TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

背番号19 ~1.17

2010-01-17 22:28:57 | Weblog
元阪神の投手、小林繁氏がお亡くなりになったということです。
小生が小学生だった時分、ご多分にもれず地元の少年野球のチームに入っておりました。
まあ、ちいともうまくなくて万年補欠だったんですけどね。
その時にもらったユニフォームの背番号が19。当時背番号19といえば小林氏の代名詞だったんですね。少年野球の背番号って、絶対同じ背番号のプロ野球選手に憧れるのはお約束。当然のことながら、小生も小林氏には特別な憧れがあったものです。阪神の赤星選手もそうですが、思いのほか早く引退しちゃうと、がっくりするんだけど、それだけに伝説の人となって余計に強い印象が残るものです。
人生はかないものですね。元気に普通に生活してた人が、その翌日には鬼籍に入ってしまうなんて。
とにかくご冥福をお祈りするしかありません。

...そう、何の心配事もなくその日を迎えてしまった阪神大震災の犠牲になった方々にも。

小生も尼崎に住んでいた頃に被災しました。まあ被災したと言いましても、家財の一部を失って、ガスも水道も止まってしまい、しばらくカミさんの実家に疎開していたぐらいで済んだのですが。
会社の人も一人亡くなられました。とにかく葬式をするにも花が全然ないからとにかく花を用意してくれ、と言われて大阪で花をたくさん買ってそれを抱えて葬儀場に向かいました。もちろんタクシーでは武庫川を越えることができず、あとはひたすら倒壊した建物の間をぬって、懸命に電気やガスや水道の復旧作業を行う方々の作業を横目に見ながらとにかく歩いたものです。葬儀場は教会。やはり家を失った人々が避難生活をしている横での葬儀でした。
そんな光景を目の当たりにすると、これから日本はどうなってしまうのだろう、もう立ち直れないのではないか、というようなえも知れぬ不安にかられたものです。もうあれから15年。しかし忘れてはいけない経験なのです。
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はぁびぃはんこっく

2010-01-16 21:55:54 | Weblog
最近のウチの幼稚園児の娘、HERBIE HANCOCKがお気に入りのようで…ったって、音楽が気に入っているなんてわけもなく、どうも「はぁびぃはんこっく」という音感というか語呂というか、とにかくこの言葉の響きがツボにはまっているようです。こんなつまらないことでもツボにハマるのはこの年頃の特権なんでしょうかね。

で、その使い方。普通に会話している中で、何の脈絡もなく突如
「え?はぁびぃはんこっく?」
と聞き返してきます。ただそれだけです。あまりの唐突さにこちらもポカンとなるんだけど、その脈絡のなさと確かに「はぁびぃはんこっく」という語感の微妙なヌケ加減にはつられて意味もなく笑うしかない。まあよくわかんないけどオモロイです。そんな家庭なんです、ウチは。
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ラジオスターの悲劇の時代から今に至る

2010-01-15 23:44:46 | Weblog
またまたしつこくも前回の続きで、も一つ思ったこと。
小生の洋楽に関する音楽履歴は79年、中一だった頃から始まったわけですが…、ちなみに小生の息子もまさに中一、全く同じような時期になります。
とはいえ今時の中学生って、今時の洋楽には興味がないんですよね。というかそもそも洋楽に接する機会すらないんだろうな。だけどテレビで流れる邦楽の曲には一緒に歌ってたりするものです。全くいったいどこで覚えたんだかわかんないんだけど…。この年頃の情報吸収量ってハンパじゃないなと改めて思うものですが。

小生が中一だったころって…まあ日本ではまだまだアイドル歌謡全盛時代、そのころでしたかね、堀ちえみとか小泉今日子とか、中森明菜とか、早見優だの石川秀美やら伊藤つかさとか…ちょうどそんな頃だったでしょうか。山口百恵・キャンディーズ・ピンクレディーとかの影響がまだ色濃く残っていた時代、やっぱり音楽を聴くのって、アイドル系か、その頃ようやくメジャーになり始めた実力派のミュージシャンによるニューミュージックというジャンル、オフコースやユーミン、さだまさしなんかのフォーク系もその系統になるのかな。ようやく邦楽の夜明けが来た頃であって、その意味では日本の音楽界は発展途上だったんだと思います。

