昨日、「アルゼンチンタンゴの世界へようこそ!」というコンサートへ行ってきました。
高校時代の友人の誘いで、初めてのタンゴのライブです。
持っているCDを自宅で聴いてから出かけることにします。
木曜日の午後、腰に何とも言えない痛みが走ります。
20年以上も前の症状と同じ「座骨神経痛」を思い出しました。
風呂で温めると痛みが和らいだような記憶があったので、ゆっくり湯に浸かります。
残念ながら効果はなく、痛みが強くなりました。
腰から太ももの間を押さえてもらうと、しばらくの間は痛みが治まります。
もう、コンサートは無理だと覚悟していましたが、何とか行くことができました。
5階から北野田駅を望む。遠くに二上山
会場は、北野田駅から直結している堺市立東文化会館5階のメインホールです。
開演の25分に到着しましたが、2階フロアは大混雑。
原因はエレベーター待ちのためです。
専用エレベーター4機もあるのに、こんなに待つんだったら非常時はどうなるんだろうかと不安になりました。
メインホールの5階フロアの混雑を避けるために、エレベーターの運転を制御しているという話で納得しました。
しかし5階に上がると、広いフロアと会場への移動がスムースで全く混雑していません。
「何じゃあこら?」と言いたくなりました。
もっと係間で、連携してほしいものです。
会場はすごい人気でほぼ満席です。
最初の挨拶で、「昨年もこの会場のサブホールでコンサートを開きましたが2週間でチケットが売り切れた」と話され、この日の満席にも喜びを表しておられました。
演奏は「タンゴ・コケータ」です。
しおりには、ユニット名の「コケータ」とは「魅力的な女性」という意味とありました。
構成は、ピアノ、バイオリン、コントラバス、バンドネオンです。
バンドネオンを生で聴くのは初めてで楽しみにしていました。
アコーデオンとよく似ていますが、小型で蛇腹が長く伸びます。
鍵盤はなく、すべてボタンで音階を選びます。
演奏の途中で楽器のことを少し説明してくれましたが、引くときと押すときでは同じキーを押しても音階が違うんだそうです。
音階のボタンもまちまちに並んでいるいるので、慣れるまでに時間が掛かりそうです。
肩に担ぐことはなく、膝の上に置いて演奏します。
蛇腹を両手で押し引きするには相当な力が必要で、女性の演奏は厳しいらしい。
バンドネオンの音が入ると、「タンゴだ!」と感じます。
タンゴではなくてはならない楽器で、中心となる存在かもしれません。
演奏を聴いていると、自然とリズムをとっています。
お客さんが参加できる曲があって、曲の途中に短い手拍子を打つ場面があり楽しかったです。
あっしはリズムについていけず、音が出ないように叩いていました(笑)
一部と二部に別れていましたが、ピアノとバイオリンの女性は衣装替えをされていました。
「コケータ」の意に通じるものかもしれません。
お客さんを喜ばせようと休憩の合間を割いて着替えたようで、その気持ちが嬉しいです。
全部で20曲ほどの演奏でしたが、そのうち5曲ほど「エルネスト&アヤ」による ダンスパフォーマンスがありました。
アルゼンチンタンゴはダンス音楽なので、演奏にはダンスは付きものなのかもしれません。
演奏を聴きながらダンスを見るのもいいものですね。
満足のうちに演奏会は終了しました。
普段、あまり聴かないジャンルですが、たまには生演奏を聴きたいですね。
(撮影:ソニーRX100)