今シーズンのそら豆は、昨年の種のうちから大きな失敗をしてしまいました。
赤豆の多くを直売所へ出荷をしたことで、自分が播く種が足りなくなってしまったからです。
足てりないと気付いてから、市販の「一寸そらまめ」などを購入して補充しましたが、赤豆の「初姫」の
種子の価格は「一寸そらまめ」の3倍近くもするので手が出ないため、今シーズンは例年より「初姫」系
赤豆の比率が低くなってしまいました。
実は「初姫」系の赤豆は他の大粒品種より一週間近く早く収穫が出来きるので、シーズンピーク時より
高い価格もつけても売れるのですが、その赤豆が何と今年は例年より少ない出荷になりそうなので
直売所での売り上げに期待が持てないことになってしまいました。
「初姫」より遅い収穫の「一寸そらまめ」は購入した種も含めて例年以上植えてありますが、そら豆の
出荷ピーク時に出荷しても生産者間の競合に巻き込まれるだけで、価格は安くしないと売れないし
廃棄するしかない売れ残りも沢山出てしまうからです。
おまけに今シーズンは、約半アール分で強風による被害が大きかったため、そこに植えてあった赤豆も
収獲出来そうな株は2割くらいしか残っていません。
また今シーズンは、葉の色味が抜けて黄色くなった株も多く、その原因が分からないでいます。
それでも早く植え付けた方の畑をひと回りして1,400グラムくらい収穫しましたので、少しだけでも早く
初出荷をしておくことにしました。
*)一緒に写っているのはジャンボニンニクの芽(実は蕾)です。
直売所では始め2点出荷したのですが、初物なら喜んでもらえると思ってレジの女性にひと袋を
差し上げました。
直売所の外のハウスの中では7月の収穫イベント用の「味来」の苗が、大きく育っていましたが、私がいつも
植え付けている苗の大きさの倍くらいはありました。
今日の売上状況メールが届きました。
そら豆は、ピークの時期だと沢山の生者が一斉にかつ大量に出荷しますので、500グラム300円でも
売れませんが、今の早い時期ならが400円で間違いなく売れます。
私の直売所へのそら豆の出荷は、他の生産者が出荷を始める前の一週間だけで、その後はご近所への
おすそ分けに始まり、親戚やお世話になった方々への発送用となります。