そして今…日本の音楽界って立派になったものですね。アイドル歌謡曲なんてほぼ壊滅しました。アイドルがCD出したところで売れやしない。故にグラビアを中心に活動するか、アイドル女優としての役割に特化しているのが現状。当時のようなまあ、へたくそなシンガーなんていなくなりました。今の日本の音楽界は実力がなければ売れない。ある意味すこぶる健全になったものだと思います。翻ってじゃ、洋楽はというと…どうなんでしょう。今やもう全米ヒットチャートなんてものには全く興味がなくなりましたね。いわゆる洋楽で、日本で大ヒットなんてのはどれだけあるんでしょうか。単に興味がないから知らない、ってのもあるんでしょうけど、以前のように例えばMICHAEL JACKSONやSTEVIE WONDERみたいな、誰もが知っている、聴いたことがある曲ってのがもう出てこないのかもしれない。むしろメディアで流されるのは邦楽のヒット曲(もちろんそれなりに実力のある人たちの)が中心であって、洋楽にスポットがあたることって本当に少なくなったな、というのが実感です。たまにMTVとか見たって、90年代と相も変わらずヒップホップやら黒人女性バラードボーカリストみたいなんばっかりなんでね、なんかこう、面白くない。もちろん小生の趣味もあるんでしょうけど、やっぱり歴史に残るような曲って、なくなってしまったな、むしろ邦楽の方がポップセンスがあってまだまし、というのが正直なところ。当時は洋楽を聴いているとなんかちょっと大人ぶった感じもあったんだろうけど、今の洋楽って、むしろマニアックな趣味になりつつあるのかも。

今更だけどあえて洋楽聴かなくても邦楽で十分満足できる時代になったということでしょう。
コメント (4)
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BACK TO ‘79~ラジオスターの悲劇の時代 おまけ

2010-01-14 23:35:49 | AORとか
繰り返しになりますが、小生が洋楽というモノに目覚めたのは、ラジオ放送「百万人の英語」の小林克也のコーナー、「ENGLISH THROUGH MUSIC」だったわけです。

今でも鮮明に覚えています。時は1979年の12月、小生は中一でした。「百万人の英語」のテキストブックを片手に文化放送の23時からの放送を楽しみにするようになったのです。そう、そこで小林克也という人を初めて知り、そして洋楽というものの存在に衝撃を受けたわけです。初めて聴いた放送で取り上げられたのがKORGISの「永遠の想い~EVERYBODY'S GOT TO LEARN SOMETIME」だったな~。その後二度と聴くことはなかったけど、未だにこの曲だったというのは覚えている。そしてその次の週に取り上げられたのが、ご存じBUGGLESの「ラジオスターの悲劇~VIDEO KILLED THE RADIO STAR」だった。テキストに載っていたTREVORとGEOFFREYの顔写真、今でも思い出せます。またその次あたりにあったのが、QUEENの「愛という名の欲望~EVERY LITTLE THING CALLED LOVE」。翌年にはアルバム「THE GAME」に収録されましたね…。その頃地元にできたばかりの新星堂のショーウィンドウが「THE GAME」のジャケットで埋め尽くされてたのが印象深かった…。放送ではQUEENはこの曲でイメチェンしたなんて解説をしてたけど、当時はこれしか聴いてないしなんのことかわからんかったけど、後々QUEENを聴くようになってその意味がわかったものです。
更にその後この番組で取りあげられていたのが、EAGLESの「HEARTACHE TONIGHT」、POLICEの「孤独のメッセージ~MESSAGE IN A BOTTLE」RUPERT HOLMESの「HIM」、LINDA RONSTADTの「お願いだから~HOW DO I MAKE YOU」、TOM PETTY & THE HEARTBREKERS「危険な噂~DON'T DO ME LIKE THAT」、ERIC CARMENの「悲しみTOO MUCH~IT HURTS TOO MUCH」などなど…。懐かしいな~…ってかよくもまあ我ながら覚えているものだ…と。79~80年にかけての洋楽ヒット曲の思い出…この時期の洋楽は、この「百万人の英語」が全てでした…。

その後FMのエアチェックにのめり込み、図書館でLPレコードを借りて…という行動に移行していったのが小生の音楽履歴なのです。
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ラジオスターの悲劇...の時代

2010-01-12 23:30:31 | その他の音楽
UDOからのメールニュース見てたら…ASIAが来日するとな。
ASIAか~懐かしいな~昔はそれなりに聴いたものだけど、すっかり過去の人達になっちゃってたんだけどな~今どんなんなってるんだろと思って調べたら、オリジナルメンバーに戻って活動してるんですな~。YESやらELPやらKING CRIMSONやら、とにかくその辺の人たちの相関ってややこしいからもう、誰が誰やらわかんなくなってるんだけど…。
そんでもってじゃ最近のASIAのアルバムってどんなん出てるんかな~と思ってたら、日本でのライブ盤が出てるそうで。そこでびっくりしたのが、ASIAで「VIDEO KILLED THE RADIO STAR~ラジオスターの悲劇」なんてチョー懐かしい曲をやってたりして。マジで笑ってしまうくらい面白いなこれ。本来のASIAファンからすればもっての他の邪道なんだろうけど、他にもYESとかKING CRIMSONとかの曲もやってるそうで。70年代ブリティッシュロックの伝道者になってるんですな、ASIAは。小生的には嫌いじゃありません。こういうの。

