3●歳になる誕生日休暇の日、一人でお山登りに出かけた。
行き先は岐阜県谷汲にある妙法ヶ岳で、横蔵寺→妙法ヶ岳→華厳寺を縦走するルートをとる。
クルマは横蔵寺にデポし、縦走して華厳寺に下りてからは路線バスを利用しクルマのある横蔵寺に戻るという理想的なパターン。
ピストンしないというのは非常に楽しい♪
(写真左) 当日朝の気温はかなり低く、クルマをデポする横蔵寺に着いた時の気温は0度。
麓でこの気温ということはお山の中は氷点下であることが容易に想像される。
しかもここで既に雪が残っている。お山の上は雪模様なのか?
などと気温などのことを考えるとょっと怯むが、なかなか無い機会なのでブーツ履いてウェアを着込みバックパックを背負ってポールを手に出発する。
(写真右) せっかくなので横蔵寺にお参り。
ここのお寺はその昔の僧侶のミイラがあることで有名。
(写真左) 大雑把なルートマップを元に登り始め最短ルートをとると道が険しく、雪が被っているためロストしそうになり焦る。
それでもズンズン歩くと小さい川に掛かった橋が倒木によって割れ落ちていた。
「え、どうすんのコレ!?雪も被ってるし危ないやんけ」と思いながら這いつくばってクリア。
斜度は更にきつくなり道は狭くなり、マスマス不安になりながら登っていくと、またもや橋が崩落している現場に遭遇。
今度は落差2.5M程あるが、引き返すのはイヤなので何とか上り下りできるところを見つけてクリア。
こんな状況なので心理的に焦って写真を撮ることをすっかり忘れていた。
(写真右) ゼーゼー言いながら登っていくと、林道に出た。
林道があるということは迂回するルートがあったということ。
私が出てきたところにはロープが張られ「岩崩落に付き進入禁止」となっていた(汗)入り口にも書いといてくれ。
ここより写真左手の階段を上り尾根道の東海自然歩道を歩く。
(写真左) 尾根道はキレイに積雪している。その深さは4CMぐらいから深いところで13CMぐらいといったところ。
(写真右) 山の合間より横蔵の集落が見えた。
(写真左) 新雪につくウサギの足跡発見。こういうのも山歩きの楽しみですな♪
(写真右) 新雪の歩きやすい尾根道をサクサク歩く。自分の専用道みたいでとっても楽しい♪
雪で地面が見えないためトレッキングポールが地面状況を知るアンテナとしてすごい役に立ってくれてます。
もちろん滑って転けないようにするための道具としても役立ってます。買って良かったとつくづく思いました。
備忘録 : 当日のウェア (山中の気温ほぼ氷点下と思われる)
上半身 速乾半袖アンダーTシャツ → MAMMUTフリース → MAMMUTゴアテックスジャケット。
出発時はネルシャツを1枚着込んでいたが登山開始10分後暑くて脱いだ。以降一回も着ることナシ。
下半身 綿イージーパンツのみ。
(写真左) 一番雪深かった北斜面のポイント。ここで積雪13CMぐらい。
こういう北斜面は風がメチャ強いので雪が付きやすいのが分かります。「ゴー」という風の音が凄くて怖いくらいの時もありました。
(写真右) 誰の足跡も無い新雪を歩くのはホンマ楽しい♪ 山用ブーツ買ってよかった。浸水もしないし冷たいことすらない。
尾根道を登ったり降りたりを繰り返しながら妙法ヶ岳の山頂三角点に到着!
山頂にて一人バンザイ(笑)
(写真左) 木に掛かっていたプレート。
(写真左) GPSの記録を撮る。標高の誤差ほぼ1M!
