いすみ鐵道の急行券・指定席券一葉券 ~大多喜駅発行分

いすみ鐵道の急行券の続きです。


キハ52による臨時急行列車には16席分の指定席スペースが設けられており、指定席を利用するには急行券の他に別途指定席券が必要です。

 

   


こちらが指定席を利用する場合の急行券・指定席券一葉券です。


緑色国鉄地紋のD型券で大人・小児用券となっており、発駅の大多喜と着駅の大原の印刷された常備券です。国鉄時代の昭和50年11月改定以降の三角矢印様式をモデルにしているようです。

国鉄様式ですと、題字の左側に余白があって列車名を記載できるようになっており、料金はライン上ではなく着駅の右側もしくは右下に表記されておりましたので、やはりこちらも「国鉄券に準じたオリジナル様式」といったところでしょうか?


A型急行券では小児断片には発駅が記載されていますが、指定席一葉券の場合は着駅が記載されているのが特徴です。


急行券同様関東交通印刷によって調製されたものと思われる券で、国鉄晩年の東京印刷場の券を彷彿させます。ただし、東京印刷場では「急行券・グリーン券」はD型で調製されましたが「急行券・指定席券」はA型で調製されていましたので、当時のものより堂々とした感があります。

 

   


同駅には急行券同様、小児用券の設備もあります。

小児用券は着駅が記入式となっていますが、大人・小児用券同様に緑色国鉄地紋となっています。

 

   


裏面です。

注意書きが印刷されています。普通急行券に書かれていた、JR線の急行列車には乗車できない旨の文言がありませんが、これは乗車区間が指定されているために必要ないと判断されたのかもしれません。

やはり、急行券同様、なぜか「(いすみ道)」という表記になっています。

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