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雪たっぷりの小秀山を登る

2015-01-04 23:21:31 | お山歩き
キーボードを打つ手にあまり熱が入らないが年末の山行き日記でも。

今回の山行きは29~30日のテント担いで1泊2日でいく1982Mの小秀山である。
小秀山は岐阜県中津川市と長野県王滝村にまたがる山で、山頂からは御嶽山が望めるという山。
山のチョイスとプランニングは雪山の相棒ぼんさん。
山頂には避難小屋がある山だが、基本テント泊で天候次第で小屋に逃げ込むという計画。
ルートは幾つかあるようだが、メジャールート2つの中から積雪量が多くてもなんとか登れそうな三の谷ルートを行く。

当日は午前6時に迎えに来てもらい8時頃から上り始めるというスケジュール。
だったが、前の晩から降り始めた雨が当日朝になっても止まず現地に着いてから喫茶店に入り時間を潰すという事態に。
この時期雨に降られての雪山歩きはご免だ。
ま、この標高なら少々出発を遅らせても大丈夫だろうという読みもあった。
しかしそれが後々にスケジュールに狂いを生じさせる。

幸い直に雨は止み、麓にある乙女渓谷キャンプ場へとクルマを走らせた。
しかしそれも雪に阻まれ林道途中でクルマをデポ、ウェア着替えてザックを背負い歩き出す。
クルマデポ地点で気温は3度、この時期としては気温高め。
ま、雨が降るほどだからそりゃ高いわな。
その林道、雪はあるものの雨に濡れて重くお世辞にも歩きやすいとは言えなかった。


(左)林道歩きから入り、キャンプ場を越え尚続く林道を歩き続ける。
山方面はガスがかかり暗い、この時点で展望を期待することは出来ないと思っていた。
(中)橋の上でその積雪具合を確認、1,5M程だろうか。
人の入った形跡は全くない。
(右)漸く登山口にある林業小屋を過ぎる。
屋根の雪がスゴイ。
時間は11時25分、クルマのデポ地点からここまで約1時間半を使う、積雪期ならではの余計な歩き時間だ。

そしてここからの斜面で難儀する。

(左)登りはじめにしてこの斜度と雪、直登はムリ。
ジグザクに斜面を切っていかなければならない上に雪が重い、更に沈む、足取りはかなり重い。
これだけの雪の中そして単調な杉並木の中では夏道を正確に辿るのは不可能に近い。
(中)時に笹薮を横切りながら先に進む。
ほぼぼんさんが先頭でトレースをつけてくれているのに運動不足の私はそれに付いていけない。
(右)単調な杉並木の急斜面が果てしなく続き、うんざりしてくる。
あれを越えれば、あれを越えれば・・・尾根道・・・と思いながら先を進むが杉並木が終わる気配がない。
その杉の木からは雨の雫や水分の多い雪が落ちてきて頭やザックを濡らす、イライラする。
どうなってんの?と思い始めたとき


(左)この道標現る。
登山口から1,56キロ、山頂まで4,36キロ・・・・・・
なんとこれだけ歩いて(歩いたつもりで)まだ1/3?
「はぁ!?」
時間は13時を過ぎてまだこの地点。
私の集中力、やる気がここで途切れる。

先行するぼんさんに追いつき「もうヤメよう」と進言。

いつ抜けられるのか全然わからない退屈な杉並木を歩くのはもうイヤだ。
ぼんさんも既にGPSで自分達の位置をチェックし、このペースではマズイと思っていたようだ。
スケジュール的に15時にはテント設営地を決めておきたいところだがこのペースではその場所にたどり着くのも困難だ。
ヘタしたらこの斜面のなかでテント張るという事態もありえる。
ペースを遅くしている張本人の私が言うのもなんだがムリだ、諦める。
(中)ということでザックを降ろして休憩。
歩き出してからほぼ飲まず食わずだったので行動食のお菓子つまんで山専ボトルのホットレモンティを飲む。
(右)スント計測1465M、山頂までは標高も距離もまだまだ、テント持っているものの諦め時としては悪くない(と思う・・・ということにしておく)。
今回はチキンハートアラームと言うより、この杉並木歩きがホントにイヤになった。
単調な景色、その割りにキツイ斜度、重い雪、上がらない足が延々と続いてうんざりだった。

で、止めると決めたら下りましょう。
でもその下りがまた長い。
全然おもしろくない。

下り終えたら荷物を軽くしましょう。

キャンプ場のテーブルを借りてテントで食うはずだった晩飯用の鍋セットを開くのである。
登り切ってテントの中で食えばもっと美味かっただろうけど、これでも普通に美味かった。

今回の山行きはこれにて終了。
帰り道付知峡温泉に浸かって帰った。

不完全燃焼。
コメント (8)
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