標高はご覧の通り大したことのない低山で雪がなければ道もハードではない筈ですが、その雪のお陰でメチャメチャ楽しんでます。
山頂の眺望が良いことはなかったのは残念かな。
一応遠くの山々も見えるけど、雪が降ったりしているようでクッキリハッキリは見えなかったです。
さて、ここで昼食のカップラーメンを食べるか悩むが、バスの時間もあるためおにぎりだけを食べて再出発する。
しかし下り初めて暫くしてから急いで帰ってももったいないという気持ちが湧き、止まってお湯湧かしてラーメンを食べることにした。
(写真左) コレもお山登りの楽しみの一つ。カップラーメンは味気ないですけどね(苦笑)
気温が低すぎるからかコンロになかなか火が付かず手こずった。
(写真右) 腹ごしらえも終えて再出発。尾根道は標高600~650M辺りを歩きます。
防寒グローブがないので、前回までの軍手に替えて今回はMTB用グローブを使ってみた。
使用感はポールを握るのには掴みやすく滑りにくいので良いけど、軍手よりもポールのストラップに手を通しにくいのが×。
(写真左) いよいよ下り出すと斜度のキツイ階段が続く。
(写真右) 降りるにしたがってみるみる間に雪が減っていった。
(写真左) 木々が開けたところでは眼下に谷汲村が見える、その遠く向こうは大垣くらいかな?
こちらの方は北方面の山々と違って雪雲もなく気持ちよく晴れてますね。
(写真右) 谷汲山 奥之院に到着。
ここから下に降りるまで32の仏様が道中の所々に奉られています。
(写真左) その仏様の一つ。
(写真右) 華厳寺山門に到着!ゴールです!!
横蔵寺出発 10:35 → 妙法ヶ岳山頂13:35 → 華厳寺山門到着15:06
トータル4時間41分ほどの山行きでした。
事前リサーチではもっと少ない時間で歩けるつもりでしたが、雪のため足が遅くなったのと、至るところで止まっては休憩して写真撮ってたので予想以上に時間かかりました。
でも雪のお陰で楽しさは3倍増しといったところで満足です。
(写真左) だ~れもいない参道で記念写真を撮り、縦走を終えた余韻に浸ってます。
そして「バスの時間まであと少しだよな~」と思いながらテクテク歩き、プリントアウトしていたバスの時刻表を何気なく開いてみる。
するとバスの時間まであと4分しかない!!ことに気付く
「ヤバイ!ヤバ過ぎる!!」
「これを逃したら次のバスまで1時間半ほど待たなければならない!!」
脚の故障箇所がまだ完全でなく走ると痛みがあったのだが、走る、走る、走る。
するとかなり前方にバスが入って来るのが見えた。
「バス停あんなに遠いのか?」「こりゃますますヤバイ!」とひたすら走る、走る、走る。
随分近付いたと思ったら、今度はバスが出ていくではないか!
「ま、待ってくれー!!!!」と走りながら縮めて手に持っていたポールを思い切り振りながらバスの背後から走っていくが、止まってくれる気配がない。
なんとか止めなければ!!と更に走る、走る、走る。
すると信号でバスが止まった!これ幸いともう一頑張り走ってバスの横について運転手にアピールし、ドアを開けてもらい何とか乗車。
「あ~よかった~」と最後の最後にオチがありました・・・
(写真右) ギリギリ乗り込んだ名阪近鉄バスのコミュニティバス車内にて。
華厳寺→横蔵寺 ¥100 メチャメチャリーズナブル。
運転手さん、ありがとう。
でも、もうちょっと早く気付いてくれよ。。。
結局、道中最後の最後まで誰一人として別のハイカーに会うこともなく足跡を見かけることもありませんでした。
ま、こんな時期の平日、しかも雪残っているようなルートを歩く人はいないってことですかね(笑)
でもそのお陰で十分すぎるほど楽しめました。
天気も良く新雪の道を歩くことを楽しめ、行って良かった。
お山登りハマってきました。
楽しいです。
今回歩いたルートのGPS記録はこちら。
その標高グラフはこちら。
カシミール3Dによる鳥瞰図はこちら。
行き先は岐阜県谷汲にある妙法ヶ岳で、横蔵寺→妙法ヶ岳→華厳寺を縦走するルートをとる。
クルマは横蔵寺にデポし、縦走して華厳寺に下りてからは路線バスを利用しクルマのある横蔵寺に戻るという理想的なパターン。
ピストンしないというのは非常に楽しい♪
(写真左) 当日朝の気温はかなり低く、クルマをデポする横蔵寺に着いた時の気温は0度。
麓でこの気温ということはお山の中は氷点下であることが容易に想像される。
しかもここで既に雪が残っている。お山の上は雪模様なのか?
