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2014-04-13up
中学国語指導案・にじの見える橋・全発問指示
[授業で用意したい物]
教科書・赤鉛筆・ストップウォッチ
[授業前の準備]
1 本文の音読練習(読めない字は辞書)
2 教科書に傍線と発問等書き込み
[授業の指導・発問・指示・作業・評価]
1コマ目
教科書を開かせる。
予告
「読んであげます。終わったら印を書きます。
すごくおもしろい花丸、なかなか良い○ ふつう△、つまらない×。
では、聞いてください」
●読み聞かせ全文(約5分)
文末30ページのすき間に、印を書かせる・理由を1、2行書かせる。
●「書けたら見せに来なさい」
赤鉛筆で理由の下に丸つけて返す。
●「全員発表します。三角です、と言ってから今書いたことをそのまま読んでください」
順番は<言える人から>。
「全員言います。下手でもいいです。立ち上がって言います。どうぞ」(なかなか出ない?)
「丸付けコンビでジャンケンポン! 負けたほうが先に言います。励まして!」
上手。うまい。よく言えた。たくさん言えた。いい声だ。必ず褒める。
★1コマ目はここまでで合格。
もし、たくさん時間が余ったら、生徒に<丸読み>させる。
●「ひとりずつ、丸読みしましょう。」(端の列から、一人ずつ・これまた必ず褒める)
チャイムが鳴ったら終わり。
2コマ目
●「教科書を開きます。26ページ」(26、とでかく板書)
●1分交代読み・4分間・毎時間チャイムのすぐあとこれから始める
「1分交代読み。丸付けコンビの一人が、先に1分間読んであげる。終わったら交代」
「丸付けコンビでジャンケンポン。負けた人から。雨が、から。ヨーイ、始め」
「そこまで。指で相手にどの字まで読んだか教える。二人目。ヨーイ、始め」
「三回目は最初の人に戻る。(同様) 四回目で最後。(同様)」
「コンビの人に、君は読みの天才だね、って褒めてあげなさい」
ノートを開かせる。板書は毎回「日付・今日のテーマ」から。
板書は、常に、声に出しながら書く。視覚・聴覚両方を使わせる。
「日付・テーマ」板書したら、「今、書き終わってる人! 天才! 他の人追いつきなさい」
●設定(人物・場所・時代、を小説・物語りの「設定」という。大抵、人物だけで済む)
「カッコ1、登場人物。①、②って書きながら、出てくる人を書きなさい」
「Aくん、一人だけ言いなさい。(と、トントン指名して板書。生徒が言うのは全部書く)」
①少年 ②友達 ③子供たち
●「主役はだれですか。(少年)主役の次に大事な人は。(友達) 対役、と言います。
子供たちは?脇役だね」
たぶん、母親、が出る。
「登場人物だと思う人、違う人(挙手)」「違います。せりふも行動もないからです」
●「この物語で、最も大きな事件は何ですか? 起こったこと。
ヒント。主役の心を大きく動かしたこと。4字で書いてあります。」
「書けたら持って来なさい」
<持って来させる指導>
丸、×、△をサッとつける。すぐノートを返す。その場で何秒も説明しない。
言うなら「惜しい!」くらい。「もう一度もってこい」くらい。
待つ列は学級崩壊の亡霊。
適当な所でやめる。又は、全員丸まで続ける。騒がしくなるならすぐやめる。
「みんなで答え、さんはい (仲たがい) (同時に板書) (こんな調子)」
3コマ目
●日付・テーマ板書 ◎あらすじ
●1分交代読み4回
●「かっこ1、あらすじ」
「この話の、あらすじ、をコンビに言います。ジャンケンポン。負けたほうからどうぞ。
(20秒で)そこまで! 交代して、どうぞ」
「誰が、どうした話、ですか? 少年が。次に大事な言葉は。友達。次は。にじ、です」
