H6年
思い手放し禅に近づく
たとい人間世界という
家の中に住むにしろ
できるだけ窓一杯開け放ち
人間的思いで汚染されぬ
新鮮な大気で呼吸しよう
その時生(なま)のいのちで復活(よみがえ)る
H7年
人生遊行期
今はもう
世間凡ては
遠のいて
ただ自己ぎりの
自己のうち
南無仏念じ
安らいと
生き甲斐もって
遊びつつ
生死一つの
いのち深さ行く