人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

関西~四国3泊4日の旅(3日目夜~4日目)~憧れのサンライズに乗車!

2022-05-02 23:00:50 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
高松駅で食事を終えた後、1時間半くらい時間があったので、駅周辺を散策してみる。すでに夜の帳が下りているが、駅の隣にひときわ煌々と明かりの灯るタワーを見つけた。シンボルタワーだ。横浜のランドマークタワーのように、最上階には入場料が必要なケースがあるが、シンボルタワーは最上階(30階)まで上がっても入場は無料のようだ。連休中のためオフィスは閉じ、閑散としている。エレベーターで30階まで上がってみたものの、唯一の飲食店はコロナ禍のためか閉店してしまったらしく、誰もいなかった。

<写真>シンボルタワーからの高松市の夜景 左下に高松駅ホームが見える


<写真>夜の高松駅


本州に向かう快速マリンライナーなどが次々発車する中、いよいよ発車案内表示にサンライズの名称が登場。期待が高まる。

<写真>高松駅の発車案内


高松~東京の全区間を乗り通すが、翌朝の東京には7:08着。朝食は下車後となるため、飲み物だけを買ってB個室寝台「ソロ」に乗り込む。列車は定刻の21:26に発車。ほどなく車内改札がやってくる。再び瀬戸大橋を渡り、2日間過ごした四国に別れを告げ、岡山へ。

岡山では予定通り、出雲市から伯備線を走ってきたサンライズ出雲を後部に併結。岡山発車直後、シャワーを浴びられないか10号車のシャワー室の様子を見に行く。予想通り使用中で、順番待ちが1人。シャワー券(1000円)を買うべきか迷ったが、この状況では券を買っても早い時間に浴びられるかわからない。残念ながらシャワーは断念。浴衣に着替え個室寝台に潜り込む。昨夜、高知市内のホテルで熟睡できなかったせいか、急速に眠気が襲ってきた。(以上、5月1日(日))

(以降、5月2日(月))

翌朝、小田原付近で目覚める。カーテンを開け、浴衣のままぼんやりと車窓に流れる風景を見る。この日は年休を取っているが、世間は連休谷間の平日だ。ホームで通勤列車を待つ人たちに対し、ささやかな優越感に浸れるこの瞬間が、当ブログ管理人はとても好きである。通勤電車を待つ人のほとんどは、空席さえあれば、指定席特急券だけ(寝台料金不要)で自分たちも「ノビノビ座席」を使えることをおそらく知らないだろう。

コロナ禍以前から、首都圏では満員電車に辟易した人たちの間で通勤列車の指定席が人気を博してきた。コロナ禍以降、「密」を避けるためという新たな目的も加わり、「通勤指定席」人気はさらに高まっている。都内に単身赴任している人で、静岡市内の家族のいる実家に週末だけ帰るという人が、月曜日の早朝に自宅を出て、静岡(4:40発)から「ノビノビ座席」に乗れば、都内の会社の始業時間に間に合う。やりたい人がいるかどうかは別として、サンライズはそんな使い方もできる列車なのだ。

横浜到着前に「おはよう放送」が入る。当ブログ管理人を乗せたサンライズ瀬戸・出雲は、定刻通り7:08に東京到着。以前は車内点検が終わるとすぐに東京駅構内から引き揚げていたが、この日は15分程度ホームにとどまったまま、7:23過ぎにようやく東京駅8番線ホームを離れる。

当ブログ管理人が前回、サンライズを見たときから、大きく変わったのはいわゆる「上野東京ライン」の開通で、品川~東京~常磐線を直通する特急「ときわ」が走るようになったこと。サンライズ瀬戸・出雲が引き揚げるための線路を品川発高萩行き「ときわ51号」(東京7:23発)が一瞬、ふさぐ形になるため、その東京駅入線が終わるまで出られなくなったのではないかと推測する。

このダイヤが変わるまでは、15分間の停車時間を利用して、サンライズ乗車組も東京駅で下車後、反対側のホームに渡り、足回りを含めたサンライズ瀬戸・出雲の編成写真を撮影できる状況が当分、続くとみられ、撮り鉄には嬉しい限りだ。

品川に移動し改札内の飲食店で朝食。サンライズが運休となり、早朝の新幹線で移動せざるを得なくなった場合に備え、北海道に戻る飛行機を11:50羽田発にしていた。その結果、まだ大幅に時間がある。この余裕時間をどう使うか考えたあげく、未乗車区間である東急池上線乗り潰しに充てることにした。山手線で五反田に移動し、全線乗り通す。蒲田から京急で羽田入りを目指すが、途中で京急が人身事故で乱れとの情報を得て、浜松町下車に変更。モノレールで羽田に移動する。

こうして、3泊4日にわたる久しぶりの長い鉄道旅行が終わった。

【完乗達成】東急池上線

<動画>2022.5.1~5.2 寝台特急サンライズ瀬戸・出雲【瀬戸大橋区間ノーカット/岡山での併結シーンあり】

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