などと気温などのことを考えるとょっと怯むが、なかなか無い機会なのでブーツ履いてウェアを着込みバックパックを背負ってポールを手に出発する。
(写真右) せっかくなので横蔵寺にお参り。
ここのお寺はその昔の僧侶のミイラがあることで有名。
(写真左) 大雑把なルートマップを元に登り始め最短ルートをとると道が険しく、雪が被っているためロストしそうになり焦る。
それでもズンズン歩くと小さい川に掛かった橋が倒木によって割れ落ちていた。
「え、どうすんのコレ!?雪も被ってるし危ないやんけ」と思いながら這いつくばってクリア。
斜度は更にきつくなり道は狭くなり、マスマス不安になりながら登っていくと、またもや橋が崩落している現場に遭遇。
今度は落差2.5M程あるが、引き返すのはイヤなので何とか上り下りできるところを見つけてクリア。
こんな状況なので心理的に焦って写真を撮ることをすっかり忘れていた。
(写真右) ゼーゼー言いながら登っていくと、林道に出た。
林道があるということは迂回するルートがあったということ。
私が出てきたところにはロープが張られ「岩崩落に付き進入禁止」となっていた(汗)入り口にも書いといてくれ。
ここより写真左手の階段を上り尾根道の東海自然歩道を歩く。
(写真左) 尾根道はキレイに積雪している。その深さは4CMぐらいから深いところで13CMぐらいといったところ。
(写真右) 山の合間より横蔵の集落が見えた。
(写真左) 新雪につくウサギの足跡発見。こういうのも山歩きの楽しみですな♪
(写真右) 新雪の歩きやすい尾根道をサクサク歩く。自分の専用道みたいでとっても楽しい♪
雪で地面が見えないためトレッキングポールが地面状況を知るアンテナとしてすごい役に立ってくれてます。
もちろん滑って転けないようにするための道具としても役立ってます。買って良かったとつくづく思いました。
備忘録 : 当日のウェア (山中の気温ほぼ氷点下と思われる)
上半身 速乾半袖アンダーTシャツ → MAMMUTフリース → MAMMUTゴアテックスジャケット。
出発時はネルシャツを1枚着込んでいたが登山開始10分後暑くて脱いだ。以降一回も着ることナシ。
下半身 綿イージーパンツのみ。
(写真左) 一番雪深かった北斜面のポイント。ここで積雪13CMぐらい。
こういう北斜面は風がメチャ強いので雪が付きやすいのが分かります。「ゴー」という風の音が凄くて怖いくらいの時もありました。
(写真右) 誰の足跡も無い新雪を歩くのはホンマ楽しい♪ 山用ブーツ買ってよかった。浸水もしないし冷たいことすらない。
尾根道を登ったり降りたりを繰り返しながら妙法ヶ岳の山頂三角点に到着!
山頂にて一人バンザイ(笑)
(写真左) 木に掛かっていたプレート。
(写真左) GPSの記録を撮る。標高の誤差ほぼ1M!
