湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

長野県

2019-11-27 | 長野の温泉

●中条
トマトの国 中条温泉
「栄村」「十日町市」への道

●野沢
「河原湯」
「十王堂の湯」 
「横落の湯」
「真湯」 
「真湯」2
「大湯」
「熊の手洗湯」
野沢温泉で卵湯
野沢菜と湯釜
道の駅「花の駅 千曲川」
滝の湯(野沢)
外湯  
「野沢温泉街に咲く花」

●別所
「大湯」
「石湯」

●青木村
田沢温泉「有乳湯(うちゆ)」
ますや旅館(島崎藤村ゆかりの宿)
田沢温泉の街風景
沓掛温泉「小倉乃湯の浴槽」
温泉地のお年寄りは生命力が強い!?「沓掛・小倉乃湯」
この湯に入らなきゃ日が暮れぬ(沓掛温泉・小倉乃湯)
「道の駅あおき」
わさび菜食べたよ~
道の駅「あおき」山野菜
こまゆみ岳「あおき村」
「こまゆみ岳」の見える「あおき」道の駅
青木村の沢に架かる「こいのぼり」
青木村の国宝「大法寺」
上田城と松代城(真田一族の城)
「上田 道と川の駅」

●丸子温泉郷
「高梨共同湯」
マイ温泉に出会った!?「大塩温泉館」
霊泉寺温泉
霊泉寺「共同湯」浴槽
霊泉寺温泉(共同湯)外観
霊泉寺の大杉
霊泉寺の街並み

●鹿教湯
「文殊の湯」

●下諏訪
「新湯」
温泉博士1月号「新湯」
「湖畔の湯」
「ホテル山王閣」下諏訪の街・諏訪湖上に富士山
菅野温泉(下諏訪)

●塩尻
道の駅「小坂田運動公園」

●浅間
「倉下の湯」
温泉博士8月号「仙気の湯」

●毒沢
「神乃湯」

●上林
「塵表閣(じんぴょうかく)本店」

●湯田中
道の駅「北信州やまのうち」
「脚気の湯」 
「大湯」 
「丁子屋旅館」
山野草をいっぱい食べたよ
「朝市」湯田中温泉駅前
湯田中温泉街(古い商店街・お寺)
湯田中温泉街(一茶記念館・共同湯)

●豊野
りんごの湯(露天風呂)

●伊那本郷
りんご事件と長野県
伊那本郷の駅

軽トラックに小さい家をセットして旅?
中央アルプス(駒ヶ岳SAから)
安房トンネル~「風穴の里」道の駅へ
雪の中の桜・・

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菅野温泉(下諏訪)

2019-04-07 | 長野の温泉

御柱祭に沸く共同湯「菅野温泉」

七年に一度の大祭「御柱祭」で、下諏訪の街中が沸き立っていた2010年に、街の共同湯「菅野温泉」に入ってきた。

諏訪大社下社秋宮の前の通りを下って少し行ったところに、表に小さな掲示で「菅野温泉」とあった。

見落としそうだが、そこから横に入ると暗く狭いトンネル通路があり、その中に菅野温泉はある。

ガラス戸をひいて中に入ると木製の古い下駄箱や番台がある。

休憩室には座り椅子付きのお釜形ドライヤーもあり、大正か昭和の初期にタイムスリップした風情だ。


しかし意外にも、内部はとても明るい。

また、脱衣所、休憩室、浴室の洗い場などが、すべてゆったりと広い。

当然のことながら浴室の真ん中の惰円浴槽は源泉掛け流しだった。

「なんという贅沢!外観よりも中味が驚くほどいい」共同湯だ。

私が入ったのは、四月中旬の平日、午前十時から十一時頃。

入浴客は、脱衣所に二~三人、浴室には五人ほどいた。昼間にしては人が多く、皆が驚くほど朗らかによくしゃべっていた。元気な地元の人々の会話を聞きながら浴室に入った。

浴室は広く洗い場も一つずつが離れているので、人を気にしないで洗えてうれしい。やっと楕円形の浴槽に入ると四十二.五度くらいでやや熱めだが、湯めぐりをするうちに熱めの湯に慣れたのか、こんなのはほどいい湯加減に思えた。

泉質はしっとりスベスベで何より掛け流しなのが快適だった。

思わず、浴槽で隣に座っている人に「近くの方ですか?こんないい湯に毎日入れていいですね」と声を掛けたところ

「あんたは、どこから来たのか?」「下諏訪の御柱祭を知っているか?今年見たか?」と大勢から矢継ぎ早に、御柱の話ばかり聞かされる羽目になった。

ここ下諏訪では、四月九日~十一日の三日間「御柱祭の山出し(木落とし)」があり、たくさん客人が家に泊まりに来て、女性達は夜も昼もなく三日間ぶっ続けに、おもてなし料理を作ったという。

一大イベントも無事に終わり、次の五月連休明けの「里曳き」までの間、女性たちは一息して元気を吹き返すらしい。

それで、この時期、街の女湯は、平日の昼間から活気があり、解放感いっぱいなのだ。

一方、男湯はその逆の現象のようだ。入湯客が五~六人いたが、全員何かうつろな目をしており一言も話さない。魂の抜け殻のように、誰もがボーッと浴槽に浸かっているだけで薄気味悪かったという。

夫いわく「七年に一度の山曳きが終わり、下諏訪の男達は生きる目標を失しなったか?」

・・・・・・・2010年4月の訪問より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ★菅野温泉 (下諏訪温泉の共同湯) 温泉データー★

