学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

強敵あらわる

2021-01-03 16:23:04 | 読書感想
本日も快晴。午前中は家の掃除と洗車をし、落ち着いたところで、明日の仕事の予定を立てていきました。予定を手帳に書き込んでいくだけで、気が引き締まる思いがします。

午後からは読書。わけあって、今年は小林秀雄の著書を読まなくてはいけなくて、まずは美術関係の『ゴッホの手紙』(新潮文庫)を読み出しました。しかし…14ページまで読んだところでダウン…内容が感覚的すぎて、何を言っているのか、まったくわからない!久しぶりに強敵あらわるです。かつて哲学者の木田元さんが、小林秀雄から大きな影響を受けた、と書いているのを読んだ記憶があったので、その著作への期待値が高すぎたのかもしれません。もっとも、まだ読みかけですし、数ページをかじっただけですから、まだ早計かもしれませんが…きっと、これから楽しくなるのですよね??

さて、話が変わって、3日の日経新聞では歌人・情報科学者の坂井修一さんが「うたごころは科学する」で美術館の常設展の重要性について述べられ、そして美術史家の辻惟雄先生による「私の履歴書」が今月1日からスタートしています。美術に関する記事が盛りだくさんで、とても楽しめた紙面でした。

明日からいよいよ仕事始め。年末年始、十分すぎるほどにリフレッシュできましたので、また明日からしっかり頑張ります!