すっかりアップが遅くなってしまったが今週の休みは連休を利用し北アルプス西穂独標へ行ってきた。
先週も連休で泊りでの雪山行きを計画していたが、雨により中止。
せっかくの貴重な連休がパー。
そうこうしているうちに2月だというのに3月並の暖かさになってしまって雪山遊びがだんだん危うい状態になってきた。
県内はもうダメ、お隣の岐阜県でも場所によってはもう期待できない。
まだ2月なのに最早積雪期ではない、残雪期になってしまった。
これはマズイ、ヒッジョーにマズイ。
雪山テント泊もしていなければガッツリ記憶に残るような日帰り雪山行きもない、そして何と言ってもまだ3回しか行けてないのにこのままシーズンを終えてしまうのはあまりにも残念。
なんとかしなければ・・・と考えていて行き着いたのが西穂独標行き。
長年、行こう、行きたいと考えつつも「遠い、時間掛かる、金掛かる、しかも私には危ないかもしれない、、、」と二の足を踏んでいたがもうそんなこと言ってらんない、行くなら今、今が行き時、行くならここしかない、この冬のメインイベントにする!
ということで準備。
日帰りの雪山パックとその他道具とウェアを準備。
そしてせっかくの連休、そして遠出なので日帰りにしてしまうのはもったいない、もうひとつイベントこしらえて2日間を満喫するプランに。
車中泊セットも準備。
更には渓流解禁した長良川での釣りまで想定し釣り道具も積んで出発。
そんなことで月曜日の夜、仕事から帰ったら忘れ物無いよう準備してそれをクルマに積み込み、仮眠を取って午前3時10分自宅を出発。
高速道路代を節約するために湖岸道路から米原、関ヶ原を抜け国道県道を繋ぎ東海北陸自動車道の関ICより高速へ入る。
ところで自宅最寄のICから名神に入ると大垣IC~一宮JCTまでえらく遠回りさせられる感がしてイヤなので使わない。
ちなみに自宅~関ICまで下道で過去最速の2時間で行けた。
そして東海北陸自動車道を快適に走り、ひるがのSAでトイレ休憩を一回挟んだ以外ノンストップで新穂高ロープウェイへ7時20分着。
グーグルマップ検索で4時間20分、ナビ検索で5時間30分と出てたところを(高速道路使用)一般道を多く走りながら4時間10分で着いた。
早朝走行の甲斐がある。
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(左)同一車線自動運転技術プロパイロットで高速道路を走る。交通量の少ないこの時間帯は使い勝手よく思いのほかラク♪
(中)新穂高駐車場にて。白い雲が下まで降りて来てて青空はひとかけらも見えない。
(右)いざロープウェイ乗り場へ!
さて、始発のロープウェイが9時だから少し早くついてしまったが問題は無い。
クルマは登山者用の駐車場へ入れ、トイレで出すもん出してクルマの中で少し待機。
ところでこの時、山はガスガスで何も見えずガッカリしてた。
がしかし待機中にスマホで西穂のライブカメラを見ると真っ青な空が映し出され感激、雲は雲海みたいなもんで下に降りてるがその上は快晴というパターン。
願ったりかなったり、8時15分にクルマから出てウェア着込んでザックの中身をチェックし8時半過ぎにクルマを離れロープウェイ乗り場へ。
平日だから観光客は少なめだろうと思いつつも、昨今の外人観光客が大挙してくるのを警戒し早めに並んだ。
しかしそれでも中国人と思われる一行が既に居て、他にこの時点で登山者4パーティの7名、そして9時前には外国人観光客の団体が一気に押し寄せ100名超が並んだ。
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(左)第1ロープウェイを降り第2ロープウェイのしらかば平駅で乗り換え。前を行くのは下山時に再び会って話すことになる山好きのナイスガイ。
(中)ロープウェイで一気に高度を上げる。
(右)西穂高口駅に着いたときのヴェクターの表示、なかなか優秀。
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(左)西穂高口駅を離れる。 さあ歩くぞ!
(中)ツボ足で十分だろうと思って歩き出したものの、そこそこ踏み固められた雪面は滑るので200M程歩いてクランポン装着。
(右)直近に雪が降ったこともないのだろう、道はハッキリしてて歩きやすい。
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(左)木の間から西穂高岳が見えた!そしてこの青空!テンションが上がらない筈がない!!