  住所) 長野県諏訪郡下諏訪町3239-2

 TEL:0266-27-6095

 (入浴時間)5:00-21:30(冬は5:30から)

 (休館日)  年中無休 

  (入浴料)  大人220円  子供110円  

 (泉質) ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉、  

(源泉の温度)   源泉の温度58.5

              成分総計1492mg。2つの源泉を引いている。

             (旦過第1源湯60L、旦過第2源湯380L     

 (交通アクセス)

    ・長野自動車道の岡谷ICを降りて、国道20号線を下諏訪町方向へ。      

    ・国道142号線との分岐「大社通り交差点」のすぐ近く。

    ・第3区事務所の脇の狭い通路を入る。

  (駐車場)

     裏手に市営駐車場が近い。

     駐車券に番台でスタンプをもらうと無料。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2010年以後、長らく行っていない下諏訪。また一度訪れたいもの。

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滝の湯(野沢)

2019-04-07 | 長野の温泉

緑色の湯に 黒と白の湯の花が浮く「滝の湯」

野沢温泉の台所とも言われる湯畑「麻釜(おがま)」を過ぎ、さらに坂道を登ると山際の静かな場所(温泉街の外れで長い坂道の行き止まり部分)に、木造りの湯屋「滝の湯」はこじんまりとある。

見つけた時は、かなり感激した。

建物の中に入ると、脱衣所と浴室はワンルームで、下駄箱や更衣棚が浴槽から見える造りだった。

まず、目を惹くのは、浴槽から溢れているエメラルド色のお湯だ。今まで見たこともないほど美しく透き通った緑色。

感激してしまい、着替えもせずにデジカメを取り出して無人の浴室で、浴槽写真を様々な角度から何枚も撮影した。

撮影しながら気がついたが、浴室や浴槽のタイルはレトロな雰囲気を出しており、初めて来た風呂なのに、どこか懐かしかった。

撮影も一段落し、やっと一息ついて、いよいよ入浴タイムだ。

ゆっくりと湯に浸かってみたら、黒と白の二種類の湯の花がフワフワと浮いている。緑色の湯だけでも感動なのに、二種類の湯の花までも浮いてくる。この贅沢な湯体験にはワクワクした。

もちろん、ここも他の野沢の共同湯のように熱めの湯なので、湯船に水道水を出しながらの入浴になった。水を勢いよく湯船に出すと、浴槽の下の湯が還流して、湯船の底から黒と白の湯の花が大量に浴槽の中に漂ってくる。

貸切源泉風呂エメラルド・ブルーの湯に黒と白の湯の花がクルクルと浮く夢のような入浴になった。

一人風呂を充分満喫した私は、外の柿の木の下で風に吹かれ体を冷ましていた。

しばらくすると、これまた満足そうな顔で上がってきた夫の第一声

「入り口の着替えコーナーの床がオンドルになっていたなあ~」。

「エッ~」全然気がつかなかった私は、慌てて、無人の女湯にもう一度入り、すぐに着替えコーナーの床板をチェックした。

確かに、素足で立つと足元がポカポカと温かい。

まちがいなく床暖房(オンドル)になっていた。

入浴中はずっと緑色の湯に気をとられており、入り口の床暖房には全く気がつかなった。

あらためて、野沢温泉街の最もはずれた場所にある「滝の湯」は、清潔で設備も揃った共同湯だと思った。

私的には、人には教えたくない極上の外湯だ。

・・・・2010年の訪問より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★「滝の湯」(野沢温泉) 共同浴場・温泉データー★      

住所) 長野県下高井郡野沢温泉村

(tel)滝の湯には「ない」

     ・問い合わせは 0269-85-3155(野沢温泉観光協会)

 (入浴時間) 5時~23時(4月~10月)

       6時~23時(11月~3月)

 (休館日)  なし  

 (入浴料)  無料(寸志)

(泉質) 単純硫黄泉

(駐車場) 有料駐車場を利用する

   ちょっと離れているが、夏場無料のスキー用駐車場を利用するとよい

      麻釜から徒歩で5

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野沢温泉の温泉施設

2016-01-11 | 長野の温泉

野沢温泉街を歩いていたら
いつくもの共同湯やさまざまな温泉を使った施設を見かける。

共同湯「熊の手荒い湯」の近くにあった 
もう一つの共同湯「上寺湯」

中には 手入れがよく行き届いた浴室が一つ




少し坂の上に行くと
「麻釜の湯」(共同湯)

中は 落ち着いた浴室が一つ


他にも こんな施設もある

「熊の手荒い湯」の近くの「せんたく湯」(地域の人の温泉洗い場)





あまりの大きさと勢いよく出る温泉にびっくり
この大きななら お風呂としても十分使えそうだが・・・
これは「せんたく湯」です

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野沢温泉 「河原湯」

2016-01-10 | 長野の温泉
野沢温泉といえば・・
13の共同湯(外湯)で有名な温泉地

その中でも 街の真ん中にある「河原湯」は雰囲気のいい共同湯だ

・・・・・・・「温泉博士」の雑誌に載った私の記事より・・・・・・・・・・・・・・

「昔は渓流沿いに、今は街中にある湯」    
             「河原湯」 野沢温泉 (長野県)            
                               ~女鷹ちゃん~   
 
