ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2023-66 大国のダブルスタンダード、イラク戦争から20年

2023年03月21日 | 日記
袴田事件、昨日、特別抗告断念、57年ぶり無罪へあと一歩まできました。よかったですね。
死刑判決から42年、9年前釈放されるも、拘禁と死刑への恐怖に怯え
精神を崩してしまった、袴田さんの一生を誰が取り戻してくれるのだろうかと
万が一でも抗告したら、国民の司法への不信が高まっていっただろうに。
今回の判断で、まだ良識が残されていてホットした。

さて3月20日はイラク戦争から20年、その日は卒業式の日だった。
「嘘でしょうと」、信じられないことが起こったとテレビを横目に式典へ、
当時ブッシュ政権のアメリカはフセインのイラクに大量破壊兵器があるという名目でイラクを攻撃。
国連の同意をえずにアメリカの友好国と共にイラクに侵攻したのだった。
そして3週間でイラク戦争は終結。フセインは倒れた。しかしその後、大量破壊兵器はなかったことが判明。
同盟国のイギリスはあの戦争は間違いだったと。
しかし、、イラクではその後テロが頻発。15年間で20万人の市民が犠牲になったとの報告。
他宗教間の争いも絶えず、過激派治安も悪化。
そして何より深刻なのはアメリカが使用した戦車も貫く劣化ウラン弾だった。
これでイラクは放射線汚染、驚きは戦争終結してもなお、ウラン弾の放射線汚染が除去されず、
戦後生まれの子供たちの放射線影響でガンになる数値が高いということだ。
イラクは20年すぎてもまだ復興途上でその影響があり苦しんでいる市民。
国連はその強硬したアメリカや同盟国に制裁も提示していないのだ。
それをじっと見ていた、ロシア。
その19年後にウクライナ侵攻をするのだ。小国を1週間で自国にしようと。
その目論見がはずれ、国連やアメリカ等々ロシアを非難、そして制裁。
ロシアからみてダブルスタンダード。

都合のよい解釈で戦争をしかける大国、犠牲になる小国はたまったものではない。







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