昨日は久しぶりの雨。
大型ショッピングセンターへの買い物の運転手を務める。
買い物の間、いつものように書店内をブラブラ。
音楽・オーディオコーナーへ行くと、ある雑誌に目が留まる。
音楽之友社の「極上の音質改善機器」という付録付の雑誌。
というより付録が主で、少し解説があるだけ。
機器を買うより安いので、つい買ってしまいそうになる。
これまで舶来スピーカーユニット、比較できるUSBケーブル、自作ケーブルなど買った。
面白い内容で、安価でお試しができるので 注目している書籍だ。
今回は、パイオニア製USB型ノイズクリーナーだ。
「USBポートに挿すだけで、お気に入りの音楽をワンランク上のサウンドにアップグレード!」という触れ込み。
PRを見ると、6,000円から100,000円までの製品が発売されているようだ。
今回の付録は、新発売されるAPS-DR005のお試し版の位置づけみたい。
雑誌は4,968円(税込)で、15,000円の製品をお試しできることになる。
「音にかける魔法」というフレーズに負け、買った。
オーディオ機器としては1~2桁少ない価格だから、ダメもとでもOKだ。
【 現行の装置 】
① 音楽専用コンピュータ(Cameo#5)リナックスOS搭載
↓
② USBアイソレータ(WP-904UIS)
↓
③ USB同軸コンバータキット (WP-2704USB)
↓
④ DAコンバータ【基板完成品】 (WP-9193DAC)
↓
⑤ アンプ(Aura100)
↓
⑥ SP(リディーマ)
早速、PCオーディオで試してみる。
ノイズクリーナーの後側にUSBを挿し込めるようになっている。
1 ②のUSBアイソレータの入力側に挿し込む。
・音の輪郭がクッキリして、楽器の位置がハッキリする。
・音の変化は大きいが、キツい硬質な音に感じる。
2 ①のパソコン出力側に挿し込む
・上のアイソレータと同じ傾向だが、少し穏やかな感じ。
・鳴らし込めば、キツさが改善されるかも。
・24時間以上鳴らしっぱなしにしてから視聴するが、改善されない。
3 ①のパソコンの空いたUSBポートに挿し込む。
・音そのものは変わったように思えないが、分離が良く、楽器の位置がよく分かる。
・しばらくは、この使用方法で様子をみたい。
謳い文句にあるように、音の変化は認められた。
あっしの場合、本来の使用方法では、良い結果は出なかった。
使用する装置によって、この製品の評価は大きく変わると感じた。
USD DACはパソコンからの電源は使用せず、アナログ電源を供給。
ノイズ対策のUSBアイソレータを組み込み、その電源はリチュームイオンバッテリーから供給。
現段階でも、パソコン側からのノイズは最小限になっていると考えられる。
何かを変えると、簡単に音や音の出方が変わる。
これまで、オーディオ装置を改善していく中では、変化があれば変わった方を良いと思いがちだった。
じっくり聴き、どちらが良いかを見極める力をつけることがオーディオには必要だ。
周りのすべての人が反対の意見を言っても、その言葉に惑わされることなく、自分自身の感じ方を信じることだ。
あっしのメイン装置は小型スピーカー3Dで、いわば高級ラジカセのような製品ともいえる。
オーディオファンには一蹴されるようなスピーカーかもしれない。
自分が惚れたスピーカー「リディーマ」なので、最後まで使い倒すつもりでいる。
温か味のある自然な音、ハーモニーを上手く表現できるこのスピーカーが好きだ。
USB型ノイズクリーナーは、使い方によってフワッとした優しい音を壊してしまう結果となった。
この製品の評価を見ると、賞賛の言葉ばかりで驚く。
パソコンオーディオでは高周波ノイズの影響は無視できないが、ノイズ対策に「万能」はないと肝に銘じたい。