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2 中学1年学級経営案・四月五日から一週間の仕事 |
(1) 以下の内容は20年間市内外の教諭と書籍から学んだものである。
オリジナルの方法論はない。
(2) すべて、教員の知識の獲得と技術の向上は
すぐれたものの模倣から始まるべきであって、
自己流は専門職のすべきことではない。
(3) したがって、繰り返すが以下オリジナルの内容はなく、
言い替えればそのまま模倣していただければかなりの確率で
「成功する学級経営」のスタートを切ることができるはずである。
(4) 自分のような三流教員の任ではないが、学級経営を
「好きなようにやってみろ」「最初は失敗してもいいのだ」
などと言って済ます風潮が二十年続いている。
なぜか教えないのだ。
好きなようにやってできるなら教師など必要ない。
(5) 中学3年間の基本は1学年の最初で決まる。
したがって、以下中学校第1学年の実践記録を残す。
2 四月五日から一週間の仕事 |
(1) 一日目
① 朝。
学級経営案の一日目のページを読み直す。
生徒の名前を覚えなおす。
② 担任発表後。
クラスに誘導する。
経営案どおりに進める。
③ 経営案は常に手に持つ。
黒ペンを持つ。
→「実際の開始時刻を記入する」 翌年の参考になる。
→「終わった事項の番号を丸で塗る」
→「指導事項の成功の度合いを花丸、△、など記号で書き込む」
あとで参考になる。
④ 一日目の予定が終わる。
生徒が帰る。
⑤ いろいろ雑務がある。
⑥ 落ち着いたら、一日目の経営案を読み直す。
⑦ 一日目にできなかった事項を、二日目に書き加える。
⑧ 毎日反省会。午後六時ごろ。
付きあってくれる相手が学年にいる場合は、
一日目にできたことを説明しあう。
「自分の話の内容は何点?」
「雰囲気は?」
「生徒の動きは?」
「○○をし忘れてるんじゃない?」
という調子で。気づいたことはどんどんメモする。
二日目にすべきことを確認する。
これもどっちかが説明するか、説明しあうかする。
抜けている点、順番を変えたほうがいい点などをどんどん指摘する。
経営案にメモする。
1時間か1時間半。
相手がいないときは、一人で反省する。
⑨ 二日目の準備をする。
(物をそろえる。プリント類をそろえる。アンケートの集計など)
⑩ たいていは、学級通信を書いて終り。午後八時か九時に退勤。
(2) 二日目~三日目
① 朝。
生徒が来る前に、教室を見に行く。
② 以下、③~⑩まで一日目に同じ。
午後八時か九時に退勤。
③上に同じ。
反省会の時間が短くなる。
六日目あたりに反省会が必要なくなる。
授業中心になる。
1試す価値
2四月五日から一週間の仕事
3学級経営成功の軸
4春休みの準備
5中学1年経営案
6中学校班の組織と役割
7班内仕事分担一覧表
8班の組織と役割
9年間通して行うこと
10年間班組織計画表
11最初の一週間計画
12第1日目
13第2日目
14第3日目
15第4日目
16第5日目
17掃除点検票と使い方(画像あり)