昔は、渓流に沿った凹地の河原にあったことから「河原湯(かわらゆ)」と名付けられたが、
現在は「大湯」から少し下った温泉情緒溢れる街中にある。

建物は大湯よりは小さいが、二層造りの外観で唐破風の入り口もあり立派だ。

「河原湯」は独自源泉らしい。
この周囲は民宿が少ないので「穴場」の外湯らしい。

平日の午前中、温泉街は人通りがなく河原湯は無人だった。
脱衣所と湯船が同じ空間にあった。
浴槽も浴室も掃除が行き届いており清潔だった。

浴室の隅に「浄湯」という上がり湯もあった。


湯船には 透明な源泉がなみなみと張り 洗い場に静かに溢れ出ていた。
なんという贅沢な光景だろう。 思わずため息が出た。

壁には小さい花立があり、中に黄色い花が生けられていて心が和んだ。

何よりも素晴らしいのは、
浴室の真ん中にある四角形の浴槽(黒御影石で造られている)が端正で美しいことだ。
床、壁が ともに石造なのが 落ち着きを出している。
このシンプルなデザインの浴室にいたく感動して、
着替えもそこそこに何枚も写真を撮った。

撮影も一息し、やっと湯船に入ったが、やはり熱い。

幸い源泉口の横に水道の蛇口があるので、水を出しながらの入浴になった。
熱いが湯が新鮮なので気持ちがいい。

サプライズは湯の花(消しゴムかす状の黒白の細長い湯の花)が大量に浮くことだ。
不思議な湯の花に包まれて黒御影石の浴槽に浸っていると、
なんとも満たされて体も温まった。

「河原湯」は今回五つ入った野沢温泉でも一二を競うお気に入りの湯になった。
場所もいいと思う。近くに「大湯」があるため人がそちらに行き、河原湯は「穴場」になる


平日の河原湯を堪能した後、
野沢の名所で地域の台所と言われている麻釜(湯畑)を見学に行った。

しばらくの間、坂道を登っていくと、
もうもうと湯気が上がる湯畑に出た。

地域の婦人たちがワイワイ話しながら 野沢菜や様々な野菜・卵などを湯がいていた。

この場所から湧き出る高温の源泉をそのまま使って
野沢住民が日常的に食事の下ごしらえや調理をする場所だ。
麻釜(おがま)使用は 地域住民限定だった。

観光客は見学はできるが、チェーンがかかっていて中には入れない。
調理が終わり帰りがけのご婦人にお願いして、
湯がき上がった竹ザルの野沢菜を写真に撮らせていただいた。


★「 河原湯 」野沢温泉 共同浴場 温泉データー★
(住所)   長野県下高井郡野沢温泉村
(tel)   野沢温泉村役場商工観光課0269-85-3114  
(入浴時間) 通年5:00~23:00(11~3月は6:00~)
(休館日)   無休
(入浴料)   無料   
(泉質)    含石膏-食塩・硫黄泉   PH :8.0
(源泉の温度) 泉温 60.1度      
(効能)     皮膚病に効く
(駐車場)・役場の前の駐車場は無料
     ・夏場無料の第一スキー用駐車場を利用するか・・
     ・街中の有料の駐車場を利用するか
(交通アクセス)    
(鉄道)JR長野駅より直通バス利用75分、またはJR飯山線戸狩野沢温泉駅よりバス利用約20分
(車)  上信越自動車道豊田飯山ICよりR117・県道419・38号を野沢温泉方面へ30分
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「十王堂の湯」 野沢温泉

2016-01-09 | 長野の温泉
十王堂の近くの共同湯(野沢温泉)  右手前の建物は「十王堂」

「十王堂の湯」外観

一階の湯

二階もあり

こっちは もう一つ美しいお風呂だ

他にも 何やら・・

どうやら地域の温泉・洗い場

まるで ちょっとした浴槽のような「洗たく湯」
びっくりする大きさだ。

近くの「十王堂」

中には

「十王堂」の近くの方にお話しを聞いたら
昔は このお堂で「十王堂の湯」の湯待ち時間をみんなで過ごしていたという。
老いも若きも みんな一緒に集っていた場所だそうだ~!!
お堂の柱には 赤ん坊の帯紐を掛ける釘のあとも残っている・・
歴史のある共同湯・十王堂の湯

帰りには 横の「たまご湯」設備で
入浴前に 仕込んでおいた出来立ての「温泉卵」を持って帰り 
ご機嫌の湯~「十王堂の湯」


★「十王堂」野沢温泉 共同湯 データー★
(住所)   長野県下高井郡野沢温泉村
(営業時間)/5:00~23:00、6:00~23:00(11月~3月)
(定休日) 無休
(入浴料金) 無料
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別所温泉「大湯」

2016-01-09 | 長野の温泉
長野県上田市にある別所温泉
これまで何回が行ったが、まだ「大湯」共同湯の記事を書いてない。
「真田家」の大河ドラマが始まる前に 書いておこう。

別所温泉駅

別所温泉駅は映画「裸の大将」で山下清が駅舎内に泊まった駅。
駅内が印象に残り 一度は行ってみたかった駅だった。

お目当ての「大湯」は 別所温泉街の突き当り・奥にあった。

「大湯」外観

内湯は

露天は

内湯・露天とも清潔によく掃除されている。
とても気持ちのいい共同湯。

幸い 平日の昼間で入浴客が少なく 
内湯は一人いたが 間もなく一人湯になり
露天には 全く人がいなかった。

有名な共同湯での 貴重な一人湯タイムが ありがたかった。

大湯に行く途中にあった「大師湯」(共同湯)

