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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TA・MA・TE・BOX / CASIOPEA 3rd

2013-12-08 22:47:03 | J-FUSION
生々しい音。
CASIOPEAの新作、いいですね…。久しぶりの新作、ということもありますが、大高さん加入によるサウンド面での変化、更には音そのものの生々しさも含めて充実しているのです。
それが顕著に出ているのが「MISTY LADY(2013ver.)」。これスタジオ一発録りなのかな~。原曲のテクノっぽさがわかるだけに、まるでリハーサルスタジオでの演奏を横で聴いているかのような生々しさには再録音しただけの価値があるというものです。キメのタイミングの計り方も機械的でなくなんか人間的なんですよね。大高さんのオルガンにもライン録りにはない、スピーカーから出る音の拡がりが再現されてますし、加えて神保さんのドラム…なんだか必要以上にドラムのバランスが大きいせいか、一挙手一投足まで感じられると言いますか、ドラミングの微妙なノリの揺れすらも聴きとれるようにも思います。特にハイハットの音。間奏のカウベル叩いているところでは、中途半端にハイハット踏んでいる音も入ってしまってたりして…、トップシンバル叩いている時や終盤のタム回しのところでも思いっきりハイハットで8を刻んでいる音がうるさいくらいに入っているのがライブ感たっぷりなのです。打ち込みビート全盛のこの時代に、敢えてこうしたライブ感を重視したレコーディングをするというところに、人による演奏に拘るプロミュージシャンの老舗としての意地?みたいなのが見え隠れするのがまた素敵なんだな。
いやはや期待を裏切らなかった、やはりCASIOPEAは時代は変われどもミュージシャンであり、CASIOPEAだったのです。

TA・MA・TE・BOX / CASIOPEA 3rd
ISSEI NORO(g)YOSHIHIRO NARUSE(b)KIYOMI OTAKA(keys)AKIRA JIMBO(ds)
コメント (6)
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