こう暑くて温泉に行けない日々が続くと「温泉カッパ」の私は、遂に瀕死状態になってしまった。
先週、台風20号に直撃されてしまい、暴風雨で家が壊れるのでは?と恐ろしくて全く眠れなかった夜。
その翌夜は、昨夜の台風被害を免れたことに、いたく安堵し爆睡した。
すると今度は明け方の冷たい自然風に直撃されて、不覚にも夏風邪をひいてしまった。
夏の疲れも加わったのか?発熱・関節痛・下痢と3つ揃って、一気に体調不良の日々が4日も続いた。
やっと体調も戻りつつあり、
この際、今までにブログに未アップだった温泉記事をアップすることにした。
(温泉博士の雑誌に掲載された私の記事より)・・・・・・・・・・
「普段着の宿は 常連さんと 猫の出迎えあり」
「阿部旅館」 赤這温泉 (宮城県)
~女鷹ちゃん~
赤這(あかばい)温泉は鳴子温泉郷にあり、「安部旅館」は日帰り入浴も可能な施設だ。
江合川を渡って田舎道に入ると、すぐに「安部旅館」の看板とシンプルな外観が見える。
宿には細く鋭角な道があり大きい車は切り替えが大変だが、奥には広い駐車場があった。
二匹のかわいい猫たちが出迎えてくれた。
玄関に入ると、気さくな女将が、風呂場まで案内してくれ
「源泉が違う2つの湯が自慢。昼の時間帯で空いているから2つとも入って帰って」と勧めてくれた。
確かに2つの浴槽は湯色が違う。
最初に両方の浴室・浴槽写真を撮り「いざ入浴」。
2つの浴室のドアに「男湯」「女湯」の表示札をそれぞれ掛けて一人湯をした。
途中で合図を送り浴室交代をする予定。
私は赤這温泉の名前の由来になった鉄分の多い赤茶色の湯から入った。
石鹸やシャンプーなどは、一切置いてないが、黄色のケロリン桶はある。
自前の石鹸で体を洗い一人湯を楽しんだ。壁隣りの浴室から、同じく一人湯を楽しんでいる夫の機嫌のいい鼻歌が聞こえる。
しばらく、ゆったりと入っていたが「今、急に他の客が来たら2つの湯を体験するという計画はどうなる?」と気になり始めた。
早めに赤い色の湯を上がり、隣の夫のほうの浴槽に向かった。
運転疲れを取りながら一人湯を楽しんでいた夫は「もう入れ替わるの?まだ替わる合図を送ってない」と機嫌が悪いが上がってきた。
二人が脱衣所で入れ替わりの更衣をしていたら、パジャマ姿の老婆が現れた。
我々二人を見ると、今、風呂が終わったところと勘違いし「よかった。貸切湯にするよ」と、手慣れた様子でドアの表示を勝手に「貸切湯」に変えて、どこかへ立ち去った。
「これから女湯に替えて、この私がこの湯に入るのに?」と不安になり、恐る恐る入口の表示を「貸切湯」から再び「女湯」に戻した。
そして、溶き卵のような湯の花が底に沈んでいる湯に入った。
夫は隣りの赤湯で一人湯を楽しんでいる。
しだいに先ほどの老婆が気になってきた。気のせいか「女湯」のドアの外がやかましい。
様子を見に行くと、あの老婆が、今度はパジャマ姿のお爺さんを連れて立っている。
「あんたら夫婦なんだから一緒に一つの湯に入ったらいいんだ」と、私に夫がいる隣りの浴室に移れと言う。
「私は、こちらの湯には、今入ったばかりです・・」こんな説明がこの老婆に通じるはずもない。
安部旅館を「MY温泉」にしている常連の老夫婦だった。
確かに、到着したらすぐに入りたくなる良泉の宿だ。
(出迎えてくれた猫はここで飼っている猫でもなく野良猫のよう。あたたかい温泉宿に住み着いている?)
★「安部旅館」赤這温泉 温泉データー★
(2010年当時のデーター・現在は宿泊代など変更点あり)
(住所) 宮城県玉造郡鳴子町大口字赤這125-1
(tel/fax ) 0229-83-2053
(日帰り入浴料) 大人 300円 小学生以下 無料
8:00~19:00
(休憩) 一人 1000円 小学生 半額
9:00~17:00
宿泊・・・チェックイン 13:00 チュックアウト 12:00
(素泊まり) 一人 3000円 小学生 2000円
(食事つき宿泊) 一人 6500円 小学生 5000円
幼児 3000円
★内湯2つあり(源泉がちがう)(赤湯)と(白湯)★
・浴室が空いていれば、浴室入口の「入浴表示札」を利用し「男湯」「女湯」「貸切湯」も可能・
(泉質)
・単純温泉(2号泉 赤湯)・・無色透明、無臭で鉄分味を有し弱酸性。
・含硫黄ーナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)(3号泉 白湯)黒色で殆ど濁りなく微かに甘味を有し強い硫化水素臭を発し中性
(源泉の温度) (赤湯)44.2度
(白湯)68度
(効能) (赤湯) 腰痛・足痛
(白湯) 保湿・美肌効果
(駐車場) 建物の奥に、けっこう広い駐車場あり
(交通アクセス)
電車・・・Jr陸羽東線 鳴子御殿湯駅からが1番近い
バスは無いのではないか(駅から徒歩約20分前後?)