ここも以前入ったことがある。

別所温泉には「北向き観音堂」がある


★「大湯」別所温泉・共同湯データー★
(営業時間) 6:00~22:00
(定休日) 第1・3水曜日  
(入浴料) 150円
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丸子温泉郷 「高梨共同湯」

2015-12-31 | 長野の温泉
長野県の丸子温泉郷には、素晴らしい泉質で秘密にしときたい共同湯がある。
その一つが「高梨共同湯」だ。
ここは 見つけにくいことナンバー1くらいの共同湯だった。
その意味でも 印象に残っている共同湯の一つ。

・・・・・以下は温泉博士に掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「やっと見つけた湯は、地元の憩いの湯」        
             「町 高梨共同湯」 鹿教湯温泉(長野県)            
                              ~女鷹ちゃん~   

鹿教湯温泉の入り口集落にあるという「高梨共同湯」。
以前ここを通過した時、歩いて二ヶ所を探したがついに発見できなかった。

今度こそ探し当てたいので確かな地元情報がほしかった。

温泉街手前の食事処「かもめ」に入り昼食をとった。
予想通り「鹿教湯の街地図」が置いてあり共同湯の場所と電話番号がわかった。

食後、街地図を手に温泉街の入り口集落を歩くと廃業した旅館や料理店が目につく。
粋な黒格子の和風旅館があったが、荒れ果てた玄関先に、
満員御礼の宿泊者名を連ねた案内版が残されていた。
達筆なその字を見ると淋しさがつのった。

ふっと我に返り周囲を見渡して少し奥まった所に目をやると、
なんと「高梨共同湯」「男湯」「女湯」と書いたアルミの扉が
銀色に輝いてこちら向きに建っているではないか。


「こんな所にあったのか。」  思わず発した夫の声。

前に来た時には道路の反対側を探していた。
いくら探しても見つからないはずだ。
ふいに現れた共同湯はプレハブ風で、素朴な建物だった。

「女湯」の扉を開けて中に入ると、鍵つきの料金箱があり、入浴料二百円を入れた。

浴槽は、ガラス戸で脱衣所とは仕切られていた。

昼過ぎの時間帯に、すでに二人入浴されていた。
七十~八十代のお二人は、
洗い場のタイルの上に足を投げ出し、話をしながら体を洗っておられた。
明るい挨拶をして浴室に入った。


洗い場は四つあり、水と湯の両方が出て湯のほうは温泉水だった。
ライオンの顔をした湯口から四十五度以上ある透明な源泉が湯船に注がれていた。
そばに飲泉用のコップも置いてあり飲むとかすかに硫黄の匂いがした。

しばらくすると四十代の方が入ってこられ、
二人のお年寄りの間にすっと入って座り、体を洗い始めた。
洗い終わると、隣のお年寄りに「きょうは髪を洗うの?」と声をかけ、
老婆の髪を洗い始めた。老婆も彼女にすっかり身を任せている。
いつもこうして洗ってあげているんだろう。
何気ないやりとりに、心を打たれた。

やっと見つけた共同湯は、地元の人の大切な生活湯で、
いつでも誰とも気兼ねなく憩える湯だった。

ここは、昭和三十三年頃に開湯していて、
隣のお寺(天龍寺)のお坊さんの尽力で何回も施設整備がされてきたという。

(高梨共同湯の横・後ろの様子)


★「町・高梨(まち・たかなし)共同浴場」温泉データー★
(住所) 長野県上田市西内885-1
(tel) 0268-44-2331(鹿教湯温泉観光協会)  
(入浴時間) 6:00-21:30  
(休館日)   なし 
(入浴料)   大人 200 円 
        小人 100 円      

(泉質)   「単純泉」 掛け流し(湯量は豊富)
  鹿教湯2,3,4,5,6号泉、泉質は単純温泉(硫酸塩泉タイプ)、
     (鹿教湯の共同配湯のお湯)

(源泉の温度) 47.9℃、pH7.87、蒸発残留物495mg。     
(効能)脳卒中などの後遺症のリハビリに特に効能があるとされる。
(駐車場)??
(交通アクセス)    
上信越自動車道の上田菅平ICを降りて国道18号線に入り、常盤城4交差点から県道65号に入り南下する。
平井寺トンネルを通って右折して国道254号泉をを塩田平方向へ。
鹿教湯温泉入り口手前に小さな公民館がある。その裏手。

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「横落の湯」 野沢温泉

2015-12-31 | 長野の温泉
寒くなると熱めの湯が とっても恋しい~
野沢温泉の13ある共同湯などは、冬は特に重宝するであろう。
私が 野沢温泉に行って最初に入った 思い出の湯「横落の湯」(共同湯)

・・・以下は温泉博士に掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~街の中央にある熱めの湯~       
        「横落の湯」 野沢温泉 (長野県)            
                           ~女鷹ちゃん~   

「野沢温泉」は、「野沢菜漬け」の本場で、無料の外湯が多いことで知られている。
十三の外湯のすべてが源泉掛け流しという。

四月上旬、道の駅『花の駅千曲川」で二泊して、野沢温泉の外湯を巡った。
野沢温泉は山の傾斜地に開けた温泉街なので、
高手の第一駐車場に車を停めて、温泉街を下ることにした。
歩くと、予想していたよりも急な下り坂だった。
それに、道の駅で手に入れた「野沢温泉街地図」はイラスト風で、
実際とは距離などが違っていた。

第一駐車場から近い「大湯」や「河原湯」を目指したはずが、
転がるままにどんどん坂道を下って、気がつくと街の中央を走る大通りまで行っていた。
ここで一旦、下り坂がおさまり一息つけた。