標高はご覧の通り大したことのない低山で雪がなければ道もハードではない筈ですが、その雪のお陰でメチャメチャ楽しんでます。
山頂の眺望が良いことはなかったのは残念かな。
一応遠くの山々も見えるけど、雪が降ったりしているようでクッキリハッキリは見えなかったです。
さて、ここで昼食のカップラーメンを食べるか悩むが、バスの時間もあるためおにぎりだけを食べて再出発する。
しかし下り初めて暫くしてから急いで帰ってももったいないという気持ちが湧き、止まってお湯湧かしてラーメンを食べることにした。
(写真左) コレもお山登りの楽しみの一つ。カップラーメンは味気ないですけどね(苦笑)
気温が低すぎるからかコンロになかなか火が付かず手こずった。
(写真右) 腹ごしらえも終えて再出発。尾根道は標高600~650M辺りを歩きます。
防寒グローブがないので、前回までの軍手に替えて今回はMTB用グローブを使ってみた。
使用感はポールを握るのには掴みやすく滑りにくいので良いけど、軍手よりもポールのストラップに手を通しにくいのが×。
(写真左) いよいよ下り出すと斜度のキツイ階段が続く。
(写真右) 降りるにしたがってみるみる間に雪が減っていった。
(写真左) 木々が開けたところでは眼下に谷汲村が見える、その遠く向こうは大垣くらいかな?
こちらの方は北方面の山々と違って雪雲もなく気持ちよく晴れてますね。
(写真右) 谷汲山 奥之院に到着。
ここから下に降りるまで32の仏様が道中の所々に奉られています。
(写真左) その仏様の一つ。
(写真右) 華厳寺山門に到着!ゴールです!!
横蔵寺出発 10:35 → 妙法ヶ岳山頂13:35 → 華厳寺山門到着15:06
トータル4時間41分ほどの山行きでした。
事前リサーチではもっと少ない時間で歩けるつもりでしたが、雪のため足が遅くなったのと、至るところで止まっては休憩して写真撮ってたので予想以上に時間かかりました。
でも雪のお陰で楽しさは3倍増しといったところで満足です。
(写真左) だ~れもいない参道で記念写真を撮り、縦走を終えた余韻に浸ってます。
そして「バスの時間まであと少しだよな~」と思いながらテクテク歩き、プリントアウトしていたバスの時刻表を何気なく開いてみる。
するとバスの時間まであと4分しかない!!ことに気付く
「ヤバイ!ヤバ過ぎる!!」
「これを逃したら次のバスまで1時間半ほど待たなければならない!!」
脚の故障箇所がまだ完全でなく走ると痛みがあったのだが、走る、走る、走る。
するとかなり前方にバスが入って来るのが見えた。
「バス停あんなに遠いのか?」「こりゃますますヤバイ!」とひたすら走る、走る、走る。
随分近付いたと思ったら、今度はバスが出ていくではないか!
「ま、待ってくれー!!!!」と走りながら縮めて手に持っていたポールを思い切り振りながらバスの背後から走っていくが、止まってくれる気配がない。
なんとか止めなければ!!と更に走る、走る、走る。
すると信号でバスが止まった!これ幸いともう一頑張り走ってバスの横について運転手にアピールし、ドアを開けてもらい何とか乗車。
「あ~よかった~」と最後の最後にオチがありました・・・
(写真右) ギリギリ乗り込んだ名阪近鉄バスのコミュニティバス車内にて。
華厳寺→横蔵寺 ¥100 メチャメチャリーズナブル。
運転手さん、ありがとう。
でも、もうちょっと早く気付いてくれよ。。。
結局、道中最後の最後まで誰一人として別のハイカーに会うこともなく足跡を見かけることもありませんでした。
ま、こんな時期の平日、しかも雪残っているようなルートを歩く人はいないってことですかね(笑)
でもそのお陰で十分すぎるほど楽しめました。
天気も良く新雪の道を歩くことを楽しめ、行って良かった。
お山登りハマってきました。
楽しいです。
今回歩いたルートのGPS記録はこちら。
その標高グラフはこちら。
カシミール3Dによる鳥瞰図はこちら。