みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

JR三江線運行今月限り

2018年03月21日 | 公共交通
三次駅(広島県三次市)~江津駅(島根県江津市)間を結ぶ
JR三江線が3月31日の運行をもって廃止になります
[週刊東洋経済→]

JR三江線のルートは水(川)の流れと合っていても人の流れには合っ
てなくて、広島県~島根県間をメインルートを結ぶバスの接続ルー
トのような状態なので、バス化で統一でもおかしくはありません。
かといってバス化でいいじゃないかとも言えません。

‘どこへ行くにもクルマ’の人は列車だけでなくバスもタクシーも
使わないで移動していることになります。
なので、
どこへ行くにもクルマの人が多い地域では鉄道会社だけで
なくバス会社もタクシー会社も経営が苦しい
のが実情です。
東京では公共交通が一般的な移動手段として利用されているので
JR東日本や東武鉄道といった東京の鉄道会社は東京の路線の黒字で
赤字路線の穴埋めが出来ますが、他の地域ではそういった内部補助
の余地はあまりありません。
岡山県の両備グループでもバスの廃止の話が出て来ます
[山陽新聞→]
今日放送のNHK総合の
「のんびりゆったり路線バスの旅」[サイト→]
テレビに出ていた岡山県の蒜山を走るバスは民間企業が営利事業で
走らせているバスではなく真庭市役所のコミュニティバスです。
コミュニティバスも税金で予算を確保して運賃無料で運行している
自治体もあれば、収支率が悪ければ運行をやめてしまうような自治
体もあるので存続は安心出来ません。

岡山県岡山市内

「岡山県岡山市内」

 中塚 幹也の著書に
「・・・肢体不自由者のために、車いすの乗降装置をつけたバスを採
 用するより、階段のないノンステップバスを採用する方が、小さ
 な子ども、高齢者、妊婦、あるいは、仕事で疲れた人にとっても
 有用です・・・」
と書かれた文章があります。


日本は低福祉だから働かないわけにはいかない

「日本は低福祉だから働かないわけにはいかない」

 茨城県筑西市に限らず、病気や障害がなければ働かないわけには
 いきません
 (ちなみにLGBTは病気や障害ではありません)。


こんななか、工場での肉体労働で残業や休出もしていて疲れている
わたしにとっても公共交通は仕事を続けていくのに必要です。
そして、‘高齢者・障害者にとっても公共交通は必要’だと考える
人もいることでしょう。
そうなると、どこへ行くにもクルマの人の中には
‘電車やバスで働きに来ているから何か障害があるのでは?’
と勘ぐる人もいるわけで…。
…と、男らしくタフでストロングでやんちゃな人が工場では中核を
占めているので、雇用のために積極的に工場を誘致した地域では
「肉体労働で残業した後にクルマを運転して帰れる」くらいの人で
ないと
、稼動能力で問題となるかも知れません。
そうでない人は進学して都会に出てオフィスビルで働いたり、
あるいは地元で無業や引きこもりの状態
ということになります。

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