(右)山ガール(今は死語か?)2人。
西穂山荘着
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向こうに見えるは乗鞍岳、山荘の屋根の向こうに見えるは焼岳。
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誰かさんがこしらえたダルマ。
それにしても天気が素晴らしい!
日差しはサンサンと降りそそぎ、風は微風。
こんな穏やかな天気ってラッキーだ。
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こちら笠ヶ岳。
ライブカメラで見た青い空と景色がここにある。
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こちら独標~西穂高岳。
ここら辺りからだっけな独標に立つ柱が見えた。
で、独標を目的地としていた私だが、このスッキリクッキリ見える西穂高岳を見て独票を越して行けるんじゃないかとか思い始めてしまう。
そしてこの時は行けるところまで行こうと歩く。
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まるで山頂に着いたかのような写真w
でもまだまだ。
向こうには笠ヶ岳から双六まで一望。
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山小屋泊まりで西穂まで行ってこられた方に撮ってもらった。
会う人みな声が弾んでいてその満足度が高いのを感じる。
そりゃ、この天気だと声も弾むわ♪
この日のウェアはフラッドラッシュスキンメッシュT→アザージップトップ→ファングジャケットの定番レイヤリング。
天気予報から風を防ぎながら汗抜け性を優先させたいつものソフトシェルを使ったレイヤリングである。
下はこれまたいつものガンマSKソフトシェルパンツで、これまたいつもだがゲイターは無し。
気温も高めだったからか(気温は-4~-7度くらいか?)ウェアのレイヤリングはこれで問題なかった。
しかしビーニーとグローブはさすがにいつものものでは頼りなかった。
樹林帯を歩いていた時は薄手のバタービーニーで十分だったが、山荘を越えてからは僅かに吹く風でさえ強烈に冷たくスペアのニットビーニーに被り直した。
またグローブもいつもの中厚のものでは指先が冷えて仕方ないので、ポーラテックのウィンドブロックアクトを使った防風仕様に替えた。
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こちらの景色も素晴らしい。
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独標とその先。
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眼下には上高地や大正池が。
この写真ではわからないが、バスターミナル、河童橋も目視。
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いよいよ独標近くへ。
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(左)独標真下。
岩には雪が少なく、一瞬クランポン外した方がいいんじゃないかという考え浮かんだが、やっぱりそれはあり得ない。
登ってる最中はなかなか怖いので下を見ない振り返らないことにして足元とその足を掛ける位置を選ぶことに集中した。
(右)登って降りた小ピークを振り返る。
この小ピークもなかなか怖い。
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独標着。
誰も居ない、独占!
山小屋泊まりの人達は西穂まで行った人独標までの人皆降りてきた。
先に行っているのは同じロープウェイに乗った山好きのナイスガイ一人のみ。
そして後続者はまだ来ない。
独標に登るのに順番待ちだとか数珠繋ぎみたいな話しを見聞きするのに嫌気が差してここには来なかったというそんな理由もあるのだが、この日(このシーズン中こんなものか?)はそんなことなくこの最高の天気の中独標独り占め!
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サイコ―!
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非日常、この景色を見に来ました!
で、この見えるピークの先をズームすると、
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山好きのナイスガイがもうあんなところに。
足速い!
で、自分はどうするか考える。
時間は11時半過ぎ、この最高の天気、まだ先に進む体力気力はある。
しかし正直この先は独標を超える岩場の連続、それを幾つも越えていかなければならず緊張度は高い。
先は近いようで遠い。
あの足の速いナイスガイに追いつけるとは到底思えないし、進んだとしても西穂高岳山頂までは辿り着けると思えない。
帰りのロープウェイの時間も気になる。
行けるところまで行くか、ここでヤメとくか思案。
結局、行けるところまで行っても西穂高岳までは行けずそこに達成感は生まれず、むしろ残念感が残ってしまうかもしれない。
それなら独標まで行ったという今の満足感を優先しよう。
ということに落ち着き先に進むことはやめた。
そう決めたら一人独標で景色堪能。
先に降りてきた人も言っていたが、独標はこの岩のてっぺんなのに先に歩いてきた稜線より風弱め。
おにぎり食ってレモンティ飲んで、アンパン食ってくつろぐ。
幸いにして私の後ろに人は来ない。
まさに独り占め。
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独標にしてこの高度感、先の岩場に進むとどんな高度感なのだろう?
