「アイスブレイク」とは氷のように冷ややかな「場」を壊して和ませることを言います。
主に会議や研修などで使うものですが、
実は日々の会話にも充分使えるのです。
日々の会話の場合は、そもそも凍り付いてはいないでしょうが
「場を和ます」「相手との関係を良好にする」場合には非常に役立ちます。
例えばタクシーに乗った時に
「今日は寒い(暑い)ですね~。」とか、
「ずいぶん道が混んでいますね~」とか、
一声掛けると運転手さんがいろいろ情報を教えてくれたりします。
このような一言もアイスブレイクと言えますが、
実はこれは、江戸しぐさでは「世辞」と言います。
ご近所の方と朝あった場合などには
「おはようございます。」のあとに一言を付け加えるのです。
「おはようございます。お出かけですか?気をつけて♪」という感じです。
但し、間違っても
「お出かけですか?どちらまで?」と行先を聞くのはタブーなのです。
相手のプライバシーは詮索せず、
けれども相手を気遣うひとことを挨拶に付け加える「世辞」は、
江戸時代は4歳ぐらいの子どもでも言えたそうで、
「世辞」が言えるようになって一人前とされていたそうです。
アイスブレイクとまではいかない場面でも
江戸時代の人々に見習って「世辞」ぐらいは言えるといいですね♪(*^-^*)