「一緒に書きます。少年がにじを見たことで友達と仲直りした話(20)。20字です。こうやってカッコで書きます」
★あらすじ指導にはワザがある。桃太郎のあらすじを言いなさい・超ウケル。
時間があれば練習。
「かっこ2。問題を出すから、Cくん、雨が、から読んでください」(3段落終わりまで)
「考え事、3文字を丸で囲みなさい。シャーペン。赤はダメ」
●「問題です。考え事、は何段落に書いてありますか。数字を書きなさい」
「あと、10秒。簡単。2、1、さんはい。(ごー)」 (簡単な問題のさばき方)
●「カッコ3。4段落、黒く、からNくん読んでください。(4段落だけ)うまいねえ」
「どうでもいいような目、まるで囲む。なぜ、どうでもいい目になった? 5段落にある」
なにもかもうまくいっていないから(16字)
●「うまくいっていないことは、いくつありますか?コンビで相談(サッと)5個?5個以上だね」
●「カッコ4。5段落をGさん、読んでください」
[この調子で書いていくと僕が死んでしまうので、発問・指示だけにします]
[流れ:発問する段落を一人か二人に音読させる → 丸で囲ませる → 発問する → さばく]
[何コマで終わるかは相談しましょう]
[5段落]
発問:雨は自分の上にばかり降るような気がする・「雨」は何をたとえていますか。5字で
(いやなこと)
発問:この一文は何を言いたいの? カッコの中を埋めます。
(5 )は(2 )だけに(6 )気がする。
書けたら持って来る。
いやなこと は 自分 だけに おこるような 気がする。
発問:ずぶぬれ、とはどうなることの比喩ですか。
もっといやなことばかり起こること
[7段落]
指示:うわの空 囲む。意味を言うのであいている所に聴写しなさい。
(他のことに心をうばわれて落ち着かない)
指示:たわいもない 意味を聴写しなさい。
(とくに意味もない)
[8段落]
発問:おぼろ、の意味は。おぼろ、がつく言葉知ってる? おぼろ月・おぼろ気・おぼろ昆布
[9段落]
指示:衝動 聴写しなさい。
(自分でも理由がわからずに急にしたくなる気持ち)
発問:思いがけない衝動、とは、少年のどんな気持ちですか。持って来なさい。
(にじを全部見たい)という気持ち
※予想では「全部」が抜ける。最初ノーヒントだとできた生徒が喜ぶ。
[10段落]
発問:ついぞ つい、を漢字にしなさい。(終。終に・終の棲家)意味は?(一度も)
[11段落]
発問:はなやかな橋、何の比喩か!さんはい。
[12段落]
発問:少年の意図、どんなことですか。書けたら持って来なさい。
( にじ )を( ひと目で見わたす )こと
[15段落以下は、教科書コピーを見て下さい]
★最後にできれば。
発問:この話は、人生はうまくいくものだ、いかないものだ。どちらの話ですか。
英語で、ハッピーエンディング。反対は、トラジェディー。
授業記録・にじの見える橋2011
2014-04-13up
中学国語指導案・にじの見える橋・全発問指示
[授業で用意したい物]
教科書・赤鉛筆・ストップウォッチ
[授業前の準備]
1 本文の音読練習(読めない字は辞書)
2 教科書に傍線と発問等書き込み
[授業の指導・発問・指示・作業・評価]
1コマ目
教科書を開かせる。
予告
「読んであげます。終わったら印を書きます。
すごくおもしろい花丸、なかなか良い○ ふつう△、つまらない×。
では、聞いてください」
●読み聞かせ全文(約5分)
文末30ページのすき間に、印を書かせる・理由を1、2行書かせる。
●「書けたら見せに来なさい」
赤鉛筆で理由の下に丸つけて返す。
●「全員発表します。三角です、と言ってから今書いたことをそのまま読んでください」
順番は<言える人から>。
「全員言います。下手でもいいです。立ち上がって言います。どうぞ」(なかなか出ない?)
