2024年はまだ1週間残っているものの、この先、年内に遠征等の予定もなく、鉄道新規乗車もないので、少し早いが、ここで2024年の鉄道全線完乗達成状況をまとめる。
【4月】阪急京都本線、嵐山線、京福電鉄嵐山本線、北野線、京阪本線
【8月】北大阪急行 千里中央~箕面萱野〔奪還〕、神戸新交通 住吉~マリンパーク
【10月】西武新宿線
内訳は以下の通り。
【大手私鉄】3社4線(阪急京都本線、嵐山線、京阪本線、西武新宿線)
【中小私鉄】3社4線(上記以外)
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※参考までに、鉄道ファンには説明するまでもないが、「大手私鉄」とは以下の16社である。
関東(9社)・・・東武、西武、京成、京王、東急、小田急、京急、東京メトロ、相鉄
関西(5社)・・・近鉄、南海、京阪、阪急、阪神
中部(1社)・・・名鉄
九州(1社)・・・西鉄
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当ブログの全線完乗記録では、全国の鉄道会社を「JR」「公営」「第三セクター」「大手私鉄」「中小私鉄」の5つに区分している。準大手は中小私鉄扱いとする。また、第三セクターは「旧国鉄特定地方交通線転換第三セクター」「整備新幹線開業時の並行在来線分離第三セクター」「国鉄再建法施行に伴う計画・建設凍結線のうち、第三セクターが開業させた路線(凍結解除線)」のみをこの区分とするのがルールである。ただし、当ブログ管理人はすでにこれら第三セクターの完乗を終えているため、将来、延長開業区間が発生して「奪還」に該当しない限り、第三セクターがこの欄に登場することはない。
この他、営業路線ではない区間を走行するもの(保存鉄道など)、通常は旅客列車が走行しない区間(貨物線など)を走行するイベント列車、鉄道事業法が適用されるが鉄道・軌道でないもの(ロープウェイ・ケーブルカーなど)の乗車を記録する場合は参考記録とし、正式記録には含めない。
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今年の完乗達成路線を現有路線・廃止予定線・新規開業線の別で見ると、全路線が現有路線またはその延長開業区間だった。北大阪急行は「奪還」(一度全線完乗を達成済みの路線で延長開業区間が発生した場合に、その延長区間の全部に乗車し再び全線完乗とすること)に該当するため、当ブログの長年のルールにより新規開業線には含めない。
結果として、今年は6社8線だった。2024年の新年目標(5路線)を4月に早々と達成し、もっと行けそうな気がして目標を10路線に上方修正したが、それには届かなかった。
当ブログでは、新年に立てた当初目標をクリアしていれば、その後に上方修正した目標には届かなくても達成とするルールなので、一応、2024年は目標を達成したことになる。7社13線(参考記録を含めると8社14線)と荒稼ぎをしまくった2023年には遠く及ばないものの、まずまずの結果といえる。目標達成も昨年から2年連続だ。
ただ、コロナ禍などの影響で新年目標を発表しなかった2020~2022年も全線乗車活動自体は続けており、特に2022年はJR2社、私鉄7社の計9社15線と、目標を立てなかったにもかかわらず今年より多く乗車している。
なお、8月26日付記事の中で「今年は超スローペースとなっており、未乗車路線の完全乗車は今回の2路線が初めて」「今年の新年目標は5路線だが、年内にあと3路線乗車できるかは微妙な状況」と書いているが、これは誤りだ。実際には4月28日付記事の通り、4月に3社5路線に乗車して新年目標を早々と達成していたのに、8月の時点でこのことを忘れていた。この点は読者のみなさんにお詫びしたい。
来年も、おそらく新年目標は何らかの形で発表することになると思う。ただ、来年--2025年は、JR福知山線脱線事故(2005年)から20年、日航123便墜落事故(1985年)から40年の節目の年になる。安全問題研究会の活動がかなり忙しくなる見込みなので、新年目標は控えめな内容にする可能性がある。