H10年
生と死と二つそのまま わがいのち
この二にして一が いのちの深さ
いのちもていのちを拝む 安らかさ
楽しく拝み いのち深さ行く
この年、3月13日に老師は示寂されました。11日に、私と小山さん(澤木老師の在家弟子)と2人で老師を訪ね1時間程話をさせていただきましたが、思ったより元気そうで何よりと思っていたところ、夜半に倒れられ2日後に亡くなられたのですが、訃報を聞き驚きました。最後の客になってしまったのです。
小山さんはS45年秋頃本屋で澤木老師の全集本を何冊かまとめ買いしていた時に、それを見て京都にあった安泰寺で内山老師が参禅会をされている案内チラシをくださった人です。最初に内山老師に会うきっかけを作ってくださり、最後にお別れする時も一緒、不思議な縁を感じてしまうお人です。