明日は、もう12月だ。
あっという間に年の瀬がやってくる。
コロナ禍の影響で、家で過ごす日がほとんど。
自分の部屋で、音楽を聴きながら本を読む時間が増えた。
大型SP(スピーカー)の上の小型SPに目がいく。
2年半前に購入したオーディフルの「FE83-Sol」だ。
桧の無垢材で製作したSPボックスに、フォステックスの口径8㎝SPを組み込んだもの。
(上に載っているのは、後付けの安価なスーパーツイーター)
購入後の年月で木の素材そのもの色(白っぽい色)から、茶色方向へと色づいてきたよう。
陽に焼けたのか、本来の桧の色になってきたのか分からないが、味わいを感じる色だ。
長い間、全く手を掛けることなく、聴いているだけだった。
少しは力を注いであげようと、小型SPを上手に鳴らすヒントがないかネットサーフィンする。
「箱庭的ピュアオーディオシステムの薦め」というHPに出会う。
記事には小型SPの視聴やお薦めアンプの評価や使いこなしなどがある。
自らが長年使ってきた実践上での感想であり、信頼性が高そうだし読んでいて楽しい。
自作真空管アンプの上に仮置き
真空管CDプレーヤー
EMFオーディオの「Sequel-2」のアンプに興味が湧く。
メジャーなイギリスCREEK社のセカンドブランドらしい。
マイク・クリークが理想・理念を注げるハウスブランドという扱いだと書かれている。
CREEKのアンプは雑誌などで知っているが、聴いたことがない。
取扱い代理店「TSインターナショナル社」のHPを見ると、ビックリするような価格で販売されている。
ちょっとしたプリメインアンプの消費税程度で買える値段なので、即注文!
小ぶりなAURAのアンプよりもさらに小さい。
到着してひのきSPに繋いで視聴する。
聴いてビックリ!
これまで繋いでいた自作真空管アンプ、フランスのプリメインアンプとは全く違う鳴り方で驚く。
音の鮮度が高く、前へ前へと飛び出すような鳴り方に感動さえ覚える。
簡素な基盤(シンプルイズベストを証明か?)
音楽を聴くのがとっても楽しい。
次々にCDを掛け、何時間も部屋に閉じこもる。
聴き終わると、幸せ感が湧いてくる。
「SPを鳴らす」ではなく、「SPを歌わせる」と表現したいほど気に入った。
今日、ライブ音楽ファンで耳の良いKさんに視聴してもらう。
「8㎝のスピーカーで、ここまで鳴らせるのか!」との高評価だった。
アンプは無論だが、ひのきSPの持つポテンシャルも凄いんだと再認識した。
メインSP(リディーマー)+AURA「VITA」と比べると、スケール感・上質感・低域の量感では劣るものの、音楽に浸るという点では良い勝負かもしれない。
小型SPをもっと良く鳴らしたいという方には、お薦めできるアンプだと実感している。
仮に好みに合わなくても破格値なのでお許しを。
(アンプの内部写真はネットからお借りしました)