こう暑く、しかも近くに温泉がないと
今まで行った温泉地を思い出して 温泉妄想をすることにした。
「有福温泉」(2009年の春に行った)
街中にある駐車場。
我々は 町外れ「有福温泉病院」横の駐車場に車をとめた。
温泉街へは しばらく歩く必要がある。
最初に見えてきた共同湯は「やよい湯」
「やよい湯」の建物の屋根の色・・
この「赤茶色の瓦」は「石州瓦」といって
島根県の西部地方「石見」独特のものですよ~
この「赤茶色」の屋根瓦を見ると・・・
郷里の「石見地方」に帰って来た~と
懐かしさで一杯になる私です。
「やよい湯」の後ろの道を登っていくと・・
本日の入浴予定の「御前湯」へつながる石段。
「有福温泉」は「山陰の伊香保」とはよく言ったものだ。
めちゃくちゃ石段・急な坂道が多いのですが・・
温泉の排湯がザアザア~流れる大きな溝。
その先の石段の上には・・
ありました。お目当ての「御前湯」
中に入ると
お~憧れの無色透明の名湯
ほれぼれするほど 美しいお湯
これぞ「石見地方」が誇る「福ありの湯・・有福」
温泉成分は・・
「御前湯」を出て改めて「全景」を見ると
なかなか古い。歴史を感じる建物だ。
「御前湯」には斎藤茂吉も柿本人麻呂も訪れているらしい
近くに記念碑があった。
「御前湯」を出て今度は坂を下る。
細くて狭い急な下り道が続く~おっそろしい!!傾斜!!
降りたところには
もう一つの「共同湯」の「さつき湯」があった。
今は亡き祖母が こよなく愛した「有福温泉」
農閑期になると、口元を嬉しそうに ほころばして
「ちょっと間 有福へ行ってくる~♪」と10日間くらい出かけていた。
子どもの頃、私は「ふん??有福??なんだそれ~?どこ??」
「なんか嬉しそうに行くなあ・・」と思っていた。
こんな素晴らしい温泉地に祖母は湯治に行っていたんだ!!
家で作ったお米や野菜を持って行っていた。
どこの湯治旅館に泊まっていたんだろう~
農家に育った祖母。
「有福への湯治」は一年に一度の?
農閑期の秘かな楽しみだったんだろう。
祖母は湯治宿以外の
3つの共同湯「御前湯」や「さつき湯」「やよい湯」にも入ったのかな??