タミヤ、日本回帰?の記事でCOMETを着手していることに触れましたが、
ここでキットの2種類あるマーキングをどちらにするか、それとフィギュアとの絡み、たとえば戦車兵を替えるとか歩兵を追加するかどうか、などなどを決めておこうかなと思います。
コメットは終戦間近に登場した戦車で、第11機甲師団が配備された唯一の部隊でした。
キットはその師団の所属車輌として"CRUSADER"と"CELERITY"の2種類を選択できるようになっています。
この2輌の違いは、乗員や車上に搭乗する歩兵を排気から守るため、車体後部のグリルにノルマンディカウルと呼ぼれるダクトが取り付けれていましたが、その形状の違いで分けられています。2つのカウルが後部に取り付けられていますが、装着したまま砲身を後ろに向けてロックできるよう中心部分の間にスペースが取られているタイプ(CELERITY)と取られていないタイプ(CRUSADER)がありました。
▼実車の写真で確認していきましょう。(参考資料:world war photos)
"CRUSADER"の実車です。キットの後部カウルは中央部にスペースがない(わかれていない)タイプです。
▼上の写真からキットに付いている戦車兵と取り替えられるキットを探してみました。
ありました、ミニアートの戦車兵。
冬季ユニフォームがぴったりですが、今回は付属しているタミヤの戦車兵のポーズがとても良さそうなのでキットのフィギュアを使うことにします。
ミニアートのフィギュアは在庫しているタミヤのチャーチルに使うことにしましょう。
もしクロムウェルを買ってしまったらどちらに使うかちょっと悩みそうですが・・・。
▼すでにフェンダー、サイドスカートが損傷している車輌もありました。
▼車上に搭乗する歩兵たち。「ノルマンディーカウル」は分かれていないので"CRUSADER"が該当します。
加筆修正:リターンローラーがないのでコメットではない可能性があります。
履帯の太さからクロムウェルの可能性が高いです。world war photosにだまされた?
▲11/26 PM23:25 加筆
クロムウェルではないかと思った上の車輌は、どうやら最初のプロトタイプ(A34 初号機)のようです。
コメットが登場した頃、すでにドイツ機甲師団は壊滅に近い状態だったので、初期のタイプも戦場で生き残っていたようですね。
作例をしらべていたら、下記のサイトに紹介されていました。Google Chromeで日本語に翻訳しました。
http://panzerserra.blogspot.com/2016/12/a34-cruiser-tank-comet-case-report.html
▼こちらは分かれているタイプ。"CELERITY"が該当します。
加筆:この車輌はコメットですので”CELERITY”で作ります。
ただカウルの下に付いている(赤丸)「スモークディスチャージャー」の位置が、キットでは"CRUSADER" も "CELERITY" も下の写真のようになっています。加筆:すいません、タミヤがあっています。
実車で確認がとれたということで"CELERITY"で作ることにします。
▼搭乗する歩兵を探したところ、ミニアートのキットがありました。
このキットを使ってみることにします。
▼英軍大好きのカモフラージュネットが砲塔に施されています。
今回は後部に積まれている装備品に着目しました。ただ、歩兵を搭乗させたらほとんど積めませんね。
"CRUSADER"に歩兵が搭乗している写真(最初から4枚目)から、ジェリ缶ぐらいが妥当な感じがします。
これでマーキングと組立方針が決まりました。さあ、どんどん作っていくことにします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。