毒を放出!

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白山に登る 後編~もうイヤ撤収

2009-08-21 21:46:56 | お山歩き
2時から4時過ぎまでなんとか2時間ほど眠れたが、その頃からピーク時ほどではないにしろ再び風が強くなってきて眠れなくなる。
そんな中、眠り足りないのでウツラウツラしながら突風に備えて、手で壁を押さえたりする。
そのうち周囲は明るくなってきたので5時半頃テント内から友人に声かけて、いつ撤収するかの相談をしながら様子を見る。
しかし、風は弱まってきたものの雨が強くなってくる。

様子見てても回復する兆しはない、もうイヤだ、帰る。

そして6時半過ぎより行動食を食べてから撤収準備開始。
テント内で片付けられるものを全て片付けパッキングし、レインウェアを着てテント外へ出て、テントも撤収。
撤収時にテントが飛ばされないか心配したが、風はおさまり雨に変わったので全然大丈夫だった。
そしてザックカバーが買えなかったことを後悔する・・・。
「新品のザックがいきなりズブ濡れか、、、防水スプレーはして来たけどこの状態だと浸水して更に重くなるだろうな、、、」
しかし友人はこの日のために買ったザックカバーを家に忘れてくるという失態をしている。
「それよりマシか」(笑)

ところで今更だが私の妄想では・・・
昨晩は美味い飯をたらふく食って、ビイル呑みながら標高2000Mオーバーからの空気の澄んだ星空そして流星群を堪能し、その涼しさを感じながらオニューのシュラフで爆睡。
そして翌朝からは御前峰に登り、ご来光を拝み真っ青な空と色濃い緑を見ながら散策して下山。
が、結果それどころではなかった。
もちろん夜明け前からの御前峰行きもナシ。
とりあえず室堂に行き、そのまま帰る。


(写真左)ビジターセンターで、妻に電話入れとく。
(写真右)白山神社でお参りしておく。 これをしておきたいがために室堂まで行った。
ガイド本に出てくるキレイな写真だと、ここから青い空と緑の御前峰が見えるが全く見えない。


(写真左)一応室堂付近で記念撮影。
(写真右)室堂から少し離れた道標、ココは石川県。
2年前に買ったグリーンのレインウェアは周りの景色と同化して、他人からの視認性はいまいちらしい。
気に入ってはいるけど、視認性重視でイエローにしとけばよかったかな・・・と思ったり。


(写真左)最早登山道は“川”状態。 しかし、こんなところをザクザク歩いても浸水しないGOREのブーツはスバラシイ。
(写真右)大倉山避難小屋で休憩。 長袖Tシャツとレインウェアの2枚しか着てないけど、暑いです。
ここで行動食を補給しながら30分ぐらい休憩。
夜のテントのことを思うと、この小屋は天国のような安心感がある(笑)


(写真左)もう、ひたすら下山下山下山。
(写真右)下のほうまで来ると心理的余裕も出来たのか「雨のブナ林も素敵だな」と思えるようになる。

昼12時前に登山口に到着。
上から下まで雨は一切止むことなく降りっぱなし、しかも登山口に下りたときは一層の土砂降り。 
ザックの水を出来るだけ落とし、レインウェア脱いでブーツ脱いで、クルマ乗って林道を下る。
林道を下りると、そこは雲は多いものの雨も降っておらず雲の隙間からは青空も見えて山中との違いを感じる。
「ああ、やっぱりお山の中は全然違うな、ここは降ってなくても上はまだ降ってんだろうな」
「タイミング悪かったか・・・やっぱ雨よりはぜったい晴れの方が楽しい・・・」
「でも、昨日の日暮れまではキレイな景色も見れたし、この荒れ模様も良い経験だったかも・・・」
「ま、怖い思いもしたけど悪いことばかりではないか」

そして林道を降りてすぐにある“しらみずの湯”という温泉に直行し2日分の汗を流し、足のマッサージをしてくつろぐ。
最後に土産のお守りサルボボを買って帰る。

今度こそキレイな夜空の元でテン泊したい。
おしまい。
コメント (18)
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