怖くて写真なんか撮ってらんないかな?
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ヴェクター優秀!
そして気付けば時間はお昼12時を回ってここに40分近く滞在していた。
登って来た方面を見るとチラホラ人影が見え出し、こちらにやって来る。
岩場ですれ違うのも難儀なので、もったいない気分がまだするが下りるとした。
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雪の季節は遠くでも歩く人影を確認できるのが面白い。
独標を下り暫くすると一気にガスが沸いてきてその独標も見えなくなるほどになる。
「ああ、オレはなんてタイミングよく登っていたのだ」と思わずにはいられなかった。
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樹林帯でパスした女子二人は結局独標登らず下山してた。
そういえば会う人皆ヘルメット装着で、被ってないのは私ぐらいな気がして、なんか違反でもしているかのような気分であったw
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風は若干吹いているのだが終始この場所にしてはかなり穏やか。
でも場所によってはジャケットの襟を立てフードを被らないと顔が冷たくて仕方ない。
また、雪があるといってもご覧のとおり草木が出ているところもあって例年を知らないけど雪は少なめだと思う
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下りるときは何度も何度も何度も振り返ってその山容を眺めた。
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まだ雪深い双六方面。
谷には雪崩の後も見える。
しかし今年の春は早く暖かい、雪解けも早いのかな?
時間を掛けて景色楽しみながら歩いたがそれでも下りは早い。
西穂山荘まで下りたら、話題の西穂ラーメンを食べるべく山荘に入って休憩。
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(左)ラーメンは塩っ辛いと聞いていたが、私はそんなに気にならなかった。
(右)山荘を出た後は樹林帯をゆっくり歩き、時折木々の間から見える山々を何度も振り返り見ながら下りた。
そしてロープウェイに近づいてきた頃、足の速い山好きのナイスガイがあっという間に近づいてきて挨拶&世間話。
西穂高岳まで往復してそこで追いつかれた、どんだけ足速いの?
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ロープウェイ乗り場では外人観光客たちが展望台にわんさかいて賑やか。
自撮り棒を使ってる人たち久しぶりに見た気がする。
ロープウェイ内ではまた足の速い山好きのナイスガイと会ったので山の話しをしながら「イイ時に来た」とお互い確認。
なんでも長野松本の近くに住んでて八ヶ岳がホームでよく歩いているらしい、羨ましい環境だ。
北アルプスも幾度か来ているようでルートの話しなどで話題も弾む。
そして駐車場まで一緒に歩きながら「今度また山で会いましょう」と言って別れた。
また山で会えたらおもしろいな。
山を下りてからは片付けをして、一瞬釣りに入るかと川を歩くことを考えたが周辺はまだ禁漁のようだったしそれは諦め温泉へと移動。
その温泉は周辺で入るかと思ったが、硫黄臭する温泉に浸かりたいと思ったので定番の平湯の森へ。
そういえば駐車場に戻ると置いていってた仕事携帯に4件の電話が掛かってきていてウンザリ。
もって行かなくて良かった。
しかしコレで仕事のことを思い出してしまってせっかくの温泉が少しイヤな気分に。
それでも温泉にはサウナ7分×2含む1時間半浸かり満喫。
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(左)新穂高駐車場を離れる前に記念撮影。
(中)ド定番、平湯の森。
(右)東海北陸自動車道ひるがのSAにて。背後にはスキー場の明かりが見える。
温泉を出てからは高山へ向かい、高山の王将で午後6時半頃に晩飯を食い、向かいにあったスーパーで明日の朝飯と行動食のパンなどを買い込み石徹白へ車を走らせた。
次の日のプランは勝手知ったる野伏ヶ岳登山だ!
ということで2日連チャンの雪山歩きなのだ!
