥料を与えれば与えるほど大きく育ちますが、ここでは十分な施肥状況であることが
畝間の土の表面の状況で確認できました。
表面が少し湿った状態で薄い緑色になってることがそのサインとなります。
一方でトウモロコシは害虫による食害を受けやすいものですので、それを避けるために早播きとして
いたのですが、それでも無農薬であればどうしてもいくらかの被害は免れません。
ここでは10パーセントくらいの割合でアワノメイガの幼虫による雄穂への食い入りがあったため
被害箇所の切除を行いました。
食害を受けてない雄穂はこのように穂先が展開していますが、アワノメイガに食い入られると穂先が
最後の写真のようになってしまいます。