辺りを見渡すと、目前に「横落」信号機があり、その交差点の一角の建物に「横落の湯」の看板が見えた。

野沢温泉で一番最初に見つけた「横落の湯」は、民宿組合事務所の地下にあった。

改めて街地図を見ると、街のほぼ真ん中に位置しており、
大通りを挟んだ向こうにはバスの中央ターミナルがあった。

「横落の湯」の内部は、ガラス戸で脱衣場と浴室が分かれていた。
女湯の浴槽は円形でなんとも可愛いらしかった。

中には地元の女性が一人入っておられ、
湯が熱いのか湯口の横の水道を勢いよく出して体を洗っておられた。
やがて上がってこられ、しばらく脱衣所で体を涼ませておられた。
いい湯過ぎたのか、しばらく休憩して帰られるようだ。

その間、私は、浴室で体を洗った。洗い場には水道しかなく、
湯は丸い浴槽から直に洗面器で汲み取る。その湯の熱いこと。
すぐに水道の水を入れて冷やさないととても使えない。
さっきの女性が水道を出しっぱなしにしていたわけがわかる。
体を洗い終わり、いよいよ浴槽に入ろうとしたが、やはり熱くてとても入れない。
浴槽についている水道を全開にして、やっと入った。
最初は水道の真下の場所しか入れない状態だったが、
だんだんと浴槽の他の部分でも入れるようになった。

湯の泉質が素晴らしく、水でうすめながらの入浴なのに、とても気持ちよかった。

脱衣所で帰り支度をしていたら、
三分ほど下った家から毎日入りに来る九十二才のお婆さんと一緒になった。

足腰が丈夫な人で 今でも杖要らずの生活をしているという。
その爽やかな生き方に共感して、ついつい話込んでしまい、
気がつくと、とっくに上がって外で待っていた夫から「まだか!」の声がかかり、
慌てて出た「横落の湯」だった。


★野沢温泉「横落の湯」(共同湯)データー★
(住所) 長野県下高井郡野沢温泉村
  
    ・野沢温泉街の「横落」信号機の交差点下、中央ターミナルのすぐ近く。
    ・民宿組合事務所の半地下(坂道を利用した階下)にある共同湯

(tel) 野沢温泉村役場商工観光課0269-85-3114  
        0269-85-3155(野沢温泉観光協会)
(入浴時間) 4月~10月 5:00~23:00/11月~3月 6:00~23:00
(休館日)   なし  
(入浴料)   無料(寸志)
(泉質)  含硫黄-ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉  
          (低張性アルカリ性高温泉)
(源泉の温度) 81.9度、PH8.9     
(効能)   皮膚病、婦人病・糖尿病、痔核、中風、リュウマチ

(駐車場) ・駐車場は横落の交差点から役場に向かって右側にある駐車場。     
       (役場の手前200メートルくらいにあり無料で利用できる)
      ・役場の前の駐車場も無料
      ・他に、ちょっと離れているが、夏場無料のスキー用駐車場を利用するか・・
(交通アクセス) 
 (一般交通機関) Jr長野駅より直通バス利用75分、
          JR飯山線戸狩野沢温泉駅よりバス利用約20分
  (車) 上信越自動車道豊田飯山ICよりR117・県道419・38号を野沢温泉方面へ30分
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下諏訪温泉「新湯」

2015-12-31 | 長野の温泉
・・(これも2009年に行った共同湯・温泉博士に掲載された私の記事より)・・・・・・・

 中山道と甲州街道が出会う 大社といで湯の宿場まち       
           「新湯」(共同湯)   長野県 下諏訪温泉
                                ~女鷹ちゃん~

下諏訪は、古くから諏訪大社の門前として栄え、
街道を行き交う旅人は、名湯、下諏訪温泉をこよなく愛したという。
そのため、今も懐かしい路地が、そこかしこにあり、古き宿場まちの風情が漂っている。

町役場で、秋宮周辺の外湯マップを手に入れ
春宮のとりいの横を通り、旧中山道と甲州街道を通って秋宮に向かった。

秋宮は、正確には「諏訪大社下社秋宮」という。

五年ほど前に、神社のすぐ横にある「ホテル山王閣」に一泊して、外湯の「湯泉ハウス児湯」にも入ったことがある。
五年ぶりの街は懐かしく、早速夕方の街へくり出した。
諏訪オルゴール博物館「奏鳴館」まで歩くと「歩きたいしもすわ」という街案内絵地図が目に入った。
それを一枚手にとり、児湯を探した。
路地からやっと旧甲州街道や旧中山道というやや広い道に出た。
「そうだ。下諏訪は五街道の二つが交差する街なんだ」と気がついた。

そこを行くとまもなく児湯が見つかった。

前回は人の多い夜の時間帯に入浴したために施設の写真が撮れなかった。今回は明るいうちに着いたので、児湯の外観や受付のあたりも写真に収めることができた。

それから一度、秋宮の車の場所まで戻り、今度は「ホテル山王閣」の横の展望台から諏訪湖の夕日を眺めた。下諏訪の街の向こうに諏訪湖が大きく広がっていた。

夕食後、今夜の外湯めぐり「新湯」をめざして、いよいよ出陣だ。
途中で「菅野温泉」という外湯を見つけた。トンネル状の路地の中にある温泉施設だった。

旅行が終わり家に帰って「菅野温泉」を調べると、
浴槽や洗い場がとても広くてすばらしい風呂だった。
あの時の、暗い狭いトンネル路地の建物内部とは、とても思えなかった。
今度行く機会があれば、是非とも入ってみたいと思った。