「丸付けコンビでジャンケンポン! 負けたほうが先に言います。励まして!」
上手。うまい。よく言えた。たくさん言えた。いい声だ。必ず褒める。
★1コマ目はここまでで合格。
もし、たくさん時間が余ったら、生徒に<丸読み>させる。
●「ひとりずつ、丸読みしましょう。」(端の列から、一人ずつ・これまた必ず褒める)
チャイムが鳴ったら終わり。
2コマ目
●「教科書を開きます。26ページ」(26、とでかく板書)
●1分交代読み・4分間・毎時間チャイムのすぐあとこれから始める
「1分交代読み。丸付けコンビの一人が、先に1分間読んであげる。終わったら交代」
「丸付けコンビでジャンケンポン。負けた人から。雨が、から。ヨーイ、始め」
「そこまで。指で相手にどの字まで読んだか教える。二人目。ヨーイ、始め」
「三回目は最初の人に戻る。(同様) 四回目で最後。(同様)」
「コンビの人に、君は読みの天才だね、って褒めてあげなさい」
ノートを開かせる。板書は毎回「日付・今日のテーマ」から。
板書は、常に、声に出しながら書く。視覚・聴覚両方を使わせる。
「日付・テーマ」板書したら、「今、書き終わってる人! 天才! 他の人追いつきなさい」
●設定(人物・場所・時代、を小説・物語りの「設定」という。大抵、人物だけで済む)
「カッコ1、登場人物。①、②って書きながら、出てくる人を書きなさい」
「Aくん、一人だけ言いなさい。(と、トントン指名して板書。生徒が言うのは全部書く)」
①少年 ②友達 ③子供たち
●「主役はだれですか。(少年)主役の次に大事な人は。(友達) 対役、と言います。
子供たちは?脇役だね」
たぶん、母親、が出る。
「登場人物だと思う人、違う人(挙手)」「違います。せりふも行動もないからです」
●「この物語で、最も大きな事件は何ですか? 起こったこと。
ヒント。主役の心を大きく動かしたこと。4字で書いてあります。」
「書けたら持って来なさい」
<持って来させる指導>
丸、×、△をサッとつける。すぐノートを返す。その場で何秒も説明しない。
言うなら「惜しい!」くらい。「もう一度もってこい」くらい。
待つ列は学級崩壊の亡霊。
適当な所でやめる。又は、全員丸まで続ける。騒がしくなるならすぐやめる。
「みんなで答え、さんはい (仲たがい) (同時に板書) (こんな調子)」
3コマ目
●日付・テーマ板書 ◎あらすじ
●1分交代読み4回
●「かっこ1、あらすじ」
「この話の、あらすじ、をコンビに言います。ジャンケンポン。負けたほうからどうぞ。
(20秒で)そこまで! 交代して、どうぞ」
「誰が、どうした話、ですか? 少年が。次に大事な言葉は。友達。次は。にじ、です」
「一緒に書きます。少年がにじを見たことで友達と仲直りした話(20)。20字です。こうやってカッコで書きます」
★あらすじ指導にはワザがある。桃太郎のあらすじを言いなさい・超ウケル。
時間があれば練習。
「かっこ2。問題を出すから、Cくん、雨が、から読んでください」(3段落終わりまで)
「考え事、3文字を丸で囲みなさい。シャーペン。赤はダメ」
●「問題です。考え事、は何段落に書いてありますか。数字を書きなさい」
「あと、10秒。簡単。2、1、さんはい。(ごー)」 (簡単な問題のさばき方)
●「カッコ3。4段落、黒く、からNくん読んでください。(4段落だけ)うまいねえ」
「どうでもいいような目、まるで囲む。なぜ、どうでもいい目になった? 5段落にある」
なにもかもうまくいっていないから(16字)
●「うまくいっていないことは、いくつありますか?コンビで相談(サッと)5個?5個以上だね」
●「カッコ4。5段落をGさん、読んでください」
[この調子で書いていくと僕が死んでしまうので、発問・指示だけにします]
[流れ:発問する段落を一人か二人に音読させる → 丸で囲ませる → 発問する → さばく]
[何コマで終わるかは相談しましょう]
[5段落]
発問:雨は自分の上にばかり降るような気がする・「雨」は何をたとえていますか。5字で
(いやなこと)
発問:この一文は何を言いたいの? カッコの中を埋めます。
(5 )は(2 )だけに(6 )気がする。
書けたら持って来る。
いやなこと は 自分 だけに おこるような 気がする。
発問:ずぶぬれ、とはどうなることの比喩ですか。
もっといやなことばかり起こること
[7段落]
指示:うわの空 囲む。意味を言うのであいている所に聴写しなさい。
(他のことに心をうばわれて落ち着かない)
指示:たわいもない 意味を聴写しなさい。
(とくに意味もない)
[8段落]
発問:おぼろ、の意味は。おぼろ、がつく言葉知ってる? おぼろ月・おぼろ気・おぼろ昆布
[9段落]
指示:衝動 聴写しなさい。
(自分でも理由がわからずに急にしたくなる気持ち)
発問:思いがけない衝動、とは、少年のどんな気持ちですか。持って来なさい。
(にじを全部見たい)という気持ち
※予想では「全部」が抜ける。最初ノーヒントだとできた生徒が喜ぶ。
[10段落]
発問:ついぞ つい、を漢字にしなさい。(終。終に・終の棲家)意味は?(一度も)
[11段落]
発問:はなやかな橋、何の比喩か!さんはい。
[12段落]
発問:少年の意図、どんなことですか。書けたら持って来なさい。
( にじ )を( ひと目で見わたす )こと
[15段落以下は、教科書コピーを見て下さい]
★最後にできれば。
発問:この話は、人生はうまくいくものだ、いかないものだ。どちらの話ですか。
英語で、ハッピーエンディング。反対は、トラジェディー。
授業記録・にじの見える橋2011