ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

次の愛車は

2015-06-08 22:21:16 | バイク・車


ベクトラの後の車が我が家に来ました。
アウディのA3セダン(1.8リットルターボ・クワトロ)です。

ベクトラは13年を超えたので買換えを検討していました。
自分の年齢から考えると、次の車が最後になる可能性があります。
走りを楽しめる車、乗りたくなる車を狙っていました。

バイクを降りる時期も遠くなさそうなので、憧れのオープン2シーターも視野に入れていました。
ホンダ・S660とマツダ・ロードスターがまもなく発売されると聞き、楽しみにしていました。
それぞれ4月と6月に発売され、試乗しました。
期待が大きすぎたのかもしれませんが、買おうという気持ちにさせてくれませんでした。

シトロエン、アルファロメオ、BMW、ベンツ、VW、アウディの小型車にも興味があり、ディーラー巡りをして試乗させてもらいました。
その中で興味をそそられたのは、VWのポロGTIとアウディのS3の2台です。

ポロGTIは、これまでの1400CCツインターボから1800CCシングルターボへとエンジンが変わり、どの回転域からでも小さな車体をグイグイ引っ張ります。
ゴルフのGTIよりも断然面白く、自分の感覚と同化した運転ができました。

アウディS3は280馬力のパワーがありますが、クワトロ(四輪駆動)なのでホイルスピンを起こすことなく安定していて気持ち良い走行ができます。

ただ、2台とも難点は足回りの堅さです。
運転していたら、不思議とサスペンションの堅さは気になりません。
しかし、助手席に乗ると突き上げられるような乗り心地には1時間以上は堪えられそうにありません。

S3はスポーツタイプの車種ですが、同じサイズでパワーダウンした車種があります。
乗り比べるとその加速の差は歴然ですが、単独で乗るとそれなりにパワフルだし、四輪駆動による道路に張り付いたような走行感覚は何ともいえず気持ちいいです。




   頂いた納車記念の写真とお花


新車は予算オーバーですが、中古車なら購入の範囲に入ります。
アウディのディーラーへ行くと、新車から1年も経っていない認定中古車が並んでいて、ホワイトのA3セダンがあってすぐに決めてしまいました。

オペル・ベクトラと比較すると、全長と車重とパワーはほぼ同じ。
ベクトラよりも小さなキビキビ走る車が希望でしたが、車幅が少し大きくなるくらいなのでギリギリ許容範囲でしょう。

走りの味付けは対極かもしれません。
ベクトラは太いトルクが低回転からモリモリ湧く感じ。
フロントヘビーで、重いハンドル操作と相まって高速道路ではズドーンという感じの直進安定性があります。
一方、A3は軽く回るエンジンで、アクセルを踏めばパワーが湧いてくる感じ。
同じ車重とは思えないような軽い走行感覚です。
4輪駆動なので直進安定性を期待していたのですが、ベクトラの方が安定しています。
車線変更やコーナーでは抜群の踏ん張り感があり、気持ちよく曲がります。

結局、欲しかったスポーツ系とは全く違う、平凡なセダンになりました。
自分のことだけでなく、同乗者のことも考慮した上で決めた車です。
「また運転したい!」という気持ちにさせてくれる車なので、長く大事に乗りたいです。

別れ!

2015-06-07 23:59:00 | バイク・車


愛車のオペル・ベクトラとお別れしました。

約13年間もの長い間、家族の一員のように行楽の足として良く働いてくれました。
大きな不具合もなかったし、買換えを意識してからは絶好調と言えるエンジンの吹き上がりでした。

買換え候補の車を試乗したあとにベクトラに乗ると、この車の良さを再認識するのです。
甥っ子が手放すことを聞いて、最後に運転したいと言います。
数キロ走っただけですが、豪快な加速と重厚な乗り味に感動したそうです。

車検を受けて、まだ2か月経ったところで、走行距離は35000キロ。
「勢いで買い換えてしまった!」のかもしれませんね・・・。

  
    最後の記念写真!

「別れ」は、どんなことでも辛いです。
死の別れは宿命ですし、恋愛の別れは愛情が薄れたためで仕方のないこと。
物との別れは、こちらの身勝手で一方的な理由で起こることです。
廃車されスクラップになると思うと、愛車にすまない気持ちになります。
引き続いて乗ってくれる人を探せば良かったかもしれません。

  

走り去る愛車を見て、色んな思い出が頭の中に巡りました。
車が無くなっても思い出が無くなるわけではありませんが、とても寂しいです。

長く乗ったからこそ生まれる感情だと理解し、ベクトラに感謝することにします。
そして、次の車を大事にします。