白山中居神社には午後8時半頃着。
腹も満たされていたのでそそくさと寝床を作り9時過ぎにはシュラフに潜り込み寝た。
一日目終了。
先週も連休で泊りでの雪山行きを計画していたが、雨により中止。
せっかくの貴重な連休がパー。
そうこうしているうちに2月だというのに3月並の暖かさになってしまって雪山遊びがだんだん危うい状態になってきた。
県内はもうダメ、お隣の岐阜県でも場所によってはもう期待できない。
まだ2月なのに最早積雪期ではない、残雪期になってしまった。
これはマズイ、ヒッジョーにマズイ。
雪山テント泊もしていなければガッツリ記憶に残るような日帰り雪山行きもない、そして何と言ってもまだ3回しか行けてないのにこのままシーズンを終えてしまうのはあまりにも残念。
なんとかしなければ・・・と考えていて行き着いたのが西穂独標行き。
長年、行こう、行きたいと考えつつも「遠い、時間掛かる、金掛かる、しかも私には危ないかもしれない、、、」と二の足を踏んでいたがもうそんなこと言ってらんない、行くなら今、今が行き時、行くならここしかない、この冬のメインイベントにする!
ということで準備。
日帰りの雪山パックとその他道具とウェアを準備。
そしてせっかくの連休、そして遠出なので日帰りにしてしまうのはもったいない、もうひとつイベントこしらえて2日間を満喫するプランに。
車中泊セットも準備。
更には渓流解禁した長良川での釣りまで想定し釣り道具も積んで出発。
そんなことで月曜日の夜、仕事から帰ったら忘れ物無いよう準備してそれをクルマに積み込み、仮眠を取って午前3時10分自宅を出発。
高速道路代を節約するために湖岸道路から米原、関ヶ原を抜け国道県道を繋ぎ東海北陸自動車道の関ICより高速へ入る。
ところで自宅最寄のICから名神に入ると大垣IC~一宮JCTまでえらく遠回りさせられる感がしてイヤなので使わない。
ちなみに自宅~関ICまで下道で過去最速の2時間で行けた。
そして東海北陸自動車道を快適に走り、ひるがのSAでトイレ休憩を一回挟んだ以外ノンストップで新穂高ロープウェイへ7時20分着。
グーグルマップ検索で4時間20分、ナビ検索で5時間30分と出てたところを(高速道路使用)一般道を多く走りながら4時間10分で着いた。
早朝走行の甲斐がある。
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(左)同一車線自動運転技術プロパイロットで高速道路を走る。交通量の少ないこの時間帯は使い勝手よく思いのほかラク♪
(中)新穂高駐車場にて。白い雲が下まで降りて来てて青空はひとかけらも見えない。
(右)いざロープウェイ乗り場へ!
さて、始発のロープウェイが9時だから少し早くついてしまったが問題は無い。
クルマは登山者用の駐車場へ入れ、トイレで出すもん出してクルマの中で少し待機。
ところでこの時、山はガスガスで何も見えずガッカリしてた。
がしかし待機中にスマホで西穂のライブカメラを見ると真っ青な空が映し出され感激、雲は雲海みたいなもんで下に降りてるがその上は快晴というパターン。
願ったりかなったり、8時15分にクルマから出てウェア着込んでザックの中身をチェックし8時半過ぎにクルマを離れロープウェイ乗り場へ。
平日だから観光客は少なめだろうと思いつつも、昨今の外人観光客が大挙してくるのを警戒し早めに並んだ。
しかしそれでも中国人と思われる一行が既に居て、他にこの時点で登山者4パーティの7名、そして9時前には外国人観光客の団体が一気に押し寄せ100名超が並んだ。
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(左)第1ロープウェイを降り第2ロープウェイのしらかば平駅で乗り換え。前を行くのは下山時に再び会って話すことになる山好きのナイスガイ。
(中)ロープウェイで一気に高度を上げる。
(右)西穂高口駅に着いたときのヴェクターの表示、なかなか優秀。
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(左)西穂高口駅を離れる。 さあ歩くぞ!
(中)ツボ足で十分だろうと思って歩き出したものの、そこそこ踏み固められた雪面は滑るので200M程歩いてクランポン装着。
(右)直近に雪が降ったこともないのだろう、道はハッキリしてて歩きやすい。
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(左)木の間から西穂高岳が見えた!そしてこの青空!テンションが上がらない筈がない!!
(右)山ガール(今は死語か?)2人。
西穂山荘着
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向こうに見えるは乗鞍岳、山荘の屋根の向こうに見えるは焼岳。
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誰かさんがこしらえたダルマ。
それにしても天気が素晴らしい!