「VIDEO KILLED~」はまさに小生が洋楽を聴き始めた時期のもの。それだけに結構思い入れがあったりしてね。そう、あれは小林克也の「百万人の英語」のコーナーで紹介されてたというのがまさに時代でした。よくよく聴くと歌詞の英語が結構聞き取りやすくてね、今でも歌詞はそれなりに覚えてるな…。でもBUGGLESというバンド(ユニット?)、これほど実力のあった一発屋も珍しいね。TREVOR HORNもGEOFFREY DOWNESもこの曲の大ヒットを踏み台にして、ブリティッシュロックの重鎮になってしまってるんだから…。大物になった今になってもこの人たちは「ラジオスターの悲劇…の」と言われちゃう。そんでもってこの一発屋2人組がYESに吸収されてしまったというプロセスも面白い話だし、すぐに2人ともYESを辞めちゃうんだけどTREVOR HORNがご存じ「OWNER OF A LONELY HEART」をプロデュースしてYESを復活させちゃうというのがまた面白い。でもってGEOFFREYはASIAの結成に参加してそのままブリティッシュロックの王道を行くわけだし。日本のフュージョン界並に狭い世界だな~…なんてね。

それにしても今更ながら「VIDEO KILLED~」を聴いてみると、1979年という時代でありながら音がいいね…。70年代中期頃までのレコードの音ってそれほど良くはなかったけど、このあたりにくると急にシンセのクリアさが違う。Mの「POP MUZIK」なんかもそう。びっくりするくらいのいい音。この頃からテクノポップというジャンルが出てきて機材が飛躍的に発展してきたというのが今思えばよくわかります。
懐かしさついでにこの曲だけダウンロードしてしまおう。


http://www.youtube.com/watch?v=7j13L0y5gCI
2004年に1回だけ再結成したBUGGLESの「ラジオスターの悲劇」のライブ映像。
TREVOR HORNってベーシストだったのか!?

http://www.youtube.com/watch?v=iH33RIfi2KI
ちなみにTREVOR HORNの80年代のユニット、「THE ART OF NOISE」。この「PETER GUNN」は結構好きで、12インチシングルを買って聴いていたものでしたわ。

おまけ...同じライブ映像から...
http://www.youtube.com/watch?v=Pm3ULRyiQ58
t.A.T.uなんてのもプロデュースしてたんかいなこの人は...。
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SONGS AND STORIES / GEORGE BENSON

2010-01-11 22:35:24 | TOTO&FUSION
8月にリリースするはずだった「SONGS AND STORIES」のデラックスエディション。
届いたのは12月も半ばでした。
通常のCDにDVDを加えた2枚組。このアルバムのレコーディング風景やらインタビューやらもしっかり入っていて、それなりに見応えのある内容でしたね…。当然字幕ないから何言ってるのかわかんないけど。
それにしてもこのDVD、インタビューとかの他にもなんかよくわかんないのが入ってる。どうもこのアルバムの曲全曲がサラウンドとか、HDデジタルミュージックファイルとか、とにかくいろんな音質のバージョンで入っているようだ。てか、どういう風に使ったらいいのかが全くわからんので、通常のCDだけしか聴いていないんだけどね。いろいろと難しい世の中になったものです…。
ちなみにこのCDそのものもかなりいい音質。しかも音圧がかなり高くなっていて迫力のある音が楽しめます。DVDの音も凄いのかもしれないんだけど、このCDだけで十分ですわ。ただ、これiPodに入れたら、音圧が高すぎるせいなのか、ピーク時にノイズが走るという状態。このあたりがiPodの限界なのか、そもそも小生の使い方がまずいのか…?

