M8後期型 1/35 タミヤ
M8 Late type 1/35 TAMIYA
2nd Armored Division 67th Tank Battalion Headquarters
Berlin, Germany, July 1945
M8後期型 1/35 タミヤ
第2機甲師団第67戦車大隊本部所属車両
1945年7月 ドイツ ベルリン
タミヤ1/35 M8、完成しました。1/35はサイドスカートが装着された後期型です。
タミヤから最近発売された1/48のM8は前期型です。
後期型は約2,000両生産されていますが、大戦中の実車写真を見るとサイドスカートのない前期型が多く見かけられます。
完成品は組立がまずくて、サイドスカート後部、砲塔上部などで隙間を発生させてしまいました(反省💦)。
手を入れたのは、フック類を真鍮線に、車体側面の溶接跡をプラ板で表現(幅が太すぎましたが💦)、砲塔側面に個人装備品を吊り下げて装備させました。
アラが見えて恥ずかしい部分がありますが、今回はアップの写真をいつもより多めに載せてみました。
それではM12、M7に混じって後方支援任務を担ったM8をご笑覧くださいませ。
▼キットにはフィギュアが3体付属しています。キット名が出陣待機セットなのでそれ相応のポーズなのでしょうが、小さい砲塔内に収めるのは難しくて砲塔には入れませんでした。
▼前部にあるハッチの一つを箱絵と同じ開状態にしました。
星マークのデカールがシルバリングを起こしてしまいましたが、ウエザリングで少し改善(ごまかし)できました。
▼フィギュアのお顔は相変わらずの出来です😅
▼車体側面の戦術番号のデカール、シルバリングしています😅
車体に載せている個人装備品は他のキットにも流用できるよう、置いているだけです。
▼フェンダーの奥まったところ、車体のくぼみの埃・泥としてピグメントを置きました。
▼砲塔側面に引っ掛けるため、0.2mm真鍮板を切り出してバッグに装着しています。
▲▼燃料キャップ付近にはMigのFuei Stainsを垂らして、燃料をこぼした状態を表現しました。
▼チッピングは浅い傷をスポンジで、深い傷は細筆とスポンジを使って付けました。
足回りのウエザリングはピグメントを使用。うまく出来たと自己満足しております。
▼油彩バーントシェンナで錆ダレをつけました。
▼防盾はラッカーパテを使って鋳造表現を付けました。
▼「いつまで待機しなきゃならないんですかねえ?」「まあ、焦りなさんな」ってところでしょうかww
▼ベースとなったM5A1とのツーショット。どこを変えてM8になったのかがよくわかります。
完成写真は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
M8もいよいよ完成が近づいてきました😄
今回は、前回からのウエザリング作業の続きとなります。
作業は、フィルタリング(車体)〜フィギュアと個人装備のスミ入れ・ウォッシング〜ハイライト〜グローサーの錆付けまで進めました。
▼フィルタリングに使った油彩は以下の5色です。
左から、チタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、イエローオーカー、バーントアンバー、ウルトラマリンとなります。
▼細筆の先へ少し油彩を付け、車体へチョンづけしていきました。
チタニウムホワイトやネイプルスイエローは上面を中心に、イエローオーカーは中間部分、バーントアンバーは下部へ凹んだ部分、ウルトラマリンは可動部の縁やプレスラインの端などへ付けていきます。
▼いつものように綺麗なターペンタイン(テレピン油)を筆に湿らせ、上から下へ筆で油彩を拭き取っていきます。
ほとんど拭き取るような意識で作業していきました。
▼平面部分は、円を描くようにして広げて油彩を薄めていくような感じで拭き取っていきました。
▼車体のフィルタリングが終わりました。次は砲塔の作業にかかります。
▼砲塔も車体と同じように細筆の先に油彩を付け、車体へチョン付けしていきます。
▼拭き取り作業を車体と同じようにして、フィルタリングが終わった状態です。
フィルタリング作業を経てデカールのシルバリングはだいぶ目立たなくなりました😄
▼ここから一気に個人装備品とフィギュアのウエザリングをしていきます。
まずは油彩でのスミ入れ、ウォッシングに備えてトップコートをスプレーしました。
エアブラシを使うのが面倒でスプレーで済ませてしまいました😅
▼個人装備品は、油彩ローアンバーにアイボリーブラックを足してスミ入れ・ウォッシングを行い、ハイライトとして、
バッグは、チタニウムホワイトにネイプルスイエローを足した色でドライブラシ。
寝袋、ダッフルバッグ、バラックバッグはイエローオーカーにチタニウムホワイトを足した色でドライブラシをかけました。
▼フィギュアも同じように、油彩ローアンバーにアイボリーブラックを足した色でスミ入れ・ウォッシングを行い、
ハイライトとして、上着にはチタニウムホワイトにネイプルスイエローを少し足した色でドライブラシ。
ズボン、ヘルメットは、オリーブグリーンにチタニウムホワイトを少し足した色でドライブラシをかけました。
ヘルメットは色が付くか付くないか程度に軽〜くドライブラシをかけています。
向かって一番右のフィギュアは顔が極端に小さいようで、子供がヘルメットを被っているような感じになってしまいます😩
▼車体にハイライトを足して、コントラストを少し強調します。
油彩ネイプルスイエローを車体上部のエッジを中心に付けていきます。
▼ドライブラシ用太筆SOFTを使って上から下へ拭き取っていきました。
▼グローサーへ錆を付けます。プレス屋にいた時、材料の鉄はあっという間に錆びていくのを経験しました。
その経験からグローサーが無塗装と仮定して、錆色をクレオスウエザリングパステルのラストオレンジで付けました。
もし、グローサーが鉄ではない、もしくは鉄でも錆止め塗装をしていたら間違ったウエザリングになりますので、その場合はご勘弁を😅
▼錆色に埃がかかった状態として、クレオスウエザリングパステルのダークブラウンをラストオレンジの上へまぶしました。
▼最後に油彩ローアンバーをターペンタインでかなり薄めてウォッシングしています。
▼個人装備品を車体に付け、M8がほぼ完成しました。
今回はここまでです。車体に錆ダレを若干付けたり、フィギュアの靴へピグメントをまぶしたりして完成させたいと思います。
次回は完成写真をアップする予定です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。