しばらく行くと「新湯」に着いた。

「新湯」は街の銭湯という雰囲気で入浴料金も二百二十円という安さだった。
脱衣所に入ると「こんばんは」と皆が声を掛け合い、
さらに浴室に入ると、びっくりしたことに入浴客がお互いの背中を洗い合っている。
小さい子どもも、風呂で出会う人々によく打ち解けていて、
誰もが気楽に声を掛け合い和やかな雰囲気だった。

湯温も四十三度くらいで、熱めの湯が多いと聞く下諏訪の湯の中では、入りやすい湯だと思った。
入浴した外湯は、ほんの一部だったが、本当は三泊くらいして、外湯巡りや史跡、名勝巡りをしたい。
いくら滞在しても つきない魅力のある街である。

★下諏訪温泉「新湯」温泉データー★
(泉質)     ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(効能)     神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ
(泉温)    58.8度 (源泉の元温度・・旦過の湯からの引き湯)
    ※浴槽内の湯は43度 「安心してください!!ちゃんと入れる温度で大丈夫です」
(風呂の種類)    内湯
    洗い場がいくつもあって充実。シャンプー・石鹸は なし
・お湯は旦過の湯からの引き湯。下諏訪温泉ならではのやさしいお湯。
・お湯の注ぎ口はライオンになっているが、お湯の成分で白くなっている。
(所在地)      長野県諏訪郡下諏訪町御田町
(電話)     問い合わせ先 0266-27-6095
(交通)   中央本線 下諏訪駅から1km 徒歩15分
(営業時間)   5時30分~22時
(休業日)     無休
(料金)     入浴¥220
(営業時間)     5:30~22:00
(駐車場)/有り
  近くの御田町駐車場を利用。駐車券を貰い入浴後にスタンプを押してもらうと無料。

★昭和初期の銭湯が味わえる共同浴場
外見はごく一般的な共同浴場。
浴室に入ると、とてもきれいに手入れされ 地元の方々に大切にされていることが分かる。
新湯は下諏訪温泉の住宅街にある素朴な共同湯。
湯船には源泉かけ流し本物の温泉が注がれ 
街中に銭湯のように温泉施設が存在している下諏訪温泉の中でも、
最も普段着の共同湯の一軒だと感じることができる★

・・・2009年頃のデーターなので入浴料金などが多少変わっているかも・・・
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下諏訪温泉「湖畔の湯」

2015-12-31 | 長野の温泉
・・(これも2009年に訪問し 温泉博士に載った私の記事より)・・・・・・・・・・


諏訪湖畔に立つ富士見スポット
         「湖畔の湯」(共同湯)  長野県 下諏訪温泉
                                 ~女鷹ちゃん~

諏訪湖の周りは温泉が多く、大きくわけると上諏訪温泉と下諏訪温泉の二つになる。
上諏訪に対して、下諏訪には地元住民が利用するひなびた共同湯が多いという。
なかでも「湖畔の湯」は浴槽や浴室が広くて、観光客にもお勧めの湯らしい。

私たちが訪れたのは五月の中旬だった。
「みずべ公園」に車を停めて湖畔の景色を楽しんだ後、歩いて探した。

スーパーのジャスコを目当てに行けば、隣なのでよくわかった。
「ハーモ美術館」の後方の小粋な建物が「湖畔の湯」だ。

大きな施設で六十台もの駐車スペースがあった。近代的で明るく清潔な共同湯だった。
脱衣所のガラス越しに浴室が見え大きな楕円形の浴槽があり、浴槽を挟んで左右にたくさんの洗い場も見える。ウキウキして浴室に入ると、天井が高く、改めて広い。
まず「露天風呂」の場所確認をし、それから洗い場で体を洗った。

最初は内湯に入り、まず湯温を確認した。下諏訪温泉は熱めの湯が多いというが、ここは、ぬるめで入りやすかった。壁につけられた湯温測定器が四十二度を示していた。

続いて、先ほど見た露天風呂に行った。

午前中なので、露天には誰もいなかった。五月の空を見上げながら深呼吸をし、湯の中で体を一杯に伸ばし一人湯の開放感に浸った。打たせ湯も試し、再び内湯の大浴場に戻った。

そこでわかったことだが、湯量が多く広い内湯は、この湖畔の湯の中では一番人気らしい。
常連さんは内湯に留まり露天に行こうとしない。客の少ない午前中の時間帯に、内湯をひたすら味わっている風だ。私も今度こそは、ゆっくり入ろうと少し長めに浸かった。湯口から注がれる湯の音だけがザアザアと聞こえ静かな時間が流れた。洗い場の蛇口から出る湯も温泉らしい。また、この施設には十円で使えるイオンドライヤーがおいてあり、気楽に使えてうれしい。

「湖畔の湯」が気に入り、我々は二日目も同じ午前中の時間帯に行った。
そして湯上りは、昨日の「みずべ公園」で湖畔の風景をもう一度楽しむことに・・
するとサプライズが・・・・

それは、風がやや強かった昨日は、全く見えなかった山が、きょうは白く輝いていた。
諏訪湖の対岸、上諏訪の山々のちょうど真ん中の谷間に、
           周囲の緑色の山々とは明らかにちがう末広がりの白い山
 「もしかして富士!?」

