ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2017-16 未来を花束にして

2017年02月16日 | 日記
東京に行ったついでにぜひとも観たい映画があった。

それは「未来を花束にして」である。女性の参政権運動がテーマである。

20世紀初頭のイギリスで参政権を勝ち取るため闘った
女性たちの実話ベースの物語である。

経済的自立も政治への関与も認められなかった頃の
時は1912年。ロンドン。

名も無い女性たちの物語だ。
下町の洗濯工場で7才から従事してきた働女性モード。
中産階級の女性たちが女性参政権運動に参加している中
ひょんなことがきっかけで参加し、意思をもち
希望を抱く。

サフラジェットのリーダーのもとに集結し
困難を乗り越えていく様子。
当時の社会も見え命がけで勝ち取った参政権ということがよくわかる。

参政権を勝ち取るため
特別な行動で注目されるという手段を取った、エミリ―。
特別とは国王に訴えるため、ダービーの最中に国王所有の馬の前に飛び出し自ら命を投げ出すのだ。

殉死した女性の死を悼み葬送の様子にジャーナリズムが飛びつき世界に発信。
これが女性の参政権運動の実現に大きな影響を与えた。
100年以上前の史実である。1918年イギリスで参政権
ちなみ日本の参政権は戦後の1946年である。
驚くのは2003年カタール
そして最近ようやく2015年にサウジアラビアで参政権が得られたのだった。



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