気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

善哉の紅白箸の置き方は

2017-11-07 12:12:01 | お稽古
奈良の昨日の最低気温は5.6℃シーズン最低でしたが、
今朝は10.1℃と暖かく、山城の山々には雲海が
若草山7時

先日のことになりますが、自宅稽古日を迎え
「炉開き」、軸は「開門落葉多」で香合は・・・

志野焼の「はじき香合」をお出ししました。
 
「はじき」とは新版茶道大辞典(淡交社)によると
”蓋の甲に、弦形の摘みのついているものをいう。
 織部焼に多く見られる。はじきのある香合は
 横になるように扱う。水指の替蓋はほとんどが
 この摘みになっている。”と

炉開きには三部(炭斗は新瓢 灰器を伊部 香合が織部)
を使うと良いとされ、香合では「はじき香合」や
「玄著包香合」が良く用いられるようですね。
なお有名な「織部焼はじき香合」は、古田織部が
薮内剣仲の茶事に招かれた時、着物の袂に入れて
持参し、剣仲に贈ったと伝えられております。

花入れには薄紅色の西王母椿と紅い実のさんしゅゆを
紅白の椿がよかったのですが、一輪だけ咲き終わった
白の西王母椿、白玉椿や初嵐がまだ蕾。


さて恒例の善哉をお出しするのですが、
今年も小豆を煮たのですが、また小豆が割れました。
小豆のせいにはしてはだめですが、考えなくては・・・
 
一人でお餅を焼き、慌てて箸を置こうとすると
紅白箸、赤杉とクロモジ(黒文字)どちらが手前に?
あっー、迷ってしまいます。落ち着いて考えてみると
善哉は主菓子としてお出しするのですから、
当然、クロモジが手前になります。
考えずにできるようにならなくては!
   
齢のせいにしたくないですが、突然のエアーポケットに
入り込んでしまいます。
ちょっとしたことで慌てなくて済むように
精進あるのみですね。