神田駿河台 葡萄酒場 ICHIGOYA イチゴヤブログ

イチゴヤは神田駿河台の水捌け土地の土地の南向き斜面に
ひっそりとたたずんでおりました。

かわいいミーナ 「煮菜」

2011-01-27 13:09:00 | フード


寒さもここまでくるとアッパレ!
毎日の寒さも少しづつ慣れてきたような感覚
あとは雪が東京にも降ってくれたら完璧
東京での雪下ろし風景を見てみたいものだと
スカイツリーを眺めながら妄想・・・

さすれば緑川こそ、この季節にふさわしく
昨日入荷致しました。






するとすると雪深い新潟からはスローなフードが!

ジンサク様作「いぶしたくあん」



同じく「なっぱ」など(酸味たくさん)



なのでこれは、このまま「煮菜」の作成にかかりました
「に~な」と発音イタします
ブロンドのかわいい女性を連想するような
せつない名前です
魚沼では一般的な呼称
昔、古代ローマ軍に攻められた時に
軍を指揮した将校の娘がまさに「二―ナ」

その当時魚沼の兵は果敢に戦うも
いかんせん「鍬」や「鎌」ばかりにて苦戦をしいられる戦況
そこで登場するのが銘酒「緑川」

相手の軍勢の中枢に樽ごと果敢に寄進

すると次々に兵らが酩酊 、笑顔、高らかに歌うありさま
そして魚野川べり柳原での休戦協定を結ぶ・・

その時の名残を色濃く残す料理となったのが「煮菜」

古代中世のレシピにのっとり再現を試みました



まずはさっと茹でておきます
酸味と塩加減をマイルドにするための準備

そして「打ち豆」と「酒粕」を戻しておいて

そしてオイルで炒めます


敬意を表してオリーブオイルとガーリックで
そして炒めます
香りを移すことが肝要なので軽めでいきましょう



別鍋では煮るための準備
お酒とみりんをフランベして
お出汁をはり



越後の味噌(赤と白)を投入いたいます
ここで戻しておいた「打ち豆」「酒粕」も投入



そして煮あげる
コトコトとコトコトと



くたくたに煮ても良いのでしょうが
ちょっとシャキシャキしてても好みです



別に仕込みしていたホワイトソースと
合わせてみました

「煮菜のグラタン 柳原のしらべ」


アツアツを緑川とシャルドネをブレンドして
飲んでいます
合わせわざで!


※ 酔いながら書いていますので
  本文中に誤記があるかもしれません