七夕月のしつらえに、この拓本のお軸・・・どうでしょうか。
この軸は、職場の元上司から随分前にいただいたものです。
鵬雲斎筆の拓本です。
私がお茶をしているという事で下さいました。ありがたいことです。
先日久しぶりにお会いし食事を一緒にさせていただきました。
なんともお元気で今も拓本を極めていらっしゃいます。
そういえば、お弟子さんもいらっしゃるとか・・・・
それだけではなく料理やパソコン(ホームページ開設)等もされ
もう傘寿だと記憶しておりますが、何事にもアグレッシブそのもの
先生を見ていると年令を重ねることが待ち遠しくなります。
お会いした日は元気をいただいて帰りました。
万葉集、巻7-1092 作者不詳
筆者:千宗室、裏千家15代家元、鵬雲斎。
鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の
桧原の山を 今日見つるかも
原文: 動神之 音耳聞 巻向之 桧原山乎 今日見鶴鴨
(なるかみの おとのみききし まきむくの ひばらのやまを きょうみつるかも)
意味:噂にだけ聞いていた、この巻向の桧原の山を、今日は見たことよ
『鳴る神の』は「音に聞く」に掛る枕詞で、
雷を神格化して『鳴る神』と言っております。
三輪山の麓に、桧原神社(元伊勢、大神神社の摂社)があります。
振り返れば、大和三山や二上山が