学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

山を登れば

2021-01-29 21:29:35 | その他
今日は晴れの1日となりました。このところ、晴れたり雨が降ったりを交互に繰り返すような日が続いています。雨が降るから、晴れたときの気持ちの良さが余計にありがたく感じられますね。

日頃の運動不足の解消を目指し、このあいだの休みは標高380メートル程度の城跡に登ってきました。元々、全国の城を巡り歩いていた経験があるので、体力的、心理的な抵抗もなく、すいすいと登って、無事に山頂へ到着することができました。山からの眺めは気持ちのいいものです。高いところから見るミニチュアのような街の様子、そして、どこまでも横に広がるパノラマの景色に、時間を忘れて、ついつい見とれてしまいます。私の記憶では、安土城、小谷城、岐阜城あたりのてっぺんから見る景色は最高だった覚えが有ります。また城巡りに行きたいな、との物思いにふけり。さて、帰り道は山を下らなければなりません。登り以上に気を使って、一歩一歩、緊張感を持ちながら、無事に下山することができました。ところが、今朝、なんとふくらはぎが筋肉痛に。運動不足が露呈しましたね。降りるときにふくらはぎを使うので、そのときに消耗したようです。足が痛むのをこらえながらの仕事でした。

このところ、寝る前に開高健の『ずばり東京』を読んでいます。1960年代の東京を、様々な切り口から、そして多様な文体を使って書かれた本です。1960年代といえば、東京オリンピックのあった頃。今から60年前の東京の街がどんな風で、そしてどんな人たちが生活していたのか、知りたいと思って手に取った次第です。今夜もとても楽しみです。