みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

クルマで行く人も

2015年11月29日 | 公共交通
現在発売中の雑誌「週刊東洋経済」[サイト→]
‘ついに書いた?’思えるような特集がありました。
このような特集を組むと今後出版社では駅の売店での販売や列車内
の中吊り広告に影響が出るのでは?、とも思えてしまうのですが、
首都圏の鉄道利用者に不満が溜まっている感触を確かに得たから
こそ、このような記事を書けるのでしょう。

鉄道に不満を持ちつつも利用しているうちはまだいいですが、
鉄道を利用しなくなってしまうかも知れません。

宇都宮:インターパーク

「どこへ行くにもクルマが一般的な北関東」

 湘南新宿ラインや上野東京ラインや東北新幹線の列車が停まる
 栃木県ですが、どこへ行くにもクルマが一般的です。


神奈川県内で鉄道が不通になっても
クルマなら栃木県内の通勤に影響はありません。
神奈川県内で道路が通行止になっても
クルマなら栃木県内の通勤に影響はありません。

関東平野にある真壁

「鉄道や定期バスのない真壁」(茨城県桜川市)

 どこへ行くにもクルマの人にとっては
 鉄道や定期バスが廃止になってもそれほど影響はありません。


どこへ行くにもクルマの人が多い地域では
公共交通はクルマの運転が出来ない高齢者や障害者が利用するもの
だと認識され
ています。
そして、能力の高い(強い、男らしいということも出来る)人は
高速道路を時速120~130kmでクルマを運転していてもあまり負担に
感じなかったり、
ミニバンを運転していて先の信号が赤に変わったら即座に曲がって
手前のコンビニの駐車場を通り抜けたりと臨機応変に出来ます。
そういう人にとって
公共交通は通勤の負担軽減に必要というのは
障害者とはいかなくても
‘弱者’のようにみえるかも知れません。
このような認識は
生活保護は働けない高齢者や障害者が受給するもの
だと認識され
ているのと同じような構造で、
このような認識がある地域で自治体が財政支出を抑制しようとする
と…

JR東日本の栃木県の駅から離れたところへは

「JR東日本の栃木県の駅から離れたところへは」

 駅の近くに
 座って待てるようベンチを備えた停留所がありました。
 ですが行政(自治体)のデマンド交通の利用対象者には
 制限が…。


一方、東京から遠くても
JR西日本の滋賀県の駅から離れたところへは

「JR西日本の滋賀県の駅から離れたところへは」

 神戸や大阪や京都から
 ロマンスシートの近郊電車で滋賀県へ行くのも一般的です。
 紅葉の名所の湖東三山のような駅から離れているところへも
 京都のように引き続き公共交通で行けるようネットワークが考え
 られています。

 公共交通で行く人は弱い人?、それとも賢い人?。



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