車・・・東北道 古川ICからR47(北羽前街道)経由で約30分。
先週、台風20号に直撃されてしまい、暴風雨で家が壊れるのでは?と恐ろしくて全く眠れなかった夜。
その翌夜は、昨夜の台風被害を免れたことに、いたく安堵し爆睡した。
すると今度は明け方の冷たい自然風に直撃されて、不覚にも夏風邪をひいてしまった。
夏の疲れも加わったのか?発熱・関節痛・下痢と3つ揃って、一気に体調不良の日々が4日も続いた。
やっと体調も戻りつつあり、
この際、今までにブログに未アップだった温泉記事をアップすることにした。
(温泉博士の雑誌に掲載された私の記事より)・・・・・・・・・・
「普段着の宿は 常連さんと 猫の出迎えあり」
「阿部旅館」 赤這温泉 (宮城県)
~女鷹ちゃん~
赤這(あかばい)温泉は鳴子温泉郷にあり、「安部旅館」は日帰り入浴も可能な施設だ。
江合川を渡って田舎道に入ると、すぐに「安部旅館」の看板とシンプルな外観が見える。
宿には細く鋭角な道があり大きい車は切り替えが大変だが、奥には広い駐車場があった。
二匹のかわいい猫たちが出迎えてくれた。
玄関に入ると、気さくな女将が、風呂場まで案内してくれ
「源泉が違う2つの湯が自慢。昼の時間帯で空いているから2つとも入って帰って」と勧めてくれた。
確かに2つの浴槽は湯色が違う。
最初に両方の浴室・浴槽写真を撮り「いざ入浴」。
2つの浴室のドアに「男湯」「女湯」の表示札をそれぞれ掛けて一人湯をした。
途中で合図を送り浴室交代をする予定。
私は赤這温泉の名前の由来になった鉄分の多い赤茶色の湯から入った。
石鹸やシャンプーなどは、一切置いてないが、黄色のケロリン桶はある。
自前の石鹸で体を洗い一人湯を楽しんだ。壁隣りの浴室から、同じく一人湯を楽しんでいる夫の機嫌のいい鼻歌が聞こえる。
しばらく、ゆったりと入っていたが「今、急に他の客が来たら2つの湯を体験するという計画はどうなる?」と気になり始めた。
早めに赤い色の湯を上がり、隣の夫のほうの浴槽に向かった。
運転疲れを取りながら一人湯を楽しんでいた夫は「もう入れ替わるの?まだ替わる合図を送ってない」と機嫌が悪いが上がってきた。
二人が脱衣所で入れ替わりの更衣をしていたら、パジャマ姿の老婆が現れた。
我々二人を見ると、今、風呂が終わったところと勘違いし「よかった。貸切湯にするよ」と、手慣れた様子でドアの表示を勝手に「貸切湯」に変えて、どこかへ立ち去った。
「これから女湯に替えて、この私がこの湯に入るのに?」と不安になり、恐る恐る入口の表示を「貸切湯」から再び「女湯」に戻した。
そして、溶き卵のような湯の花が底に沈んでいる湯に入った。
夫は隣りの赤湯で一人湯を楽しんでいる。
しだいに先ほどの老婆が気になってきた。気のせいか「女湯」のドアの外がやかましい。
様子を見に行くと、あの老婆が、今度はパジャマ姿のお爺さんを連れて立っている。
「あんたら夫婦なんだから一緒に一つの湯に入ったらいいんだ」と、私に夫がいる隣りの浴室に移れと言う。
「私は、こちらの湯には、今入ったばかりです・・」こんな説明がこの老婆に通じるはずもない。
安部旅館を「MY温泉」にしている常連の老夫婦だった。
確かに、到着したらすぐに入りたくなる良泉の宿だ。
(出迎えてくれた猫はここで飼っている猫でもなく野良猫のよう。あたたかい温泉宿に住み着いている?)
★「安部旅館」赤這温泉 温泉データー★
(2010年当時のデーター・現在は宿泊代など変更点あり)
(住所) 宮城県玉造郡鳴子町大口字赤這125-1
(tel/fax ) 0229-83-2053
(日帰り入浴料) 大人 300円 小学生以下 無料
8:00~19:00
(休憩) 一人 1000円 小学生 半額
9:00~17:00
宿泊・・・チェックイン 13:00 チュックアウト 12:00
(素泊まり) 一人 3000円 小学生 2000円
(食事つき宿泊) 一人 6500円 小学生 5000円
幼児 3000円
★内湯2つあり(源泉がちがう)(赤湯)と(白湯)★
・浴室が空いていれば、浴室入口の「入浴表示札」を利用し「男湯」「女湯」「貸切湯」も可能・
(泉質)
・単純温泉(2号泉 赤湯)・・無色透明、無臭で鉄分味を有し弱酸性。
・含硫黄ーナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)(3号泉 白湯)黒色で殆ど濁りなく微かに甘味を有し強い硫化水素臭を発し中性
(源泉の温度) (赤湯)44.2度
(白湯)68度
(効能) (赤湯) 腰痛・足痛
(白湯) 保湿・美肌効果
(駐車場) 建物の奥に、けっこう広い駐車場あり
(交通アクセス)
電車・・・Jr陸羽東線 鳴子御殿湯駅からが1番近い
バスは無いのではないか(駅から徒歩約20分前後?)
車・・・東北道 古川ICからR47(北羽前街道)経由で約30分。