法務問題集

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著作権法 > 総則 > 通則 > 定義 > 複製

2017-01-14 00:00:00 | 知財法 > 著作権法(2024年) > 著作物等
【問題】
01. 複製とは、著作物を有形的に再製する行為をいう。

02. 有形的とは、著作物を媒体に固定することをいう。

03. 複製の要件の1つは、原著作物への依拠性である。

04. 複製の要件の1つは、原著作物との同一・類似性である。

05. 著作物を印刷する行為は、複製に該当する。

06. 著作物を撮影する行為は、複製に該当する。

07. 著作物を複写する行為は、複製に該当する。

08. 著作物を録音する行為は、複製に該当する。

09. 著作物を録画する行為は、複製に該当する。

10. 著作物を公衆送信する行為は、複製に該当する。

11. 建築に係る図面に従って建築物を完成させる行為は、複製に該当する。

12. 脚本の上演や放送、有線放送を録音・録画する行為は、複製に該当する。

13. 複製物を1部のみ作成する行為は、複製に該当する。

【解答】
01. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

02. ○

03. ○: 最判昭53.07.09(ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー事件)要旨
既存の著作物に接する機会がなかったためその存在、内容を知らないでこれと同一性のある作品を作成した者は、右著作物の存在、内容を知らなかったことにつき過失があると否とにかかわらず、著作権侵害の責任を負わない。

04. ○: 最判昭53.07.09(ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー事件)要旨
既存の著作物に接する機会がなかったためその存在、内容を知らないでこれと同一性のある作品を作成した者は、右著作物の存在、内容を知らなかったことにつき過失があると否とにかかわらず、著作権侵害の責任を負わない。

05. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

06. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

07. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

08. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

09. ○: 著作権法2条1項15号「複製」柱書

10. ×

11. ○: 著作権法2条1項15号「複製」ロ

12. ○: 著作権法2条1項15号「複製」イ

13. ○

【参考】
「複製」の意味や使い方 - Weblio辞書
ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー事件 - Wikipedia