正月に来た孫娘。
その昔、小1になった記念に?箏で「さくら さくら」を弾いた事がある。
あの時は、手が小さすぎて、指にプラスチックの爪をはめて挑戦した。
その後、7年が過ぎて、今では身長も伸びて、手も大きくなった。
今回は、最初に、孫娘のマイ爪(自分専用の爪)を一緒に作ることにした。
自分専用の爪を作る事は、初体験で、興味深いのか?共同作業しながら(ワイワイ言いながら)作った。
最初は、孫娘の利き手である右手の親指、人差し指、中指のサイズの爪輪を選ぶところから始める。そして「箏の爪だけ部品」(爪輪が付いてない爪だけのもの)を、さっき選んだ「自分サイズの爪輪」に挟み込み固定する(★爪輪っかの内側の硬い和紙を一枚めくって、そこに爪を挟み込んで、木工ボンドで張り付けて固定する★)固定は、洗濯バサミで接着部分を挟んで固定したり、爪輪の中にテッッシュをぎゅうぎゅうに詰めて固定するなどの方法…そのまま約1時間以上は固まるまで置く。
マイ爪が出来上がるまでの1時間を使って? 7年ぶりに「さくら さくら」の箏を復習しておく(以前使っていたプラスチック爪などで)
この楽譜は?前(7年前)に使っていたのと同じで、孫も見覚えがあるようで、親しみ易いのか?箏の復習は比較的スムーズに進んだ。
そして、1時間後、やっと出来上がった待望のマイ爪を着けて、7年ぶりに久々の「さくら さくら」を正式に?弾いてみた日。
今回は、孫娘は、中学生になっているので、ただ単に「さくら さくら」を弾くのではなく。次の2点(◯)を意識させてみた。
◯1つの音を弾く時、すぐ下の弦を目指して弾く。例えば【七七八・さくら】の出だし部分なら、最初の七の音を弾く時は、すぐ下の弦(六の弦)に弾いた爪をそのまま、もっていき、そこで一旦止まる要領だ。
◯もう1つ、唄の終わり「見いに~ 行うか~ん~~」で出てくる【九の押さえ(ォ九)】のやり方。爪をはめて無いほうの左手3本(親指、人差し指、中指)を使い、弦を押さえる(全音・押え)タイミングを丁寧にやってみる。
などに、気をつけて、弾くことが出来た。
(今回も使った楽譜)
実は、今回、私は、「さくら奏曲」(菊川澤子 作曲)の箏パート楽譜を最初は、準備していた。
理由は?孫娘は、中学生になっているし「さくら」は今回が2回目。それで、最後には、私が弾く三弦や17弦と合奏するところまで、できたら行きたいと思っていたからだ…
そんなで…「さくら奏曲」フルスコアから、箏楽譜パートだけ取り出して8楽章ぶんを手書きして準備していた(「さくら奏曲」は、4拍子の「さくら さくら」が4番まである。…少しずつ奏法、弾き方、弾く速度が変わりながら…→それが、途中から拍子が3拍子に変わる。3拍子の部分は、2番まであり+後奏(3拍子のまま)で終わる。
が…前日になって…
6~7年前に最初に孫娘に与えた楽譜が出て来て…それが、この山内さんの「さくら さくら」楽譜だった!
結果、これが、一番分かりやすくて(楽譜も大きいし…奏法の大切な要素が一杯詰まっているし…)それで、また今回も、これで、行くことにした。
★実は、少しだけ…終わりの「見いに 行かん」のフレーズのリズムだけは「さくら奏曲」菊川澤子先生のに!しているが…★
最終的には、簡単な分かりやすい大判印刷「さくら さくら」楽譜にした。
中学生になったとはいえ、孫は、まだまだ子ども。爺、婆の家に、喜んで?たまに遊びに来ているわけだから…小難しい事は、極力避けたく思い…分かりやすく短時間で出来るやり方を考えなければいけない!!
結果、山内さんの楽譜は、色んな点で、大変に優れていると実感した。
今回よくわかった!!