日差しはサンサンと降りそそぎ、風は微風。
こんな穏やかな天気ってラッキーだ。
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こちら笠ヶ岳。
ライブカメラで見た青い空と景色がここにある。
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こちら独標~西穂高岳。
ここら辺りからだっけな独標に立つ柱が見えた。
で、独標を目的地としていた私だが、このスッキリクッキリ見える西穂高岳を見て独票を越して行けるんじゃないかとか思い始めてしまう。
そしてこの時は行けるところまで行こうと歩く。
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まるで山頂に着いたかのような写真w
でもまだまだ。
向こうには笠ヶ岳から双六まで一望。
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山小屋泊まりで西穂まで行ってこられた方に撮ってもらった。
会う人みな声が弾んでいてその満足度が高いのを感じる。
そりゃ、この天気だと声も弾むわ♪
この日のウェアはフラッドラッシュスキンメッシュT→アザージップトップ→ファングジャケットの定番レイヤリング。
天気予報から風を防ぎながら汗抜け性を優先させたいつものソフトシェルを使ったレイヤリングである。
下はこれまたいつものガンマSKソフトシェルパンツで、これまたいつもだがゲイターは無し。
気温も高めだったからか(気温は-4~-7度くらいか?)ウェアのレイヤリングはこれで問題なかった。
しかしビーニーとグローブはさすがにいつものものでは頼りなかった。
樹林帯を歩いていた時は薄手のバタービーニーで十分だったが、山荘を越えてからは僅かに吹く風でさえ強烈に冷たくスペアのニットビーニーに被り直した。
またグローブもいつもの中厚のものでは指先が冷えて仕方ないので、ポーラテックのウィンドブロックアクトを使った防風仕様に替えた。
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こちらの景色も素晴らしい。
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独標とその先。
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眼下には上高地や大正池が。
この写真ではわからないが、バスターミナル、河童橋も目視。
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いよいよ独標近くへ。
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(左)独標真下。
岩には雪が少なく、一瞬クランポン外した方がいいんじゃないかという考え浮かんだが、やっぱりそれはあり得ない。
登ってる最中はなかなか怖いので下を見ない振り返らないことにして足元とその足を掛ける位置を選ぶことに集中した。
(右)登って降りた小ピークを振り返る。
この小ピークもなかなか怖い。
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独標着。
誰も居ない、独占!
山小屋泊まりの人達は西穂まで行った人独標までの人皆降りてきた。
先に行っているのは同じロープウェイに乗った山好きのナイスガイ一人のみ。
そして後続者はまだ来ない。
独標に登るのに順番待ちだとか数珠繋ぎみたいな話しを見聞きするのに嫌気が差してここには来なかったというそんな理由もあるのだが、この日(このシーズン中こんなものか?)はそんなことなくこの最高の天気の中独標独り占め!
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サイコ―!
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非日常、この景色を見に来ました!
で、この見えるピークの先をズームすると、
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山好きのナイスガイがもうあんなところに。
足速い!
で、自分はどうするか考える。
時間は11時半過ぎ、この最高の天気、まだ先に進む体力気力はある。
しかし正直この先は独標を超える岩場の連続、それを幾つも越えていかなければならず緊張度は高い。
先は近いようで遠い。
あの足の速いナイスガイに追いつけるとは到底思えないし、進んだとしても西穂高岳山頂までは辿り着けると思えない。
帰りのロープウェイの時間も気になる。
行けるところまで行くか、ここでヤメとくか思案。
結局、行けるところまで行っても西穂高岳までは行けずそこに達成感は生まれず、むしろ残念感が残ってしまうかもしれない。
それなら独標まで行ったという今の満足感を優先しよう。
ということに落ち着き先に進むことはやめた。
そう決めたら一人独標で景色堪能。
先に降りてきた人も言っていたが、独標はこの岩のてっぺんなのに先に歩いてきた稜線より風弱め。
おにぎり食ってレモンティ飲んで、アンパン食ってくつろぐ。
幸いにして私の後ろに人は来ない。
まさに独り占め。
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独標にしてこの高度感、先の岩場に進むとどんな高度感なのだろう?
怖くて写真なんか撮ってらんないかな?
