人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

<速報>福島県沖で震度5弱

2012-04-01 23:27:07 | 気象・地震
先ほど、午後11時4分に福島県沖で震度5弱の地震があった。当ブログ管理人の自宅でも、突き上げるような縦揺れが来た後大きく揺れ、いったん収まりかけた後、再度大きく揺れた。

なお、この地震では、特に福島第2原発のある楢葉町、富岡町の揺れが大きかったことから、明日(2日)、臨時に放射線量測定を実施する。

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選抜高校野球/準々決勝最終戦で世紀の大誤審(?)か

2012-04-01 22:22:50 | 芸能・スポーツ
横浜無念、本塁ベース踏み忘れ/センバツ(日刊スポーツ)

試合経過、アピールプレーの詳細はリンク先記事の通りだが、5回裏、横浜の攻撃中、スクイズにより生還した3塁走者が本塁を「空過」(ベースを踏まずに通過すること)したとして、関東一の捕手が球審にアピールプレーを行い、生還・得点が取り消されるという珍しいプレーがあった。このプレーがなければ、横浜はここで2-2の同点に追いついていただけに、その後の試合の流れを変えるプレーだったと思う。

ところで、リンク先記事に掲載されている写真を見る限り、どう見ても生還した走者のかかとが本塁に触れているように見える。この判定は勝敗を左右し、大会の行方をも変える「世紀の大誤審」の可能性が出てきた。

今日は休日ということもあり、当ブログ管理人はテレビでこの試合を生で見ていたが、インコース真ん中に落ちてきた明らかなストライクをボールと判定するなど、試合序盤から「この球審、大丈夫か?」と思うような判定が続出していた。こうした疑いを持たれるような判定が出てきても、仕方ないと思われる審判員の力量不足が背景にありそうだ。

ところで、正式の野球のルールブックである「公認野球規則」では、走者が塁を空過した場合のアピールプレイについて、次のように定めている。

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公認野球規則<抄>

七.〇八 次の場合、走者はアウトとなる。

(a)~(j) (略)
(k) 走者が本塁に走り込むか、または滑り込んだ際に、本塁に触れないで、しかも本塁に触れ直そうとしないときに、野手がボールを持って本塁に触れて、審判員にアピールした場合。

【原注】本項は、本塁に触れなかった走者がベンチに向かっており、アウトにするためにはその走者を追いかけなければならないような場合に適用される。本塁を踏み損ねた走者が、触球される前に踏み直そうと努力しているような普通のプレイが行われているときには適用されない。この場合には、走者は触球されなければアウトにはならない。
------------------------------------------------------------------------

当ブログ管理人の手元にある2007年版公認野球規則では上のような表現になっている。野球規則は米国で制定・改正され、日本野球規則委員会が日本語に訳しているもので、【原注】とは英語の原文の段階で付けられている注意事項が日本語訳されたものだ。「触球」とはタッチされることをいう。

この規則を読むと、空過(ベースの踏み忘れ)は単にその事実が審判員によって確認されれば自動的にアウトになるというものでなく、守備側のチームがアピールしなければならない、ということがわかる。

今回は、関東一の捕手がアピールしたもので、それ自体は野球規則に従ったアピール行為だが、球審が3塁走者生還時に本塁が踏まれているかどうかの確認をしていたかどうかは疑問が残る。

今日の試合では、審判員の力量不足が看過できないレベルで見られた。もともと教育活動である高校野球では、審判員もプロではなくボランティアのアマチュアが務めているが、この程度の確認行為さえ満足にできないような審判員には何らかの研修等が必要なのではないか。

一方で、横浜の3塁走者、尾関にも苦言を呈する必要がある。そもそも彼が、誰にも疑いを持たれないよう、きちんと本塁を踏んでおけばこのような事態にはならなかった。ベースはきちんと踏むという基本を忠実に守らず、緊張感のないプレーをしたからこそこのような結果を招いたともいえる。大会もあと2日で終了するが、選手たちには、教育活動にふさわしい正々堂々としたプレーを望んでおきたい。

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避難・残留~それぞれの4月

2012-04-01 00:35:56 | 日記
白河で過ごすようになって、6回目の4月を迎えた。原発事故の影響は依然として大きく、私が見聞きしている限りでも、子供を持つお母さんが白河で1人、西日本に避難する。その他、この4月から母子を九州に避難させ、自分だけが残って仕事を続けるという父親も1例聞いている。他地域の状況はわからないが、推して知るべしだろう。

健康被害が早くから顕在化した人や病弱な人、健康に影響は出ていないが、精神面で感受性が鋭いため不安が強い人たちが、この1年間の避難者の多くを占めていた。そうした、ある意味「健全」な人たちが福島を去った結果、今も残る県民には均一性が強まり、多様性が失われたような気がする。

福島からの避難は、止めることのできない静かな潮流として存在し続けると思う。今は諸事情で避難の準備が整わない人も、事情が変わることはじゅうぶんあり得るからだ。

いろいろな活動を通じて、子供を持つお母さんを中心とした避難希望者の避難を後押ししてきた当ブログだが、私自身の避難の見通しは全く見えない。全国転勤の職場だからいずれ異動で福島から出られると思っていたが、どうやらその考えは甘かったようだ。親しい人事担当者は「とにかく福島に転入してくれる人がいない。誰に打診しても強硬に断られる」と嘆く。

異動するには後任者が見つからなくてはならないということを私はすっかり忘れていた。後任者がいなければ、いつまで経っても福島に「塩漬け」というわけだ。

でも私は、福島への異動を打診されて断る人たちを恨むつもりはない。私が逆の立場--「福島に行ってくれ」と言われる立場だとしたら、行かなくてすむ方法を全力で考えるだろうし、たぶん全力で断るだろう。友人や知人に相談したら、たぶん全員が「何でよりによって今、そんなところに行くのか」と全力で止めるに違いないからだ。彼らが悪いのではなく、国や東電が悪いのだ、という原点に立ち戻らなくてはならない。

今なお除染、復興、風評被害などと寝言を言っている人たちは、放射能汚染の実態からいつまで目を背け続けるのか。水を差すつもりはないが、全国で事業を展開している企業ですら福島への転勤を受ける人がいないという状況でいったい何が復興なのだろうか。

後任者がいないという嘆かわしい状況で、私は今後も福島勤務が続き、被曝し続けるのだろう。いつまでこの状況が続くかわからないが、私の会社は2年後に合併の方針だけは決まっている。合併後、私の勤務する本部が福島に残る可能性はほとんどなく、県外のどこかに移転することになるだろう。私としては、今はそれにわずかな期待をかけるしかないと思っている。

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