気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

炉開きは萬々堂通則の「砧餅」、道喜さんの亥の子餅は

2017-11-04 14:47:08 | 主菓子とお干菓子
今日は曇り空で昼からは冷え込んできました。
今日の満月はどうでしょうか。
11/3月齢14.3
昨日の「炉開き」は、予定より早めに始まりました。
私もお薄の点前を終わり頃にさせて頂き、
菓子は本来は「亥の子餅」で数年前まではそうでしたが
今は奈良萬々堂通則さんの『砧(きぬた)餅』に
替えられたそうです。
理由は・・・又お聞きしておきます。
火打ち餅風で、ほんと、美味しいですよ
 
亥の子餅のいわれは、
五行説では「亥」は水で「亥は火を防ぐ」と考えられ、
江戸時代に亥の月の最初の亥の日に行う「玄猪の祝い」が
茶道にも取り入れられ、今年は11月8日にあたります。
お家元様では、京都北山の『川端道喜』さんの亥の子餅が
振る舞われると聞き及びます。
手違いから、偶然にも『川端道喜』さんのを頂く機会が
通日前にありました。
  道喜の亥の子餅
これがあの!というのが第一印象、
亥の子餅という概念は昨年作った亥の子餅しかなく

薄くのばされた薄紫色のお餅、
表面によく見ると雪のような模様が見えます。
薄いお餅の中には漉し餡がつまっており、
口の中では、薄いのにこしがあるお餅と、なめらかで
上品な甘さの漉し餡とのハーモニーが奏でてくれました。

実は今日昼から自宅稽古があり、お一人ですが、
「炉開き」に当たります。
昨晩までには小豆を煮て、お餅もつきました。
と言っても「もちっこ」の器械で。これで善哉は
差し上げることが出来るのですが亥の子餅までは手が、
もう一度お見えの予定ですので、頑張って作ります。
今年は餅の中に?を入れてみましょうか。
楽しみになりますね。