一年に何回か、しかも晴天の空気の澄んだ日にしか見ることのできない富士山を、我々二人は見ることができた。
その感激は忘れられない。
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浅間温泉「倉下の湯」

2015-12-31 | 長野の温泉
3月まで温泉地には行けそうもない。
この長い温泉なし期間を利用して、雑誌「温泉博士」にすでに掲載された私の記事の中から
これまでに行った温泉地の共同湯記事をUPすることにした。
(これらはすべて雑誌に記事が掲載されるまでは、と ブログUPを控えていたものばかり)

・・・・(2009年訪問・温泉博士に掲載された記事より)・・・・・・・・・・・

「もと温泉旅館が、今は共同湯に」
       「倉下の湯」 浅間温泉 (長野県)            
                       ~兵庫県小野市 女鷹ちゃん~   

長野県松本市を訪れた時、浅間温泉「倉下の湯」に立ち寄った。

松本藩の温泉施設だった歴史のある共同湯らしい。
市営駐車場に車を停め、観光案内所で手に入れた街地図を見ながら探した。
五月中旬の気温の高い日、汗だくになって歩いていたら松本消防署の前で「ホークスの川崎宗則選手の防災ポスター」を発見した。思いがけない所で爽やかな川崎ムネリンに出会い、元気を取り戻した。

バス停近くの小さい公園で一休みして街地図を確認した。
この近くのはずだ。
公園横の少し坂になった細い道を歩くと普通の鄙びた民家が向き合っている。その中の一軒のブロック塀奥の玄関をよくよく見ると「倉下の湯」と、やっと読める表示がある。

「えっ~こんなところ?」あやうく見過ごすところだ。
無事に見つかってよかった。
昔は旅館を営んでいたというが、ひっそりとした外観は普通の民家となんら変わらない。

中に入ると真向かいに帳場のような受付があり、おじいさんが一人座っていて我々に応対してくれた。
薄暗く細長い廊下の奥に浴室があった。
古いが廊下などはよく磨かれており旅館の風情が残っている。
玄関の近くの廊下の途中に、ガラス戸で閉められた部屋があり、中を覗いてみると古い炊事場だった。
今は使ってない様だ。昔は、自炊での宿泊もできたのだろう。

建物全体は、かなり年季が入っているが、浴室だけは割と新しい。

四畳半くらいのこじんまりとした男女別の内湯のみだが、温泉はよくて飲泉できるお湯が思い切り掛け流されている。
熱いのではと思ったが、幸い適温だった。お湯はわずかに白濁しているが、臭いはほとんどない。口に含んでも、味はしなかった。
それにしても、湯口から出る源泉を、柄つきの虫取り網で受けている光景にびっくりした。
浴槽の湯が無色・透明で美しいので、それを維持するために、源泉口から出る湯の花か湯垢をこの網で直に受けているようだ。わりと感じのいい浴槽なので虫取り網はちょっといただけない。
「湯が本物」だったら、見てくれなどはかまわない主義なのか?。

「倉下の湯は一風変わった共同湯」で、
松本市街だが外に特別な案内看板もなく人々にあまり知られてない。
もと旅館の雰囲気がそのまま残った共同湯で、平日の昼間は人が少なく落ち着いて入れる。

私が訪れたのは暑い日だったが、湯上りはキリッと爽快になれた。
ここの湯が本物なのがわかる。

★浅間温泉「倉下の湯」温泉データー★
(住所) 松本市浅間温泉3-28-15
         ★玄関先のブロック塀が印象的な 倉下の湯。
(tel) 電話0263-46-1402  

(入浴時間)  午前 7:00.~午後 8:30
(休館日)    不定
(入浴料)   200円      
(泉質)   アルカリ性単純泉
       ほとんど無色澄明・微硫黄味・微硫化水素臭を有す。
(源泉の温度) 49.7度 PH8.9    
(効能)  一般的適応症、やけど・切り傷、糖尿病
(駐車場)
    地元屋の道を挟んだ隣。 駐車場は地元屋の裏。物置のあるところに停める。
   (ただし、4台ぐらいまで。)
(交通アクセス)
   松本駅近くのバスターミナルから浅間温泉行きのバスで終点車、
  「地元屋」と「みやま荘」の間にある  
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トマトの国 中条温泉

2015-11-10 | 長野の温泉
長野県の栄村にある「トマトの国・中条温泉」
ここは2008年の夏に 一泊した宿だ。

2011年の東日本大震災の翌日に 長野県北部を襲った大地震
栄村も大きな被害がでたので、ずいぶん心配していた。

栄村までの道でみた住宅は
豪雪地帯・独特の建て方をしている。



栄村に入り、道の駅「信越さかえ」に立ち寄ろうとしたら・・
土曜だったからか?駐車場が全部詰まっていた。びっくりした日
7年前も・昨年も この道の駅が、こんなに車で溢れているのを みた事がない



しかたなく「トマトの国・中条温泉」へまっしぐら

「トマトの国・中条温泉」の建物

玄関

受け付け

事前に 温泉博士10月号での入湯を 電話でお願いしておいたので・・
受付では 快く応対していただき 感謝。

受け付けにいた男性が、7年前とは替わっていた。
7年前は お笑いグループ「サマーズ・大竹」に似た長身の支配人だったが・・
どうやら 人が替わったようだ。
あの兄さんに出会えるか?と期待していたので・・ちょっと寂しい気も・・

館内の様子


お風呂は

お~この色だ!!
宿泊したらよく分かるが・・
この黄色の湯が、時間の経過と共に、紅茶色~ワイン色に変わっていくのだ・・
懐かしい浴槽風景!!




