2013-01-11up
滋賀・大津市皇子山(おうじやま)中学(校長・藤本一夫)で中学2年の男子生徒がいじめを受け自殺した事件は
さっぱり報道されなくなった。
されなくなったがある程度の情報が公開され、
生徒の死にはとても釣り合わないが関係者の処分は行なわれた。
この中学校と市教委関係者は間違いなく、
「人の噂も七十五日」
と高をくくっていたはずだ。だから、隠して、しらを切り通そうとした。
現在報道され続けているのはバスケ部主将の自殺事件だ。
大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)は、
2012年12月23日に自殺した。
顧問の男性教諭(47)の暴力などが原因ではないか、と調査中だ。
僕の認識では、体罰ではない「とてつもなくひどい暴力」だ。
だが、当該校では過去、別の部活動での「顧問の暴力」も隠していたと報道された。
皇子山中学校と同じく、人の噂も七十五日、と思っていたのだろうか。
「デジタル大辞泉」によれば、
「リンチ【lynch】=法的手続きを経ないで暴力的制裁を加えること。私刑」
とあるから、僕は暴力でなく「とてつもなくひどいリンチ」だと解釈している。
本題はここからだ。
このリンチを加え、生徒を自殺に追い込んだ容疑の教諭を擁護する者がいるらしい。
「顧問は間違っていなかった」
という当該高校関係者の言葉がいくつか報道された。
では、その人間たちに訊く。
1「あなたの、息子が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
2「あなたの、兄弟が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
3「あなたの担任している生徒が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
正しいと答えるなら、どうかしている。
たかが、学校の部活動で、素人の顧問にリンチを受けて息子や弟が自殺させられる。
そんな馬鹿な話があるか。
教諭は「授業の玄人」であって「スポーツトレーニングのプロ」ではない。
日本中で、ド素人が部活動の顧問に就き、資格もないのに「指導」している。
「いや。俺はプロのバスケットボール指導者だ」
もし、そうおっしゃるかたがいるなら、スポーツインストラクターにおなりなさい。
教諭はお辞めなさい。
当然でしょう。教諭としては素人なのに、学校で報酬を受け取るなどあり得ない。
僕は海に潜るダイバーだった。ダイビングの根本的な原則がある。
「インストラクター以外は、他人にやり方を教えてはならない」
ダイビングはすぐに命を失う趣味だ。
だから、教える内容に失敗は許されない。
ダイビングを始めて、100本以上潜る人は10パーセント以下だ。
僕のように200本以上潜るのは、ダイビングを始める人のうち数パーセントだ。
それでも、インストラクターとは天と地の実力の差がある。
僕は死んでも追いつけないと思って、インストラクターはあきらめた。
「指導のプロ」のレベルは「素人」とは別世界のものだ。
ところが、学校は違う。
「石川県金沢市の私立金沢高校(本田吉夫校長)で14年9カ月にわたり、
非常勤の男性講師(55)が教員免許を持たずに数学の授業をしていたことがわかった」
⇒2012年12月29日・http://www.asahi.com/edu/news/OSK201212290032.html
ばれなかったのは、周りと差がないからだ。
素人と玄人の差がわからないのが、学校という業界だ。
訓練を受けず、練習をせず、勉強に金をかけず「プロノジュギョウ」を毎日毎日行なっている。
ド素人の数学教諭もどきとの差が、誰にもわからないはずだ。
ド素人のバスケ顧問に殴られ続けて自殺する高校生が、世界中で日本以外にいるのだろうか。
僕は不勉強ゆえ知らない。
「あなたの、息子が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
滋賀・大津市皇子山(おうじやま)中学(校長・藤本一夫)で中学2年の男子生徒がいじめを受け自殺した事件は
さっぱり報道されなくなった。
されなくなったがある程度の情報が公開され、
生徒の死にはとても釣り合わないが関係者の処分は行なわれた。
この中学校と市教委関係者は間違いなく、
「人の噂も七十五日」
と高をくくっていたはずだ。だから、隠して、しらを切り通そうとした。
現在報道され続けているのはバスケ部主将の自殺事件だ。
大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)は、
2012年12月23日に自殺した。
顧問の男性教諭(47)の暴力などが原因ではないか、と調査中だ。
僕の認識では、体罰ではない「とてつもなくひどい暴力」だ。
だが、当該校では過去、別の部活動での「顧問の暴力」も隠していたと報道された。
皇子山中学校と同じく、人の噂も七十五日、と思っていたのだろうか。
「デジタル大辞泉」によれば、
「リンチ【lynch】=法的手続きを経ないで暴力的制裁を加えること。私刑」
とあるから、僕は暴力でなく「とてつもなくひどいリンチ」だと解釈している。
本題はここからだ。
このリンチを加え、生徒を自殺に追い込んだ容疑の教諭を擁護する者がいるらしい。
「顧問は間違っていなかった」
という当該高校関係者の言葉がいくつか報道された。
では、その人間たちに訊く。
1「あなたの、息子が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
2「あなたの、兄弟が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
3「あなたの担任している生徒が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」
正しいと答えるなら、どうかしている。
たかが、学校の部活動で、素人の顧問にリンチを受けて息子や弟が自殺させられる。
そんな馬鹿な話があるか。
教諭は「授業の玄人」であって「スポーツトレーニングのプロ」ではない。
日本中で、ド素人が部活動の顧問に就き、資格もないのに「指導」している。
「いや。俺はプロのバスケットボール指導者だ」
もし、そうおっしゃるかたがいるなら、スポーツインストラクターにおなりなさい。
教諭はお辞めなさい。
当然でしょう。教諭としては素人なのに、学校で報酬を受け取るなどあり得ない。
僕は海に潜るダイバーだった。ダイビングの根本的な原則がある。
「インストラクター以外は、他人にやり方を教えてはならない」
ダイビングはすぐに命を失う趣味だ。
だから、教える内容に失敗は許されない。
ダイビングを始めて、100本以上潜る人は10パーセント以下だ。
僕のように200本以上潜るのは、ダイビングを始める人のうち数パーセントだ。
それでも、インストラクターとは天と地の実力の差がある。
僕は死んでも追いつけないと思って、インストラクターはあきらめた。
「指導のプロ」のレベルは「素人」とは別世界のものだ。
ところが、学校は違う。
「石川県金沢市の私立金沢高校(本田吉夫校長)で14年9カ月にわたり、
非常勤の男性講師(55)が教員免許を持たずに数学の授業をしていたことがわかった」
⇒2012年12月29日・http://www.asahi.com/edu/news/OSK201212290032.html
ばれなかったのは、周りと差がないからだ。
素人と玄人の差がわからないのが、学校という業界だ。
訓練を受けず、練習をせず、勉強に金をかけず「プロノジュギョウ」を毎日毎日行なっている。
ド素人の数学教諭もどきとの差が、誰にもわからないはずだ。
ド素人のバスケ顧問に殴られ続けて自殺する高校生が、世界中で日本以外にいるのだろうか。
僕は不勉強ゆえ知らない。
「あなたの、息子が、同じ状況で自殺しても、顧問は正しいと言いますか?」