ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2025-14 奨学金制度

2025年01月15日 | 日記
若い人の初任給が今や天井しらず。
5万円アップの30万の大手銀行から始まって35万円
はては40万円という金額が大きく伝わってきた。
その中で
東京都が教員になったら奨学金半分減免(東京都)が
最大150万円を肩代わりするとのこと。
教員不足のおり、少しでも初任者を確保する方法だろう。

しかし20年前は
教員になったら奨学金は全て返済免除になった制度があったのだ。
その制度を活用で救われた一人でもある。
残念ながら2000年代に廃止されたのだ。
今や大学生の半数が奨学金制度を活用している。
返済に月3万支払いにあてる人も。
支払うまで厳しい状況にある。
その制度が復活されれば救済される学生も多いことだろう。

悪名高い、国のサラ金といわれる奨学金制度が
本来の目的の奨学金制度に改正されるのはいつの日のことでだろう。





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2025-13 公教育の水泳指導のあり方について

2025年01月14日 | 日記
1月9日の水泳中学校廃止のニュースは各方面に一石を投じている。
今朝の日報では「滝沢市プール授業に水を差す」と川柳が。
この背景には様々な要因があることが推測できる。
設置者、子ども、学校の3方面からこの問題を捉えたい。

多くの学校のプールは1970年代から80年代に多く設置されてきた。
改修工事の時期がせまってきているが設置者の小さな自治体では莫大な工事費が捻出できない。
苦渋の決断で中学校プール授業廃止となったのだろう。多くの自治体でも同様なことに直面されている。

子どもたちの実態では
スポーツの中で苦手・嫌いな種目に水泳はワースト1で20%近くに及ぶ。
好きな種目でも水泳は20% 中学校のプールでは3割以上の欠席者・見学者。
時代は変わってもいつも習い事のベスト3が水泳だ。2極分化しているのが水泳だ。

学校では年間10時間ぐらいの水泳時間。
元教員として、長年「多くの子どもが泳げるように」を目標に38年指導にあったてきた。
低学年には、水遊びから水に親しむ、中学年では基本の泳ぎを、高学年でクロール、
平泳ぎの中でどちらかで25m泳げるようにする、泳げない子どもができるようになった
時の笑顔や自信は何にも代えがたい喜びであった。
しかしその裏ではプール清掃から始まりプール管理、薬品投入等々多くの業務が必要であり、
限られた教職員で行う事の日々の負担が大きいのも実態であった。
教員の多忙な働き方改革としてこれで少しは改善されると受け止める教育現場の方も多いと思われる。

中学校のプール授業廃止で懸念されること。
好きな子どもは公営・民間プールで泳ぎ、嫌いな子どもや経済的面から、行けない子にとって
中学校で水泳から遠ざかってしまわないかという問題がある。
教育の機会均等からみていかがなものであろうか。

学校に変わる代替え施設が必要でないだろうか。
県内市町村には36の公営施設があるが滝沢市には残念ながらない現状である。
中学校のプール授業廃止をするなら一層のこと公営プールの設置を望みたい。
子どもたちが自転車で行ける距離でのプール設置、できれば通年泳げる室内温水プールの設置をお願いしたい。
















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2025-12 20歳のつどいの日

2025年01月12日 | 日記
連休の狭間の12日、日曜日の午後1時前、ボランティア活動に出かけた。
目的地に近かづくにつれ、車が渋滞。全く進まなくなった。
何でだろう?いつもなら通れる場所なのだが。
何気なく回りを見渡したら、和装の若い男女が歩いていた。
そうか、納得。成人式13日の前日に式典がアリーナ会場であったのだ。
何でも2000人を超える人数が参加したと。県内22市町村が12日開催だった。
新成人おめでとう。溌剌として表情で歩いていた。
迂回路を探してボランティアの先人に到着。
館内には数人が訪問していた。
偉人のガイドをしながらどこからきたのか尋ねた。
揃って県外からとの答え。
愛知、東京 青森だった。遠くは佐賀県から見えた方もいたようだ。
連休なのでアミューズメントに興味がある方々が多いのか。
市内や盛岡城後公園をみた後に詳しく知りたいと回り、翌日平泉へという方もいた。
新渡戸稲造や米内光政で今の世相から平和について突っ込んで聞いた方も。
有意義な3時間だった。
目と鼻の先にある施設。20歳のつどいの会場内に
この偉人のパンフレットを配布することもいいのでは。
改めて偉人の業績を考えるきっかけになるのではと考えたのだが。・・・




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2025-11教育・学びの未来を創造する

2025年01月11日 | 日記
今日の午後、サンセールにて上記のテーマの大会があった。
会長挨拶では昨日の新聞に同管内での学級崩壊について触れられた。
また昨年末に中教審諮問での子どもの実態、1学級3.6人の発達障害
集中力が続かず、かれらにとっても長時間は酷。そこで現在45分授業時間を5分短縮の案。
全体で1日30分のゆとりが生じる。それをどう生かすかということが検討される。等
これは以前の40分に戻ったに過ぎないのだが。つまりは子どもの実態にあわなかった事といえる。

メインはかつてミスター文科省と言われた寺脇研氏の講演だ。
ゆとり教育を提唱して全国を歩き推進したゆとり教育NO1の方である。
55歳で文科省を去り映画のプロデューサーやある大学の教授と多様な経歴の持ち主である。
20年ぶりにお会いした。
講演内容は岩手との関わりを当時、元教育長から知事になった工藤巌知事の時代から話して下さった。
バブル時代、教育に力を入れ県立大学や県立美術館の構想などを推し進めていったこと。
花巻では生涯教育センター等、意見を求められたと。その後の知事が増田氏になったのであった。
震災の後の沿岸部の教育にも一役関っていたとのこと。

久しぶりに夢中になって実践した若い頃を思い出しながら講演を聴いていた。







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2025-10 中学プール授業廃止

2025年01月09日 | 日記
これは地元の話である。
市教育委員会から2025年度から中学のプール授業廃止と
今日の地元紙の一面に掲載されていた。
その理由として、コロナ以降授業の欠席者が増えたこと。施設の老朽化の2点。
対策として「小学校の基礎水泳法の指導充実。小中9年間の水泳授業の位置付けで考える。」
としている。その中学校では水難事故防止や応急処置の授業等、安全指導は実施とするとのこと。
実態として授業の欠席者は36%と多い学校も.,また50年以上の築年数のプールも。
水泳の指導について
指導要領では「適切な水泳場の確保が困難な場合は取り扱わないことができるが
水泳の事故防止に関する心得は必ず取り上げること」としている。
全国的に学校外のプール活用や専門の指導員に授業を委ねる学校が増加傾向だと。

これは先駆的なことなのか。それとも逆なのか
実態把握と、それぞれの関係機関の調査が必要と考える。

子どもの習い事、スイミング、ピアノ、英会話のベスト3である。
このような学校の変化に対応してスイミングクラブはますます重要になってくる。
今後は?スイミングは2極分化していくのではないか。習い事は公教育ではない有償なのだらか。・・・






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