毎日暑い日が続いていますが、皆さん、元気にお過ごしでしょうか?
関東から北海道に抜ける台風が続いておりますが、各地での被害が大きくならないことを願っています。
大阪は全国一の猛暑日を記録した日もあり、朝からエアコンを回す毎日です。
動きたくない!という気持ちもありましたが、以前から気になっているZ3の修理をしました。
Z3の持病というべきシートのガタツキの修理です。
発進時やブレーキの際に、シートが前後に動くのです。
揺れ幅は10ミリ程度でしょうが、乗っている者にとっては気持ちの悪い動きです。
助手席に人を乗せると、「急」の付く動きをしないよう慎重な運転が求められます。
一人で走ることがほとんどなのですが、いざという場合を考えて修理をしておきます。
ネットで調べてみると、参考になる記事がありました。
シートの前後をモーターで動かしますが、その緩衝材のゴムが解けてしまいガタが出るのです。
作業開始です!
① 緩衝材の部品を作ります。
5ミリ厚のゴムを 22ミリ×18ミリの大きさにカット
カッターでは切りにくかったので、万能のこぎりで切りました。
中央に12ミリの穴を開けます。
まず電動ドリルで10ミリの穴を開け、サンダーで12ミリに広げました。
② 座席をおろします。
シートベルトの固定ボルトを外します。
16ミリのボルトですが工具がないので、モンキーレンチでやりました。
シートを留めている前後のボルトを外します。
先ず、シートを前に動かして後ろのボルトを外します。
2シーターなので座席の後ろの空間が狭く、作業がしづらいです。
次にシートを後ろに動かして前のボルトを外します。
③ バッテリーのマイナス端子を外してから、座面裏にあるモーターの電源など
のカップリングを外します。
初めての形状で、外すのに随分と時間が掛かりました。
知恵の輪のようで、何気なく引っ張ったら固定ピンが外れてスンナリ抜けました。
屋根がオープンなので、楽に座席をおろせました。
あまりに暑いので、作業途中で車の上部にシートを張りました。(トップの写真)
これだけでも随分としのぎ易くなりました。
④ 緩衝材(ゴム)の入れ替え
50Tと25Tの星型トルクスでビスを外して、シート駆動部分を抜き出します。
駆動部分の位置を図っておくと、組み込む時に上手くいきます。
溶けたゴムをきれいに取り出し、新しい部品を組み込みます。
駆動部分にグリスを塗ります。
手持ちのトルクスには50(中央)はなく、作業途中で買いに走ります
ゴムは完全に溶けています 少し掃除、空いた場所にゴムを入れます
元のとおりに戻しますが、ちょっとしたコツがいり結構時間が掛かりました。
シートを駆動させる回転軸は、右と左では逆なので注意が必要です。
あとはシートを戻すだけです。
バッテリー端子を付けて電動で動かてチェック。
ガタは全くなく、スムーズに動きます。
部品や工具を買いに走ったりして5時間ほど掛かってしまいましたが、上手く修理できました。
ついでに運転席のシートも換えようとしましたが、電動シートが壊れていて前後に全く動きません。
固定しているボルトが隠れているので、シートが動かないと簡単には外せそうにありません。
何か、いい方法はないでしょうかね・・・