湯上りに休憩室で、栄村の資料を見させていただいた。

廊下には、7年前にも癒された「絵手紙」が今回もあった。



なんか いいんだよね~この施設 
お湯が いいし、温かい雰囲気が とっても好き

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野沢温泉 「真湯」共同湯

2014-10-23 | 長野の温泉
今回の秋の湯めぐり(東日本)の最後の湯となったのは
野沢温泉の「真湯」(共同湯の一つ)

野沢温泉の素晴らしさは、無料で入れる13か所の外湯巡りだ・・
その中の一つ「真湯」を紹介したい。

外観は・・(以下の写真は、いずれも前に入った時のもの)


中は明るくシンプルで清潔な浴室・浴槽

季節の花が飾られているのも心休まる。
念願の「一人湯のゆったりお風呂タイム」
湯の温度は42~42,5度くらい。
水道から水を出して冷やさなくても、そのまま入れる温度。
湯口から溢れる源泉を、贅沢にも一人占め・・
お~なんという素晴らしい湯だ。
白濁した湯の底から浮かび上がってくる黒い湯の花・・


「真湯」を出たところの木の下に「赤いポスト」があるのが目印


今回は、車から降りたら急に小雨模様になり傘を用意しての外来湯になった。 
そのため野沢温泉町の役場駐車場から歩いて一番近い「熊の手洗い湯」に入るにした。

しかし、野沢温泉の坂道を歩いて「熊の手洗い湯」に到着したちょうどその時、
向かい側の旅館の宿泊客がぞろぞろとたくさん「熊の手洗い湯」に入って行った。
「お~!!なんてこと!!」

今回の旅行の最後の湯は「一人湯がいい~」と瞬間的に思い
もう少し坂を登ったところにある「真湯」まで行くことにしたのだ。
結局 坂道を2倍ほど歩いたが、この選択は当たっていた!!
だって「真湯」では、贅沢な一人となったのだから・・
この旅 最後の湯が「真湯」での一人湯・・
 「し・あ・わ・せ!!」


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マイ温泉に出会った!?「大塩温泉館」(丸子温泉郷)  長野県

2013-10-26 | 長野の温泉
秋の湯めぐり 2湯目のお風呂は
長野県丸子温泉郷にある「大塩温泉館」だ。
公民館の中にある共同湯で、午後2時~営業している。
2時~3時の間はお湯の加温がないが、3時からは加温される。
10月になったとはいえ、まだまだ気温が高い今年の秋
2時の加温してない時間滞でも39度くらいはあるので充分入れる。



今回は、2時になると同時に入った。
最初は一人湯を楽しんでいたら・・
10分くらいして もう一人入浴客があった。
1時間あまり入った湯で、この人とのおしゃべりが楽しかった。

彼女は小学生~就職するまで長野県の上田の市街地に住んで居た人だった。
いわば、大きくいえば郷里の湯の一つになる「大塩温泉館」だが
成人して、今年になるまで全く知らなかった湯らしい・・。
上田市には田沢温泉や沓掛温泉、別所温泉など有名が温泉が一杯あるので
一つ山を越えた隣の丸子温泉郷のことは、関心がなかったのかもしれない。

現在、彼女は関東地方に住んでおられるが、ご両親は今も上田市におられようだ。
それが 父親が今年の6月から、上田市の鹿教湯温泉病院に入院したので
見舞いや介護を兼ねて、この夏、頻繁に上田市に帰省しているという。
そして、たまたま父親の入院先の「鹿教湯温泉病院」の近くで
「大塩温泉館」を発見し、6月~10月の今まで、見舞い帰りにかならず入湯しているという。

彼女は、小さい頃からひどいアトピー性皮膚炎に悩まされていた人だったが
今年の夏は、全く皮膚トラブルがなくなりスベスベツルツルの美肌になっているという。
それが、この「大塩温泉館」の湯に浸かるようになってからだそうだ。
関東からの通いなので、もちろん毎日入れる湯ではないので
「大塩温泉館」に来れた時に、湯口から出る温泉水をペットボトルに汲んで帰り
「化粧水」の替わりに、この夏の間中使ったという・・・
そしたら、スベスベつるつるの肌になっているというから・・すごい!!
全くのスッピンの人だが・・きれいな肌だった!!
この話に
「そうか~!!私が6月~10月の最近まで温泉とは無縁の
気が遠くなるほどの?暑~い夏を過ごしていた時に・・
彼女は、このぬるめでスベスベ泉質の源泉掛け流し風呂・大塩温泉館に
昼間からゆったりと入っていたんだ~!!いいなあ~!!」とふっと思ったが・・

これもそれも父親の見舞いに帰った病院の近くにあったから、
たまたま発見した湯らしい・・
不幸中の幸いか~
彼女もまた「マイ温泉」に出会えたラッキーな人だった。

何はともあれ きょうは
「この ぬるめの掛け流し源泉に 昼の2時過ぎから入れている幸せ」に感謝し
お湯の中での出会いに感謝し、マイ温泉に出会えた喜びを共有しあえる
「し・あ・わ・せ」な時間に万歳!!
やっと 今年の猛暑から抜け出し「ぬるめの良泉に入っている」のを実感した日

(大塩温泉館データー)
営業時間・・・・午後2時~午後9時
泉質・・・・・・カルシウム-ナトリウム・硫酸塩泉
入湯料・・・200円

★大塩公民館内にある共同湯
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