恵比寿駅発行 3社連絡券

昭和60年12月に山手線恵比寿駅で発行された、3社連絡乗車券です。
相互式のB型常備券で、一見すると単なる連絡乗車券か通過連絡乗車券に見えますが、正真正銘3社連絡券です。

   images (恵比寿駅発行3社連絡券)

乗車経路は、恵比寿駅~山手線経由渋谷駅乗換え~京王井の頭線経由下北沢駅乗換え~小田急線経由祖師ヶ谷大蔵駅ゆきとなっています。
2回の乗換えは少々面倒くさいですが、新宿駅を経由して小田急線に乗るよりは10分から15分くらいは早いようです。
運賃を現在の運賃表で検索しますと、新宿駅経由で360円なのに対し、井の頭線経由にしても390円でその差は30円であり、個人差はあるでしょうが、比較的コストパフォーマンスの高い経路選択であるかと思われます。

   images (下溝駅発行3社連絡券)

他の例として、相模線各駅から小田急線厚木駅~海老名駅間を経由し、相模鉄道線横浜駅~かしわ台駅間各駅の相互間に設定された3社連絡のための準常備券(準片)があったことは有名ですが、恵比寿駅の券については、わざわざ常備券として設備するほどの需要があったのかどうか定かではありませんが、券番は2桁台であり、それほど多くは発売されていなかったようです。
せっかく設備はされていても特に案内もなかったため、一般の利用客にはあまり知られていなかったのかもしれません。

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