安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

今、当ブログがすべての「主戦論者」に送る全面核戦争の恐怖描いた映画「THE DAY AFTER」(1983年米国)

2022-05-08 18:02:26 | その他(海外・日本と世界の関係)
ロシアによるウクライナ侵攻から2ヶ月半が経過した。事態は収束の気配を見せないまま、5月9日、ロシアにとって最も重要な祝日である対独戦勝記念日を、まもなく迎える。

日本国内には危うい空気が流れている。侵略者ロシアを懲らしめるために、経済制裁しろ、防衛費を倍増しろ、敵の基地だけでなく中枢も叩ける能力を持て、そして挙げ句の果てには「日本も核武装を」--。核が抑止力にならないことを学ばなければならないのが今回の戦争ではなかっただろうか。

そんな中、四国旅行中の5月1日、現地で見つけた「徳島新聞」に政治学者・姜尚中さんが「保てるか共存可能な世界」と題した一文を寄せている。姜さんは「私たちは敵を倒したとしても味方の存続すらままならない、破局の深淵を垣間見つつある」とした上で、「正義が実現されなくても、醜悪な取引であっても、平和的な「共存」が可能な国際秩序を保つことができるだろうか」と問うている。この問いは、少なくとも「打倒ロシアのためなら何をしてもいい」という極論よりはマシなのではないだろうか。

今、いきり立って「ロシアをせん滅せよ」と叫んでいる人たちは、その正義が絶対かどうか冷静になってもらいたい。人類が破滅してまでも、それは貫かなければならないほどの正当性を持っているのか。「ロシアなんてどうでもいいから、自分は生き残りたい。世界の終末なんて見たくない。自分の人生を楽しみたい」という人がいても、それもまた正義なのではないだろうか。

人類は、今、「正義」とやらのために滅亡の淵に立っている。世界の終末を防ぐには、全員が少しずつ「正義」をあきらめ、譲歩しなければならないのではないだろうか。特に、ロシア制裁を声高に叫ぶ保守層に私は問いたい。20年前、米国がイラクに侵攻したとき、あなた方は「対テロ戦争」と叫び米国を支持していたのではなかったか。同じ「力による一方的な現状変更」なのに、米国ならよく、ロシアならダメだというなら当ブログが納得できるだけの根拠を示してもらいたい。

それに、河合案里事件に見られるように、有権者を汚いカネで買収して不正選挙で勝ち、平和・人権・環境保護・脱原発などを訴える人たちを「お花畑」「9条信者」「きれい事」「対案を出せ」などと口汚く罵ってきたお前らが、相手がロシアになったとたんに正義だのなんだのとご託を並べているのを見ると、吐き気がするんだよ!

ご都合主義の保守層・対ロシア「主戦論者」どもに告ぐ。1983年に米国で公開され、全米に衝撃を与えた映画「THE DAY AFTER」の一部をご紹介する(映画「The Day After」(1983年、米国)から、核爆発の瞬間の場面)。世界全面核戦争になればどのような事態が起きるかを迫真の映像で描いている。日本でも1980年代にテレビ朝日系「日曜洋画劇場」で放送され話題を呼んだ。日本もこのようになるかもしれない。

これを見てもなお、「それでもロシアを倒すべきだ。世界が終わってもいい」という人とは、残念ながら対話の余地はない。当ブログは「ロシアなんてどうでもいいから、自分は生き残りたい。世界の終末なんて見たくない。自分の人生を楽しみたい」と思っているから、そのような人々がもしいたら、容赦なく「敵」とみなす。世界がこのような事態を迎えないため、当ブログは今後もあらゆる努力を続けたい。

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