もちろんアルバムの内容は小生的にはかなりのヒット作品。GEORGE BENSONは継続的に聴いているほどでもないので、最近のアルバムと比べてどうなのか、ってのはわからないけど、相変わらずAORとフュージョンがうまいこと融合していて、聴いててうれしくなってしまいます。
DAVID PAICHとSTEVE LUKATHERが参加している「SHOW ME THE LOVE」なんて、往年の「GIVE ME THE NIGHT」を思わせるAORの名曲です。STEVE LUKATHERのギターなんてほとんど聴こえてるんだかどうだかわかんない状態だし、DAVID PAICHがピアノ弾いてるんかと思ったら実はGREG PHILLINGANESだったりとかで、思ったほどTOTO色が出てないのかなと思いつつも、でもやっぱりあの当時のTOTO系AORサウンドなんだよな。ハマります。
あとはヒップホップ調のフュージョンミュージック「NUTHIN'BUT A PARTY」にさすがMARCUS MILLERといった感じの渋いインスト「EXOTICA」、これまた当時のブラコンAORの雰囲気プンプンの「ONE LIKE YOU」とか、ド派手だけど渋くキメるメチャカッコエエインスト「LIVING IN HIGH DEFINITION」なんてのも素晴らしい。CHRISTPHER CROSSの「SAILING」のカバーなんてのもやっぱり80年代ファンには嬉しい選曲ですな。(ROD STEWARTじゃないところがね)
最近買ったアルバムではかなり高いハマリ度です。

SONGS AND STORIES / GEORGE BENSON
GEORGE BENSON(g,vo)NORMAN BROWN(g,vo)TONINHO HORTA/ JOHN JUBU SMITH /PAUL JACKSON JR./STEVE LUKATHER/WAH WAH WATSON/LEE RITENOUR/MARCELO LIMA(g)BRUNO CARDOZO/WILLIAM MAGALHAES/GREG PHILLINGANES/ROD TEMPERTON/DAVID PAICH/STEVE PORCARO/BOBBY SPARKS II/DAVID GARFIELD(keys)MARCUS MILLER(b,keys,perc)JOHN ROBINSON/MAGUINHO ALCANTARA(ds)BUTTERSCOTCH(beatbox)PAULINHO DACOSTA/NOEL LEE(perc)PATTI AUSTIN/CAROLYN PERRY/LORI PERRY/SHARON PERRY/LALAH HATHAWAY(vo)GERALD ALBRIGHT/TOM SCOTT(sax)
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六本木からの帰り...

2010-01-10 23:30:22 | Weblog
今日は六本木ALFIEに行っておりました。JINOJAMのはずだったんだけど、なぜかJINOMASA&J ダブルMASA仕様(MASA小浜&清水)でありました。痺れましたねー。キーボードレスになってしまったのはちと残念だったけど、ツインギターはかなり!かっこえがった。

で、思いのほか早く終わったんで...489系急行「能登」に、衝動乗りしての帰り道であります。
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さらばボンネット…おまけ

2010-01-08 23:00:20 | Weblog
少しだけ前回の続き。
先日乗ってきた489系「ホームライナー」の写真をついでに載せておきます。
前回に掲載した写真は30数年前のもの、そして今回の写真はつい先日のもの。
見比べてくださいよ、30数年を経ても、この変わらぬスタイルを。(一時期妙な色に変更されてたこともありましたが)
当時小学生であった小生も、もういい年こいたオッサンになりました。既に息子は当時の小生よりも大きくなっちゃってるし。そんな時代の流れの変化をものとせず、毎日走り続けていたんですよね、この人は。(もう人になっちゃってるし)
歴史的遺産です。東日本の鉄道博物館にも同種の車両(485系)が展示されてますけど、この489系もどこかで保存してくれないかな~という切なる願い。
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さらばボンネット

2010-01-07 22:56:19 | Weblog
ネットのニュースを見てたら目に入ったこのニュース。Yahooのトップページにも出てましたね。
毎日jpの記事で、タイトルは「ボンネット型車両:昭和の特急の顔、姿消す…3月から順次」というもの。
そうです、こないだ書きました急行「能登」廃止に関連するお話、ということで今回も鉄分オンリーです。

少々解説しますと、急行「能登」に使用されている車両は489系という車両のしかも初期バージョン、いわゆる「ボンネット」タイプの車両なのです。製造は昭和46~47年ということですから、もう、40年近い車齢になります。ちなみに489系というのは横川~軽井沢間の碓氷峠を越えるためのいわば専用車両だったわけです。

