JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
パンチ DE ラリー 各駅の鋏痕
前回に引き続き、「パンチ DE ラリー」ネタです。
今回は、各駅順に全12駅の鋏痕を御紹介していきます。
詳しい考察は後日にするとして、駅によってはパンチが現役当時と同じ鋏痕の駅もあれば、当時の鋏痕ではない駅もあるようです。
① 吉祥寺駅
② 三鷹駅
③ 武蔵境駅
④ 東小金井駅
⑤ 武蔵小金井駅
⑥ 国分寺駅
⑦ 西国分寺駅
⑧ 国立駅
⑨ 立川駅
⑩ 日野駅
⑪ 豊田駅
⑫ 八王子駅
パンチ DE ラリー 各駅の鋏痕 ~その④
前回に引き続き、各駅の鋏痕を観察してみましょう。
⑦ 西国分寺駅
昭和48年4月、武蔵野線の開業と同時にできた新駅で、今回の区間のなかで一番新しい駅です。
残念ながら、同駅の現役時代のパンチの入った乗車券類を持ち合わせておらず、検証ができません。
形は国分寺駅のものと良く似ていますが、国分寺のものは「山」の部分が丸くなっていますが、西国分寺駅のものは尖った形になっています。
⑧ 国立駅
国立駅の鋏痕です。
右下がりの台形で、特に珍しい形ではありません。
⑨ 立川駅
立川駅の鋏痕です。
「三角屋根の家」のような形です。
立川駅は比較的早めに硬券がなくなったようですが、国鉄末期になっても、立川競輪開催時には硬券による臨発が行われていたようです。
⑩ 日野駅
上辺が丸い形で、名鉄線内の駅でよく見られた形です。
残念ながら、同駅の現役時代のパンチの入った乗車券類も持ち合わせておらず、検証ができません。
⑪ 豊田駅
豊田電車区(現・豊田車両センター)のある駅で、駅周辺にはJR官舎が立ち並ぶところです。
“M”型の鋏痕で、全国的に見られる形です。
残念ながら、同駅の現役時代のパンチの入った乗車券類も持ち合わせておらず、検証ができません。
⑫ 八王子駅
最後は、今回のラリーを主催した八王子支社のお膝元である八王子駅です。
“M”型のようですが、左側の山が少々大きい鋏痕です。
しかし、八王子駅の鋏痕には「物言い」がつくほど当時の姿と異なっています。
やはり
現役時代の鋏痕をUPしてみました。
実際の鋏痕は、左側の山は小さく、右側は右上がりの形態になっています。
支社のお膝元である駅であるにも拘らず、現役当時とは鋏痕に明らかな違いがあるところが面白いです。
以上、12駅分の鋏痕を研究してみました。
何駅か鋏痕の形が良く似た駅が存在しますが、中野駅~三鷹駅間には予備鋏以外、各駅の鋏痕が重複しているように感じられます。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
旧年中はいろいろとおせわになりました。来年もよい年をお迎えください。