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ヴェクター優秀!
そして気付けば時間はお昼12時を回ってここに40分近く滞在していた。
登って来た方面を見るとチラホラ人影が見え出し、こちらにやって来る。
岩場ですれ違うのも難儀なので、もったいない気分がまだするが下りるとした。
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雪の季節は遠くでも歩く人影を確認できるのが面白い。
独標を下り暫くすると一気にガスが沸いてきてその独標も見えなくなるほどになる。
「ああ、オレはなんてタイミングよく登っていたのだ」と思わずにはいられなかった。
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樹林帯でパスした女子二人は結局独標登らず下山してた。
そういえば会う人皆ヘルメット装着で、被ってないのは私ぐらいな気がして、なんか違反でもしているかのような気分であったw
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風は若干吹いているのだが終始この場所にしてはかなり穏やか。
でも場所によってはジャケットの襟を立てフードを被らないと顔が冷たくて仕方ない。
また、雪があるといってもご覧のとおり草木が出ているところもあって例年を知らないけど雪は少なめだと思う
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下りるときは何度も何度も何度も振り返ってその山容を眺めた。
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まだ雪深い双六方面。
谷には雪崩の後も見える。
しかし今年の春は早く暖かい、雪解けも早いのかな?
時間を掛けて景色楽しみながら歩いたがそれでも下りは早い。
西穂山荘まで下りたら、話題の西穂ラーメンを食べるべく山荘に入って休憩。
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(左)ラーメンは塩っ辛いと聞いていたが、私はそんなに気にならなかった。
(右)山荘を出た後は樹林帯をゆっくり歩き、時折木々の間から見える山々を何度も振り返り見ながら下りた。
そしてロープウェイに近づいてきた頃、足の速い山好きのナイスガイがあっという間に近づいてきて挨拶&世間話。
西穂高岳まで往復してそこで追いつかれた、どんだけ足速いの?
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ロープウェイ乗り場では外人観光客たちが展望台にわんさかいて賑やか。
自撮り棒を使ってる人たち久しぶりに見た気がする。
ロープウェイ内ではまた足の速い山好きのナイスガイと会ったので山の話しをしながら「イイ時に来た」とお互い確認。
なんでも長野松本の近くに住んでて八ヶ岳がホームでよく歩いているらしい、羨ましい環境だ。
北アルプスも幾度か来ているようでルートの話しなどで話題も弾む。
そして駐車場まで一緒に歩きながら「今度また山で会いましょう」と言って別れた。
また山で会えたらおもしろいな。
山を下りてからは片付けをして、一瞬釣りに入るかと川を歩くことを考えたが周辺はまだ禁漁のようだったしそれは諦め温泉へと移動。
その温泉は周辺で入るかと思ったが、硫黄臭する温泉に浸かりたいと思ったので定番の平湯の森へ。
そういえば駐車場に戻ると置いていってた仕事携帯に4件の電話が掛かってきていてウンザリ。
もって行かなくて良かった。
しかしコレで仕事のことを思い出してしまってせっかくの温泉が少しイヤな気分に。
それでも温泉にはサウナ7分×2含む1時間半浸かり満喫。
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(左)新穂高駐車場を離れる前に記念撮影。
(中)ド定番、平湯の森。
(右)東海北陸自動車道ひるがのSAにて。背後にはスキー場の明かりが見える。
温泉を出てからは高山へ向かい、高山の王将で午後6時半頃に晩飯を食い、向かいにあったスーパーで明日の朝飯と行動食のパンなどを買い込み石徹白へ車を走らせた。
次の日のプランは勝手知ったる野伏ヶ岳登山だ!
ということで2日連チャンの雪山歩きなのだ!
白山中居神社には午後8時半頃着。
腹も満たされていたのでそそくさと寝床を作り9時過ぎにはシュラフに潜り込み寝た。
一日目終了。
実は私もPEANA2さん
が登った翌日、独標or乗鞍
予定だったのですが、下り坂っぽいので
予定変更しました。
やはり北アはダイナミック!
その日は別な山を歩いてましたが、予報通り雲多く暗かったのでちょっと残念なことになってたかもしれません。
良い判断!
西穂まで行った先行者ももう少し雪がある方が歩きやすいと言っていたのも頷けます。