大体において、これよりも10年以上新しい車両が廃車されまくっている今日、未だに走り続けているということが、奇跡に近い、というか、走る博物館的なノリでこのまましばらくは存置されるものと思ってました。それがとうとう終焉を迎える…。
小生生まれは群馬県、鉄分に目覚めた小学生の頃は、群馬の交通の要所であった高崎に、よく電車の写真を撮りに行っていたものです。ちなみに今日の写真はその頃のモノ。当時は長野新幹線はもとより、上越新幹線すら開通しておらず、高崎には1時間に5~6本もの特急列車が到着していた、まさに特急列車全盛の時代でありました。もちろん急行列車も多数走っていて、今みたいになんでもかんでも特急じゃなくて、きちんと「特別急行」と「急行」が併存していた、良き時代だったな~。それだけに「特急」って当時は文字通り特別に憧れの存在だったわけです。その中でも異彩を放っていたのが、写真の489系「白山」と181系「とき」の存在。いずれも一部でこういうボンネットタイプの車両が使われていました。181系「とき」のボンネットは上越新幹線開通とともに姿を消しましたが、489系はこの今に至っても元気に走り続けていました。そんな子供の頃の憧れだったこの車両がとうとう最期を迎える…なかなか他の人には理解し得ない感慨があります。小生的にはそんなこだわりがこの車両にはあるんですね。とはいえ、人も同じ。出会いもあればいつかは別れがくるものです。この車齢を考えればこれは仕方ないことなんだろうな…。残念だけど。

ということで、実は一昨日にちょこっとこの車両に乗ってきました。
この急行「能登」は夜行列車ですから、昼間は車両基地(ちなみに尾久駅ホームから見えます)で昼寝しているんですが、夜間にはアルバイトで「ホームライナー」運用につきます。
「ホームライナー鴻巣3号」と「ホームライナー古河3号」という列車。実は小生今までも会社帰りに結構利用してたんですけどね。上野駅から発車します。さすがに深夜夜行の「能登」では乗りにくいけど、ホームライナーなら手軽にこの車両を味わうことができますんで、もしご興味おありでしたら無くなる前に是非一度お試しを。
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EXPANDO / TIMOTHY B. SCHMIT

2010-01-06 23:07:19 | AORとか
EAGLESの活躍に加え、TOTOも含めバッキングコーラスでもいろいろ活躍してたこの人ですが、今や人知れず?といった感じでほとんど話題にはならなかったですね、TIMOTHY B.SCHMITのニューアルバムがリリースされました。

EAGLESの「I CAN'T TELL YOU WHY」に代表される、EAGLESのメロウパート(言い換えればちょいと女々しい?)を担っていたこの人ですが、このアルバムはかなり男っぽさを全面展開。とはいえ、あのハイトーンボイスは相変わらずなんで、そのなんていうかそのミスマッチ感もちょっとあったりして、そんな意外性もまた聴き応えがありますね。しかもやたらめったらアコースティック。EAGLES、DOOBIE BROTHERS、それこそオフコースもそうであったように、それらのバンドの初期はアコースティックがメインでエレクトリックはおまけみたいなものでした。なんかそんなバンドの初期の姿を思わせるアコギ、バンジョー、ウクレレ、アコーディオン、オルガン、更にはゴミ箱の蓋を使ったパーカッションとかね、とにかく、こんな「ど」アコースティックなサウンドは…この21世紀の時代に未だこういう音楽をやっている人がいるんだ、みたいな驚きもあったりして。それがまた逆に新鮮に感じてしまう、そんなアルバムです。
更に感心したのが音の良さ。アコギの響き、ピックが弦にあたって出す音までもが聞こえてしまうくらいの鮮明さは驚愕モノですわ。TIMOTHYのボーカルも目の前で歌っているかのような…。本来ここまでのアコースティックな音楽って趣味じゃないんだけど、このアルバムのいろいろな意味でのクオリティの高さには趣味を超えた敬意を表します。

参加ミュージシャンも、ドラムは巨匠JIM KELTNER、オルガンはEAGLES関係では欠かせないBENMONT TENCHとかね、何気にGRAHAM NASHがコーラスしてたりGARY BURTONがヴィブラフォンを叩いてたりして。地味な印象のアルバムにしては意外と豪華だったりもします。
たまにはこういう古いんだけど新しい音楽もいいものです。

EXPANDO / TIMOTHY B.SCHMIT
TIMOTHY B.SCHMIT(vo,b,g,keys,ds,perc,banjo,ukulele,mandolin,harm) BEN SCHMIT(ds,g)JIM KELTNER(ds) BENMONT TENCH/GARTH HUDSON(keys)KENNY WAYNE SHEPHERD/KEB'MO'/HANK LINDERMAN/GREG LEISZ(g)GRAHAM NASH/MARLENA JETER/MORTONETTE JENKINS/VALERIE PINKSTON/KID ROCK/DWIGHT YOAKAM/DONNA DE LORY(vo)VAN DYKE PARKS(accordion)GARY BURTON(vib)FREEBO(tuba)DAVE RALICKE(sax,tb) etc…
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