TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

SIMMONSの時代

2008-02-09 01:21:11 | Weblog
80年代ネタが続いてしまいます。

「INVISIBLE TOUCH」に使われていた、SIMMONSのエレクトリックドラム。
まさに80年代の音楽シーンを語る上で欠かせないものの一つです。

小生の知る限り、PHIL COLLINSはもちろん、RUSHのNEIL PEARTも一時期、「かなり」使ってましたし。開発に携わったといわれるBILL BRUFORDは当然のことながら、YESのALAN WHITEも「9012LIVE」を見るとやはり使用しています。…するってぇとプログレ系の人たちばっかりかい?という印象もありますが、JEFF PORCAROも使っていたと思しき音源もあり。
河合奈保子の「DAYDREAM COAST」は明らかにエレドラですし、KARIZMAの音源にもJEFF PORCARO(SIMMONS)というクレジットが残っています。実際にSIMMONSを叩いているJEFFの姿って写真でも見たことないんですけどね。(ちなみにTOTOのFAHRENHEITリリース時のツアーパンフにはYAMAHAのエレドラをセッティングに加えているJEFFの写真がありました…もちろんドラムセットもYAMAHA。でもJEFFってPEARLのエンドーサーじゃなかったでしたっけ?…謎)

ていうか実は日本国内のほうがやたらと普及してたかもしれない。
やはりYMOの散開ライブでの印象が強いんですが、実は初めてSIMMONSサウンドを聴いたのは杏里の「CAT'S EYE」だったような気がする。国内で一気にメジャーになったのはC-C-Bのおかげかもしれないけれど、オフコースの「THE BEST YEAR OF MY LIFE」なんて全部SIMMONSだったし、そうそう、CASIOPEAでも神保さんSIMMONSをセッティングに加えてましたしね。そういやマクセルのビデオカセットのCMでも神保さんが叩いていたのはSIMMONS。
とにかく80年代のドラマーの憧れでもあったヘキサゴンでした。
YAMAHAも含めいろんなメーカーから似たようなエレドラが発売されましたが…90年代に入ってくると、面白いくらいぱったりと使われなくなりましたね。当時SIMMONSバリバリで演奏していた曲も生ドラムで普通に演奏するようになってしまったりして…。むしろそんな時期にSIMMONS使っているとめちゃめちゃ時代遅れの匂いが漂ってきたりしたものです。時代の徒花みたいなものだったんでしょうか。

そういえば未だにその存在を脈々と受け継いでいるものが…そうです、神保さんお得意のトリガーシステム。とはいえ、プロで使っているのは神保さん以外見ないんですけどね。

こうしてSIMMONS時代に幕を閉じた90年代はといえば…結局ドラムのエレクトリック化が変な方向に更に進んでしまい、ドラムマシーン全盛に。ドラマー不遇の暗黒時代になってしまいました。

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2 コメント

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Unknown (hiroaki0907S)
2008-02-13 09:43:18
imokenpさん、こんにちは。

ジェフのSIMMONSプレイは、マンハッタン・トランスファーの「BODY AND SOUL(邦題:アメリカン・ポップ)」の中の1曲でクレジットされてます。
http://blog.livedoor.jp/hiroaki0907s/archives/50736784.html
ホント、珍しい~んだけど、ジェフらしさ~という点ではSIMMONSはマッチしない(苦笑)。

それと近況ですが、先週末の上京時に渋谷タワレコでグレッグ・マティソンの「BAKED POTATO SUPER LIVE」を発見し、購入しました。AMAZONだと品切れ→高値の本作、買えてラッキーです。
実はジェフのファンのくせに聴く機会に恵まれず、今更です(苦笑)。
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Unknown (imokenp)
2008-02-14 00:24:39
今度リリースされるJEFF PORCARO SESSION WORKSにもMANHATTAN TRANSFERのナンバーが収録されるようですが、SIMMONSの曲じゃなさそうですね。
「BAKED POTATO SUPER LIVE」買われましたか!JEFFのライブ音源って意外と珍しいですし、そんな中でもこのアルバムは最高傑作ですよね。
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