パンチ DE ラリー 各駅の鋏痕 ~その②

引き続き「パンチ DE ラリー」ネタにお付き合いください。

前回のエントリーにて各駅の鋏痕を御紹介いたしましたが、では、その鋏痕が本当にかつて使われていたパンチの鋏痕と同じなのか、検証してみましょう。


① 吉祥寺駅

まずは吉祥寺駅の鋏痕です。

   

右上がりの階段のような鋏痕です。

   

現役時代のものと比べますと、今回の鋏痕と現役時代の鋏痕は同一の形となっています。


② 三鷹駅

次は三鷹駅の鋏痕です。

   

冠のような形の鋏痕で、同様のものは上野駅でも見られました。

   

現役時代のものと比べますと、今回の鋏痕と現役時代の鋏痕は、三鷹駅分も同一の形となっています。


③ 武蔵境駅

今回のラストは武蔵境駅です。

   

四角い、大変シンプルな鋏痕です。

   

現役時代のものと比べますと、今回の鋏痕と現役時代の鋏痕は同一の形となっていませんでした。

武蔵境駅の本来の鋏痕は硬券のものが正しいようで、ラリー用のものは本来のものと違います。

ラリー用のものは「予備鋏」と言われ、本鋏とは別に設備されていたものです。中央線の各駅では不正乗車摘発のために午前と午後に使用する鋏痕を別のものとし、予備鋏は午前中に使用されていました。

しかし、当時の武蔵境駅の予備鋏は今回のラリーの形ではなく、三角のものであったように記憶しています。
当時の予備鋏は三角か四角のどちらかとなっていましたが、武蔵境駅については三角のものが使用されていたと記憶しております。

   

これは立川駅の予備鋏ですが、武蔵境駅のものはこれと同一の鋏痕であったような気がいたします。

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